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【雑感】2020 MD1 ザスパクサツ群馬vsアルビレックス新潟 ~草津よいとこ薬の温泉~

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はい、ご安全に。メキシコちゃんです。

 

せっかく手間暇かけて作った当ブログ、「かわらばんの作成」「Omiya Park Life開設」と同時に更新が止まり、ほぼ下書き執筆用に成り下がってしまっておりました。

 

omiyadangikai.hatenablog.com

 

が、流石に勿体ないのと、他の試合も見ているので主にはメモ・雑感まとめ様にでもするかなという事で、再起動したいと思います。

 

恐らく、ザスパクサツ群馬を中心に書いていくことになろうかと思いますが、まぁあまり拘らず、俺の人生のモットーである適当気楽にやっていこうかなと思いますので、お付き合い頂ければなと思います。

 

といって、Jリーグが中断しているから出来ているだけで、中断が空ければそんな余裕はないと思いますんで、そこんとこよろしくな。

 

以下目次です。

 

 

る舞う形の群馬県

 

さてそんな訳で、開幕して速攻で中断してしまったJリーグ。

 

レビュアー達は他の試合もチェックしようかな等と言ってますが、筆者はそんな意識が高い訳ではないのでのんびり過ごす所存です。

 

が、住んでいる地域と職場を踏まえて流石にこのチームを取り上げんわけにはいかんという事でザスパクサツ群馬です。

 

お前大宮サポやろって話ですが、職場は群馬県なのです。職場にはザスパの選手が写った献血ポスターが飾られております。

 

瀬川ってやつがニッコリ笑ってます。ムカつきますね。

 

ザスパは今年J2に戻ってきました。筆者も昨シーズンは数試合現地に赴き試合を見させて頂いております。ってことで、まずは昨シーズンを簡単に振り返りたいと思いますが、そこまで詳しい訳ではないので悪しからず。

 

布体制2年目となって迎えた2019シーズンは、選手の入れ替わりも激しい手前、序盤はかなり難しい試合が続いたものの、6月以降一気に調子を上げ、どうにかこうにかシーズン2位で昇格を果たしました。

 

昨シーズンまでの特徴、何と言っても得点力でしょう。1試合平均1.7ゴールはリーグ1位。17得点の高澤選手、10得点の青木選手、9得点の加藤潤也選手(因みにアシストも8)。これだけ点取れる選手がいりゃ強いわな。

 

そんでもって、攻撃はカウンターとサイド攻撃がメインでしょうか。守備では前から激しく奪いにも行くし、引いた時は圧縮させてサイドで奪う。所謂、全員攻撃全員守備的なやつ、シーズン終盤にしっかりと体現されている印象を受けました。

 

選手にもフォーカスしてみましょう。

 

高さと決定力のある「ゴールに飢えた狼」こと高澤選手。

www.football-lab.jp

 

ボールの収め役にもなれる「蒼き翔け馬」こと青木選手。

www.football-lab.jp

 

スピードと裏抜け、更には決定的なパスも出せる筆者の押しであり「新ミニ四駆」こと加藤選手。というか新ミニ四駆ってなんだ。

www.football-lab.jp

 

こっちもスピードが持ち味の「サイドを駆ける七色の流聖」こと飯野選手。

www.football-lab.jp

 

良いクロスを放ち、9つのアシストをしている「サイドを切り裂くジャックナイフ」ですべてを察して欲しい吉田(将)選手。

www.football-lab.jp

 

正確なキックが売り、「キックで魅せる攻守両用型要塞」こと吉田(舜)選手。マクロスか。

www.football-lab.jp

 

鹿島アントラーズ出身、地元群馬に帰還した白石麻衣と同じ沼田出身の「タフファンタジスタ」こと田中選手。

www.football-lab.jp

 

などなど・・・って、若くて良い選手すげぇいるなおい!!

 

この他、大宮サポにはお馴染みの福田選手、所謂ダイナモ的な絶対1人は欲しいタイプの姫野選手など、選手は粒ぞろい。こうした選手達の特徴を踏まえ、ソリッドな戦い方を落とし込み、無事昇格する事が出来たというのが昨シーズンでした。

 

さて、この勢いのまま2020シーズンを迎えたい所ですが・・・。

 

都前橋生糸の市

まず布監督が退任されました。これが一番デカい。

 

初のプロチームを率いて2年、J2昇格という目標を果たしたところで、今度はJ1昇格という新たなチャレンジをすることとなりました。

 

そして選手はというと・・・

 

まぁ草刈り場ですわな。

 

www.jsgoal.jp

 

語るのがかったるくなるくらい入れ替わってるので、これ見て下さい(笑)

 

一番のトピックは得点源の高澤選手、チームアシストトップの吉田(将)選手、正確なキックの蹴れる吉田(舜)選手が一気に抜けたこと。これが痛いのはサッカーファンなら分かるでしょう。

 

特にこの3名は大卒ルーキーということで、最早ザスパの宿命とも言える移籍。やむなし(江坂、瀬川、高井・・・)。

 

姫野選手も期限付きが満了し、別チームへ移籍となりました。

 

一方で、青木選手、加藤選手、飯野選手等は残りました。特に加藤選手は移籍するかなと思っていたので、正直よく残したなと思います。

 

 

 

新監督はチームのレジェンド奥野監督。非常に良い積み上げをしてきたチームだけに、レジェンド招聘が果たしてどう転ぶのかは今シーズンのポイントでしょう。

 

更に、GKコーチに元日本代表でOBの小島氏が就任という、大きなニュースもありました。

 

www.sankei.com

 

もう一つ、大宮サポ的にはビッグニュース(?)であった松本強化部長の就任。ご不満ですか?

 

 

 

複雑な思いもありますが、恐らくこの影響を受けて2020シーズンは実績と実力のある選手が多く入りました。特に大前選手(前大宮)、宮阪選手(前松本)、岩上選手(前松本)は目玉補強と言ってもいい。大宮繋がりで言えば高瀬選手、清水選手なんかもそうです。

 

また、YSCCで15得点を挙げた進選手、スピードのあるドリブルが持ち味の白石選手等も加入。抜けた選手達の穴を埋めつつ、J2を知る選手達を加入させることにも成功。

 

割と充実したストーブリーグだったんじゃないかと思います。ただ1点、前線の高さが無いのが気になります。青木選手くらいでしょうかね。

 

この辺も含めてどういう戦い方を見せてくるのか、という所でようやく試合の話に入っていきたいと思います。

 

といいつつ、既に新潟レビュアーの方々が良質記事を書いているので、試合内容を詳しく知りたい方は、そちらを見た方が宜しいかと思います。

 

note.com

 

torifoot.com

 

第1節 アルビレックス新潟

スタメン

スタメンはこちら。

 

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前線2枚、大前選手と進選手は今シーズンの新加入選手。

 

その他、岩上選手、宮阪選手、内田選手、高瀬選手、清水選手が新加入という事で昨シーズンから実に7名の選手が入れ替わる布陣となりました。

 

はて、これで昨シーズンの積み上げはどうなるのかなと思ってみてましたが、まぁあれでしたね。

 

群馬がボール持った時

群馬の攻撃は非常にシンプルなものでした。

 

4-4-2の布陣からそのままSHが高い位置を取る。特複雑なことはせず、2列目まで下がってくる大前を起点にボールを前進させるか、シンプルに後方から裏を狙う形。

 

これじゃあかんやろと思いますが、筆者的には、恐らくそこまで細かい前進方法は仕込んでないのではないか?と予想してます。

 

ボールを保持する展開も少ないだろうと、どちらかと言えば守→攻へ移り変わる所で得点を挙げたい。あとは布陣を大きく崩さずにシンプルに攻撃していくことで、攻→守の移り変わりを安定させたい、みたいな。

 

なもんで作図もしませんでしたし、こんなもんやろうなと思って観ました。

 

強いて言えば、この試合のスタメンでは高さがない。というか、チーム全体として高さがない。

 

大前選手を起点にしたいというよりは、せざるを得ない状況。青木選手が在籍しているものの、右ひざ前十字靭帯断裂という怪我をし復帰はまだまだ。

 

この辺は今後どうしていくのか、更に深堀りしていく必要があるのではないかと思います。

 

まぁ、大前選手についてはあの身長ですが意外とハイボール処理も上手く、ボールキープも出来るので、1個良い形を仕込めればなという所です。

 

群馬がボール持たなかった時①

さて筆者としては、こっちが問題かと思います。

 

群馬の守備は基本的にはこうです。

 

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前半の新潟はボールを持つと3-3-2-2みたいな形。一方、群馬は4-4-2で中央には絶対通さないぜっていう守備でした。

 

まぁこれはこれで良いんじゃないかなと思います。選手も変わり、昨シーズンの様な守備は正直厳しいんじゃないかと思います。

 

懸念はサイドですが(後述)、まぁこの辺はシーズンの中で修正してもらうしかないとして、一個気になったのは以下のシーン。

 

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2トップもそこまでガツガツこないで、中央に通さない様に守ります。そうなると、相手は2トップ脇を使って前進しようとします。

 

この時色々な形があると思います。例えばSHがその脇を埋めて、空いたところは中盤がスライドするとか。SBが連動するとか。

 

ただ、群馬としては中を空けたくないので、2・3列目は基本的にステイ。中央を8人で守るような形。

 

となると、2トップの脇はのCFの片方が埋めてきます。この時に大前選手が全然動かないので、アンカーの選手が自由になります。

 

一方先ほど言った通り、2・3列目は連動しないので、1列目と2列目に結構なスペースが出来てしまうと。

 

で、もう一つポイントは8人で守ってるエリアはマンマーク気味ということ。それを逆手に取って、シルビーニョが空いた1列目と2列目のエリアに下がって受け、アンカーに返す。それに対してCBもついていく。

 

すると、SBと右CBのエリアにスペースが出来るので、そこにロメロが侵入しアンカーからパスが供給されるというものでした。

 

新潟の攻撃が洗礼されていたという事も言えますが、一方群馬も守り方をもう少し工夫しないとこの形は結構使われてしまうのではないかと思います。

 

更に後半になると、新潟はSBの選手が高い位置を取り始めます。

 

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3-1-4-2みたいな形になる訳ですが、新潟のSBにボールが入った際に群馬のSBが見る事になります。そうすっと、当然SB-CB間が空きますのでそこを使われる。後半何回かありました。

 

中央を守るのは良いと思います。ただ、当然それを逆手に取った攻撃を仕込んでくるチームが増えてくると思いますので、やろうとしている守備に潜んでいるリスクをしっかり考慮し、この中断期間に修正する必要があると思います。

 

群馬がボールを持たなかった時②

こっからは考察ですが、そもそも群馬はベストメンバーではない可能性があります。

 

先述した青木選手は怪我。今年加入した白石選手はベンチ入り止まり。

 

そして何と言っても、カウンター時に最大の武器になるであろう加藤選手がベンチ外となっていました。

 

所謂カウンターの起点に成り得そうな選手が不在で、これでは守っても中々攻撃に繋がりにくい。

 

メンツだけ見れば、ボール保持したいのかな?と思ってしまうメンバーです。ただ、仮にそうしたいのであれば、あまりにも攻撃の形が乏しすぎると思いました。

 

なので、カウンターを主戦術としたいんじゃないかと予想しているんですが、はてさてどうなるか。

 

いずれにしても、もう少しスピード感を持ってスペースに侵入出来る選手が必要なのではないかな、というのが試合を観た全体的な印象です。

 

まとめ

という事で、ざっくり雑感として書いてきました。

 

正直な感想を言うと、「このままだと」厳しいかなという所ですが、まだ良い選手が控えているというのも事実としてあります。少なくとも、最高の状態で迎えた開幕節という訳ではなさそうです。

 

もう少しチームとしての戦い方、その方向性をハッキリさせる必要があると思いますが、敢えて良い事を言えばこの試合は80分まではしっかり守れました(相手が合わせてしまった感もありますが)。

 

そこには自信を持ちつつ、もう少し守備の練度を高め、守れた時にさぁどうやって得点しましょうか、というのが当面の課題じゃないでしょうかね。

 

以上がこの試合の雑感です。次はいつ書くことになるでしょう(笑)

 

それでは。

 

以上

 

ラスト5試合、それぞれの想い。

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1.それぞれの想い

 

 

ご安全に。

 

今週水曜から練習が非公開となり、何か仕込んでくる気配が半端ない我が軍。

 

それに伴って様々な方が今週末の展望や思いを綴る。この試合の重要性を皆理解しているんじゃないかなと思います。

 

小生も今回執筆するにあたって戦術的な面に触れようかとも考えましたが、既に色々な観点から語られているので、改めて紹介するに留めます。

 

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恐らくこうだろうな。或いは、こうであって欲しい。こうすべきだ。

 

2019シーズンの分岐点的な試合を前に、これまでの戦い方を踏まえつつ、それぞれの思いが入り混じった色んな考え方があって非常に面白かったです。

 

ただ、これらを見て言えるのは、今シーズンずっと戦術的な視点を持ちながら見てきた人達ですら、もはやどう出て来るのか分からないってことかなと(笑)

 

確実に言えるのは相手の強みを消す「何か」を仕込んでくるという事だけでしょうし、そんな期待が持てるのが今の大宮なんだと思います。

 

2.やるなら手短に

 

とは言え、スタートの布陣に変更はあっても、得点を取る方法は変わらないでしょう。

 

シーズン後半のゴールを見ると、その半分はカウンターからの得点であり、その次にセットプレー、ビルドアップからの得点は全体の2割に過ぎません。

 

シュート全体で括ればより鮮明なデータが出るでしょうが、フットボールラボで見る限り、セットプレーとカウンターからシュートに至っている率が高いのは明らか。

 

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www.football-lab.jp

 

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www.football-lab.jp

 

その場面をどれだけ作れるか。そこが試合を分けるポイントになるんじゃないかと思います。特にカウンターに関しては、奪ってからゴールするまで手短に、時間はかかりません。

 

 

 つまり、

 

  • 相手の守備陣形が整う前に一気に攻め切る。
  • 防がれてもセットプレーに繋がればそこからまた得点が期待出来る。

 

というのがシーズン後半戦のゴールの特徴であり、そこもまたポイントとして見ておくべきなのかなと思います。

 

3.ヒーローは誰

因みに、小生は3-5-2で入って来るんじゃないか、その2トップに大前が起用される可能性もあるんじゃないか、等と思ったりしてます。

 

戦術的な観点からすれば、個人で打開でき、カウンター時の動きも秀逸な奥抜。セットプレーもイッペイでどうにかなりそうです。

 

この数試合、ベンチ外の大前。以前練習を見に行った際、既に試合に出れてない状況でしだか、練習中特に悪い動きをしている訳ではありませんでした。

 

ベンチにしとくのすら勿体ない技術と決定力を備えているにも関わらず、戦術的な理由で試合に出れない。そんな日々の中で本人はどう思っているのか。

 

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思えば真っ先に契約更新のお知らせがあったのが彼でした。そして、今シーズンから新キャプテンとして、チームを引っ張る立ち位置になりました。

 

しかし、チームを背負っていってくれるのではないかという期待に反して、思ったように活躍出来なかった今シーズン。果たして、このまま終わってしまうのか。

 

彼の最大の弱点は守備です。茨田の様に後ろを消しながら上手い立ち位置が取れない。また、攻撃に関しては周りに活かされるタイプの選手であり、奥抜の様に一人で打開が出来ない。

 

一方で、彼の特徴はボールを引き出しながらゲームを作ったり、小柄ながら上手くキープして起点にもなれること。そして最大の強みはその決定力。ゴールに対する感性を持ち合わせています。

 

相手のキーパーは日本代表クラスです。カウンターで攻め込んでも、最後にとんでもない壁がいる訳ですが、個人的に厄介なのはそこだと思います。レイソルは彼に助けられた局面が幾度となくあったんじゃないでしょうか。

 

いくら決定機を創出しても最後防がれては意味がないし、それが致命傷になることも考えられます。

 

中村航輔という最後の砦に対して、決定機で確実に仕留め、難しい位置でもゴールに変えれる力を持ってるの、このチームだと誰ですか?と問われたら、一人しかいないでしょう。

 

果たして高木監督はどういう人選を行うのか、そこも楽しみにしてみてはどうかなと思います。

 

4.ラスト5試合

 

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Twitterを見れば、こうなれば柏の昇格が確定して云々とかの情報も出始めました。

 

しかし、監督は残り5試合が非常に大事になってくると言ってます。

 

甚大な被害をもたらした台風の影響も合わさって、首位柏戦がそのスタートとなりました。

 

シーズン最後の結果に影響を及ぼす一戦になる事は間違いないでしょう。奇跡を起こすのか、息の根を止められるのか、その分岐点。

 

俺らも覚悟して試合に入っていかないといけないと思います。このチームで優勝して昇格する。まだ誰も諦めてないと思います。

 

選手・スタッフの方々も、ファン・サポーター、スタジアムに来れない皆さんも。良い状態で11月2日を迎えましょう。

 

必勝です。

 

以上

2019 MD35 水戸戦レビュー ~強制と矯正~

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水戸2-3大宮

 

 

1.6ptゲーム

 

ご安全に。

 

久々に試合全体を振り返ろうかなと思います。別記事も書ければなと目論んでいるので、簡潔に纏めていきたいと思います。

 

何が何でも勝たなきゃならん試合に勝利することが出来ました。これで水戸とは6pt差。当然直接対決はもう無い訳で、大宮にとっては非常に大きい勝利。

 

水戸側からすると、前半の出来を考えれば非常にショッキングだったと思います。

 

正直、前半で2点差というのはかなり厳しいかなと思いましたが、このチームもだいぶ強くなりました。それくらいで折れるメンタルではなかったということです。

 

それにしたって前半と後半で別チームが戦っているみたな内容の今節。その辺をポイントに置いて振り返ってみたいと思います。

 

2.前半

 

まずスカッドと嚙み合わせですが以下の通り。

 

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水戸の特徴としては、やはり綺麗な4-4ブロックを作っての守備とプレッシング、そこからのカウンターという所でしょうが、一方でボールを持てば2-3-5の様な形で可変して攻撃をしかけてきます。

 

特に2列目の3は流動的で、2SB+1DHだったり、2DH+1SBだったり。3の両端は若干内に絞ってWG役の選手へのパスコースを作るような動きをよくしていたと思います。

 

水戸の前線5枚と大宮の後ろ5枚。特に大宮のWB周辺、つまり大外のレーンですね。この辺がどう噛み合うのかが試合を左右するポイントになるかなと思ってみてましたが、まぁ見事にそこが左右する展開になりました。

 

大宮の狙いはいつもと変わらず以下の通り。これは後半も共通、試合全体での狙いと考えて貰って問題ないと思います。

 

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【大宮の狙い】

  • 敵陣では5-2-3、自陣では5-4-1、そこからサイドに誘導してボールを奪う。
  • 5-4-1の場合は中央を固める。
  • 奪ったら時間をかけずに裏のスペースを活用
  • 或いはシモビッチを起点とした攻撃

 

特に狙いは変わらない、この1年でベースは作り上げました。

 

しかし、対する水戸もこの試合の重要性を十分理解しています。しっかりと、対策を講じてきます。

 

【水戸の対策】

  • ロングボール戦術
  • ボールサイドでの圧縮

 

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まず、水戸ボールの時。

 

前から奪いにくるならボールを投げちゃえば良いという事で、DFラインから一気に前線に送り込むことで大宮のプレスを回避しつつ、敵陣に侵入します。

 

と、同時に放る先はサイドが中心だったかと思います。これをする事で、大宮のWB陣を押し込める事に成功。

 

大宮としても、もしWBが前に奪いに行った状態でロングボールを放られたら、水戸の前線5枚に大宮は後ろ4枚で対峙しなければならなくなる、所謂数的不利=ピンチに陥ってしまうのでそれは許容出来ないと。

 

同時に水戸は、2列目と最終ラインでシモヴィッチを囲ってしまう。つまり、大宮のカウンターの起点を先に潰してしまう。しっかりとカウンター対策を取った上で、ロングボール戦術を採用してきたという事です。

 

この戦術を取られてしまっては大宮は全体を押し上げ難い。更に水戸2列目の両端は若干絞ってくるという事で、WBの前のスペース、即ち大宮が刈り取り場に設定している所が空きがちになる。結果、奪いに行きたいポイントまでの出足が遅れ、水戸ボール時に「時間とスペース」を与えてしまう。

 

これが、自陣でやりたいようにやられてしまった背景のポイントの1つだと思います。

 

とはいえ、ボールを持てる時間帯もありました。この時はどうだったでしょう。

 

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水戸は綺麗な守備ブロック形成しつつ、ボールサイドに圧力をかけてきます。ゾーンディフェンスの正統派とも言うべきでしょうか。逆サイドは完全に捨てていたように思います。

 

一方、大宮の攻撃はWBが幅を取りながらピッチ全体を使う。目的は相手のブロックを広げるためですね。これも攻撃の仕方としては正統派だと思います。

 

ただ、ボール周辺のエリアに限定して見れば、水戸は人数をかけて守れる=奪回しやすいという訳です。奪ってしまえばWBの裏を中心にスペースに放り込んで陣地回復。

 

大宮としてはボールを前進させる際の「ゆとり」みたいなものが足りてなかった、厳密に言えば持てなかったのかもしれません。

 

折角ピッチ全体を使おうと配置させているのであれば、もう少し揺さぶってみて水戸の守備を広げ、縦パス等で進入したかった所ですが、後ろで持ってれば奪いに来るし、前進すればそこは出口の見えない密集。落ち着いてボールを動かすことが出来ませんでした。

 

因みにメキシコさん、この展開を予言していたようです。

 

 

という訳で前半は水戸の策がハマり、水戸のペースでゲームを支配される形となりました。絶望の淵に立たされた大宮は、後半どう修正するのでしょうか。

 

3.後半

 

厳密に言えば前半30分前後から、大宮は布陣を4-4-2に変更してきます。それに加えて、後半入りからシモヴィッチ⇒フアンマ、小島⇒石川にメンバーを入れ替え。すると早速、巻き返しを図ります。

 

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そもそも、4-4-2への変更の意図は何だったのでしょう。これを知れば、後半別チームになった理由が大方理解出来るのではないかと思います。

 

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 「大宮の狙い」として作図したものと比較してみると良いと思います。通常時は後ろを5枚にして所謂5レーン(参照)をまず埋め、そこから前線がボールをサイドに誘導し刈り取る。WBが前に出た時、そのスペースはDFラインがスライドさせて埋めるという形を取ります。

 

(因みに、この時疑似的に4-4-2だったり4-3-3の形になるので、「5-2-3⇒4-3-3可変」みたいな風に言ってるのでご参考まで)

 

【大宮の守備のポイント(プレスする場合)】

  • 前線五角形の誘導の仕方(例えばコースを切りながら追い込めるか、等)
  • WBが勇気をもって前に出てこれるか。

  • DFラインがしっかりとスライド出来るか。

 

【大宮の守備のポイント(引いた場合)】

  • 5-4-1で中央を制限する。
  • そこからサイドに誘導、シャドーとWBで挟み込んで刈り取る。

 

他のレビュアーも同様の事を述べていますが、特に大宮の攻守全体について理解するには、あるちゅー氏のブログを是非見て頂きたいなと思います。

 

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話を戻して、この試合前半を思い出しましょう。

 

【前半の大宮】

  • 大宮のWBは水戸のロングボール攻撃によって完全に押し込まれていた。
  • 下手に前に出れば、DFラインのスライドが間に合わない内にWB裏のスペースを活用されピンチ。WB前に出にくい。
  • 出なきゃ出ないで、WBの前のエリアで時間とスペースを与えてしまう。

 

という事でした。

 

ならば、疑似的に可変させていたものを強制的に矯正してしまう。4-4-2に矯正し、初めから奪いたい位置に人を配置、水戸から時間もスペースも奪ってしまいましょう。この布陣の変更はそういう意図があったように思います。

 

更にカウンターの起点を増やすという事も考えていたと思います。以下図を参照下さい。

 

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前線に2枚置くことでボールを回収しやすくしつつ、個々で見れば、ドリブルで打開できる奥抜、サイドに流れてスペースを作ったり、そこで受けて起点となる事が出来るフアンマ。

 

フアンマのスタイルを考えると、後半早々からの交代は非常に効果的だったと思います。

 

また、カウンターをするにはボールを奪わなければなりませんが大宮の守備はシンプルになりました。

 

4-4でブロックを形成しなが中央は塞ぎ、ロングボールを展開されれば横にスライドして圧縮。サイドからの展開を試みようとすれば、先ほど述べた通りそこには既にSHが待ち構えている。

 

奪ってなんぼのこのチームです。前半に比べて、奪えるポイントが各段に増えたと思います。そこで効いてくるのが石川です。彼はFootball Labに於けるチーム内ボール奪取ポイント一位。

 

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https://www.football-lab.jp/omiy/

 

 

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66分頃のシーン


大宮は石川・三門のボール奪い隊を中心に積極的にボールへアプローチ。人数が多いので前半より回収が容易になります。

 

そして、奪ったら間髪入れずに同サイドでカウンターを仕掛けるという構図でした。

 

仮にカウンターが失敗した場合でも、少なくとも陣地回復、つまり敵陣でプレーする事は可能となります。

 

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また1点目の起点となったのは、この様に後方からペナ角目掛けたロングボールです。

 

密集を作って圧を掛けてくるならば、それに付き合わず前線目掛けてキック&ラッシュ!まるでラグビーパントキックの様に、こちらも一気に陣地を回復することが出来ます。

 

この様に後半は、

 

  • 奪ってから早く攻撃に出たい
  • 相手の陣地でプレーしたい

 

という狙いを、システム変更によって存分に出すことが出来ました。もっと言えば、水戸が前半やっていたことをそっくりそのまま、1.5倍返ししたとも言えるかもしれません。

 

余計な事はしないで、お互いロングボールとカウンターで殴り合う。

 

最終的にはそんな試合内容で幕を閉じた35節でしたが、高木監督の矯正力と、選手のメンタリティの成長を感じる、非常に特別な試合にもなったかなと思います。

 

因みに、後半も若干予言出来てました。今度からプレビューやろうかな。

 

 

4.奪って〇秒で即ゴール

この見出しに対しては深く突っ込みませんが、少し余談です。実は先日初めて練習の見学に行ってきました。時期は長崎戦の前の水曜日ですね。

 

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実に良い練習場である。

細かいことは企業秘密として、高木監督が頻りに言っていたのは、

 

良い状態になったら早く攻めよう

 

という事でした。色々な注文はしていましたけど、ベースはこの一言に集約されると思います。

 

実際、長崎戦では良いショートカウンターも決まりましたし、3点目も自陣から回収してのゴールでした。

 

これはその前の節のヴェルディ戦、奪って良い形を作るものの、上手く攻めきれなかったことの反省から来ているものだと思います。

 

じゃあ実際の所、奪ってからどれくらいでゴール決めてんだ?というのが気になったので、ちょっと調べてみました。

 

とりあえず、長崎戦以降の6ゴール、この内PKを除いたゴールについて、マイボールになってからゴールするまでの秒数をカウントし、平均を出してみました。その結果、

 

約8秒

 

でした。奪って8秒で即ゴールです。因みにバモスに載っていたのは、シュートまでの平均時間が13秒とかだったと思います。13秒も早いですが、ここ数試合のゴールに限って言えばもっと早くなっている。

 

因みに、水戸戦だけに関して言えば7秒、町田戦まで遡ると9秒です(平均)。

 

このデータだけ見ると、大宮がこの先も勝ち続けていく為に最も重要なことは、時間を掛けずに決定機に持ち込む事。そして、そのカギとなるのはボールを回収してカウンターに繋げるシーンを多く作れるかという点だと思います。

 

その為に、「どう奪うか」といことは常に考えて置かなければいけません。

 

この辺のデータを足掛かりにして、別途記事を纏めようと思いますが、すぐに攻撃に切り替えられるかという点に注目して試合を観るのも面白いかもしれません。

 

皆さんも少し気にして見て頂ければと思います。

 

5.おわりに

いよいよ残り8節の所まで来ました。

 

柏が負けたお陰で、直接対決を残しながら6pt差にまで詰めることが出来ています。因みに柏の次の相手は水戸。なんとオルンガ不在。

 

にも拘わらず、今週は台風で延期になる可能性が高いという不運が待ってそうですが、月曜(祝)くらいに順延してくれれば、なんら問題ないでしょう。Jリーグ公式さん、頼みます。11月に順延とかはやめて下さい。

 

さて、大宮は5戦負けなしの3連勝。夏場に躓きましたが、ここにきてまた調子を上げてきましたし、今は選手達のコンディションも良好に見えます。怪我人も大方戻ってきました(一部また怪我してそうですが・・・)。

 

次節福岡戦、今年はあまり調子の良くない福岡ですが、前回対戦ではドローに持ち込まれて痛い目にあっています。しっかりと借りを返しましょう。

 

最後の最後までこの団子状態は続くと思います。ですが、少しでも抜け出すべく一戦一戦大事に、そして最大限のサポートで後押し出来ればと思います。

 

次も勝ちましょう。

 

以上

 

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大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男女問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。

2019 MD32 横浜FC戦 ~LAST 10~

 

1.はじめに

 

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ご安全に。

 

 

えー、今回はレビューと言うより雑感。自分の中で整理しときたいってのもあって、ポイントを一つに絞りました。

 

 

というのは表向きの理由で、ただただウイイレやりたいんです!!(笑)

 

さて、チームが掲げていた86ptという目標、無事未達。ゴル裏からはJ2残留?という気の早い残念な煽りゲーフラが掲げられる。そんな32節横浜FC戦。

 

まぁなんか拍手の方が多かったような気がしますんで、本当に一部の人が怒り狂ってたんでしょう。ただ振り返ってみると別に悪い試合ではなかったと思います。幾つかあった決定機。そこでしょうね。

 

あとはその機会をもう少し増やしたい所ですけど、その為には自分達の時間を作るか、相手の時間帯にどれだけアグレッシブに奪いに行けるか、という2点が重要。

 

そういう中で、ここ数試合はこれまで積み上げてきた攻撃の形がなかなか出せない。また、肝であるプレッシングがハマらない、といった点が課題になってました。

 

で、今回の横浜FC戦。その部分については、多少改善したんじゃないか?と思いました。

 

その上で、ゾーンディフェンスの外を利用しつつ、相手のカウンターを警戒しながら陣形を崩さずロングボールを多用する戦術を取った。

 

というのが、今節の内容でしょう。

 

なので、別に負けない戦術を取った訳ではなく、寧ろ相手をよく見て勝ちに来た。妥当な選択だったんじゃないでしょうか。

 

とは言え、まだ改善の余地があります。この試合のポゼッションは五分五分ですが、前半30分から後半20分くらいまではほぼ相手の時間帯。

 

何でこうなったかなぁと考えながら振り返ってみましたが、正直問題は1つではなさそうです。その中で、プレッシングの部分についてちょっと考えてみました。

 

2.プレッシングについて

1)自分たちのペースで試合を動かしていた時

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まず、嚙み合せです。大宮3-4-3に対して、横浜は4-2-3-1。ボランチに松井ではなく、中村俊輔を起用してきました。

 

余談ですが、俊輔はやっぱり上手かったですし、視野が違いますね。空いたとこすぐ見つけてそこに出してきます。これが噛み合うと余計に怖いんじゃないかっていう横浜FC。強い。

 

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さて、横浜FCは4-2-4の形でビルドアップします。この辺はおきくちゃんのブログを参照して見て下さい。

 

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GKもビルドアップに参加する、大宮のプレスを無効化する典型的な形を取っています。という事でここでポイントとなるのが、五角形の外。

 

ここはフリーな状態で良いんですけど、どうやってプレッシャーをかけるのかというのが一つ課題です。ここで自由にさせてしまうと、ズルズルと侵入されてしまう。

 

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ってことで、まず大宮の前線3枚はシンプルに敵GK、2CBに対してプレッシャーをかけます。と同時に、シャドーはそこからSBに対してプレスバック。しかし、これだと間に合いません。

 

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そこから、今度はWBがプレッシングしてシャドーと挟み込むような形。WBが空けたスペースはDFラインがスライドして埋めます。

 

結果的には4-3-3みたいな形になりますが、久々にちゃんとこの形になった気がします。

 

試合全体でWBがプレスに行くイメージは常に持っていたと思います。ここ最近はWBが止められて中々前に出てこれないことが多かったですが、この試合はよく頑張っていました。

 

試合を振り返ると、こうやって全員が連動してプレスが出来ている時は、しっかりと回収して自分達の攻撃に転じる。或いは落ち着かせてビルドアップする事が出来ていたと思います。最後に画像を纏めときます。

 

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gifなので動きます

2)ボール保持できなかった時間帯

でも、試合全体を通してみると、やはり劣勢に立たされることが多かった。その時間帯は中々ボールを回収する事が出来なかったですね。

 

色々な要因があると思います。攻撃も淡泊でしたし、ロングボールを放っても、放った先が孤立して回収出来ない、等。では、プレスには何か違いはあったのでしょうか。

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横浜はビルドアップの形を4-2-4から2-4-4みたいな形にしてきます。具体的には両DHが下がって大宮シャドーの位置付近をウロつく感じでしたね。

 

これによって、シャドーがそこ(縦パス)を警戒しなければならなくなり、上手くプレスがかからなくなりました。

 

シャドーはCBとSBを見る役目があったと思いますが、下手に動くと簡単に五角形の中にパスを入れられる。

 

一方、DHばっかり見てれば当然敵CB、SBに行けなくなる。敵SBの立ち位置も真横くらい、イケそうでイケない。みたいな距離。

 

一方でDFライン。横浜の両サイドハーフ、エグかったですね。質で完全に負けてしまってましたけど、それ故に警戒して守らなければならない状態に陥ります。

 

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結果的にCBからSBにパスが通ります。大宮シャドーが追いかけますが、ちょっと間に合わない。一方、WBもプレスがかけられていない状態なので、SBは簡単に前進する事が可能になってしまいます。

 

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単純に前進するもヨシ。ですがこの時のポイントは、敵DHやCB等が加わって複数の選択肢を持ちながら攻撃をしかけられるという点。これでは大宮も中々奪うことが出来ない。

 

特にSHのスピードがネックで、そこに出されるだけでいきなりピンチ、みたいな状況が多々作られていました。

 

一方でボランチ、特に中村俊輔を経由した場合はこちらを揺さぶったり、縦パス、危険なエリアへのロングパス供給等、いやらしい攻撃を仕掛けてくる。

 

要は、横浜FCの方が位置、質を上手く利用しながら攻撃をしかけられていたという事じゃないかなと思います。

 

若干不安な面も感じられたボランチ俊輔ですけど、これがハマるとちょっと嫌ですね。柏戦辺りでもっと機能する様に下平監督頑張って下さい。

 

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これもgifだよ

 

3)大宮はどうすれば良かったか。

やはり勇気をもってプレスをかけるという事でしょう。但し、90分通してずっとプレスをかけるのは無理です。行く時と行かない時があるのは当然。

 

とりあえず、行く時はしっかり連動する形が戻ってきました。多分、非公開練習中に修正をしてきたものと思われます。

 

毎回相手を見ながらしっかり整理さえすれば、そこまで不安はないのかなと思います。

 

じゃあ、行かないとき。或いは行けなくなってしまった場合。ここをどうするか。

 

例えば割り切って、ゾーン2でも5-4-1で構えて中盤の枚数を合わせちゃうとうこともありでしょう。ただ、その場合は1トップ脇の埋め方等を整理しなければなりません。

 

まぁそれは一案としても、残り10試合、これ全部勝つには試合中に上手く修正を図れるようにしなければならない。

 

それが出来ないと、今後も厳しい試合が増えてきてしまうかもしれません。

 

3.おわりに

とはいえ、大きな壁は乗り越えたかなと。サイドでシャドーとWBが連動した動きで崩す場面も見られました。

 

奪ってショート、又はロングカウンターに転じる局面も多々ありました。

 

このチームは前線の守備が大事だと何度も話してきましたが、ようやくそれも戻ってきつつある。ならば期待が出来る。

 

全体としては前回の記事で書いた古代イングランド方式感が満載でしたが、それくらいの割り切りも必要です。

 

あの戦い方についても、もう少し整理すれば武器にもなるんじゃないかと思ってます。

 

とにかく、まだ終わった訳ではないです。この引分けについてはそこまでネガティブになる必要もないでしょう。

 

横浜FC、めちゃくちゃ強かった。このまま昇格というのも現実味のある話になってきたんじゃないかと思います。

 

とは言え、そんな横浜FCも大宮に勝ち切ることは出来なかった訳です。なので、もっと自信をもって残り試合戦っていこうじゃないですか。

 

昇格云々、それは結果が出てからの話です。ラスト10試合、全員同じ方向を見て戦い抜きたいなと、俺は思います。

 

では、ご安全に。

 

以上

 

※宣伝

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大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男女問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。

【番外編】古代イングランド方式とは

 

1.キャメロットにて

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突然ですが、古代イングランド方式をご存知でしょうか。

 

時は31節ゼルビア戦後、円卓の騎士こと戦術談義会が大反省会をしていた時のこと。狙いはあったけど、根本的にもう攻撃の手がないんじゃないか…みたいな感じで話をしていた最中でした。最後の椅子に座った彼は、唐突に言い放ちます。

 

「これはもう古代イングランド方式しかないですね」by ガラハッド・ヨシまる

 

twitter.com

 

嗚呼、ついにその時が来た。思えば今や本国ですら聞かなくなった、古代イングランドより語り継がれる「伝説の宝具」。

 

J2リーグシャーレを巡る戦い、聖皿戦争。J1昇格を叶えるとされる願望機である聖なる皿。遂に我々は、その為に必要不可欠とされる宝具を手中に収める権利を得たのだ。

 

それは何か。もう分かりますね。

 

キックアンドラッシュ。

 

これです。

 

談義会のアーサー王ことZdenko氏の曇った表情は未だ脳裏に焼き付いています。しかし王よ、気付いた方がいい。

 

貴方の傷を癒すのはストロングではない。これこそが我々にとって約束された勝利の剣であり、貴方が最後に辿り着き、傷を癒やす拠り所。そう、アヴァロンなのです。

 

2.説明しよう

キックアンドラッシュとはボールを放ってとにかく走る戦術のことなのである。

 

ja.wikipedia.org

 

on-the-pitch.com

 

あぁ、ごめんなさい。そもそも何故この発想に至ったかですよね。それは当然、ここのところ攻撃が上手く機能していないという点。

 

ゼルビア戦は、サイドの裏と密集の外を利用した攻撃、ある程度狙いは持って試合に入ったと思いますし、ハッキリ言ってその点は別に問題なかったと思います。失点が良くなかったですね。

 

ただ、それ以外の時なんですよね。狙いが出せない時。この部分では前回の投稿の通り、2つ原因がありそうです。

 

ボール保持した時に、完全にどん詰まってしまうという点。相手を引き込めなかったり、それ故にパスを出して自ら首を絞めに行っている。もう一つはプレスが上手くかからないという点。やはり、愛媛戦から続く課題は大きくは改善してはいなかったようです。

 

そもそも、シーズン当初の様な右サイドの連携すら最近は見えなくなってしまってはいないでしょうか。厳密に言えばやろうとして、上手くいかない。そして、シーズン中盤くらいに見えた、相手を引き込んでプレスを回避する攻撃も出来なくなっている。

 

でもね、これはまぁ良いんですわ。対策もされますよそりゃ。ただね、最近ショートカウンターも決まってないでしょう。1番の問題はここ。このチームの得点パターンの中心にあるものです。攻撃の手数は少なめに、そして出来る限り相手の陣地でプレイしたいはずなんです。

 

www.football-lab.jp

 

って事は、絶対条件としてボール保持時にどうにかこうにか前進させる必要がある。じゃないと、その後ロストした時にも前からボールを回収出来ない。自陣で奪われたら逆にカウンター食らうし。

 

しかし、攻撃の手法が頭打ち状態ときた。さぁ、どうやって前進させよう。

 

キックアンドラッシュ。

 

ありました。

 

遂にメキシコがどうかしちまったと思っている方、あなたは正しい。ただ、私は今極論を語っています。でもここまで来たらちょっと読んでいって下さいな。

 

3.スカッドと戦術

1)スカッド

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もはや神話にでも出てきそうな、フアンマ、シモヴィッチの同時起用。シモヴィッチは最近は割としっかり走ってくれてます。そして攻守に欠かせない、茨田の存在も大きいです。

 

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そして、中盤には合計4人分の体力を持つ汗かき役の三門と石川。

 

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更に両ワイドには走れる、突破出来る奥井とイッペイ。奥井に関しては、彼も2人分の体力を持っているので、前述も合わせて合計14対11の数的優位も確保出来ます。

 

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後方には正確なフィードが蹴れるディフェンダーとGK陣、何で固有名詞割愛したかっていうとめんどくさくなったからですね。

 

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良い。実にむさ苦しいではないか。これは満更でもなく行ける、行けるぞ。

 

2)戦術

戦術はこうだ。

 

 

ロングボール戦術と言っても、馬鹿みたいに中央に放っていてはダメです。これは皆さん理解出来ますね。戦術フアンマ、戦術シモヴィッチ等と揶揄していましたし、例に漏れず筆者もそうです。

 

ならば、放る位置を変えましょう。それはどこかと言えば、動画の通りサイドの奥(裏)です。

 

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後方からビルドアップ、まぁ敵は来たり来なかったりでしょうが、もうそこは関係ないのです。敵の前線が食いついてきたらすぐさま。ゾーン2でセットするのであれば、少し持ち出して。はい、あとはドーッンです。

 

ただ、いくつかポイントがありますね。まず、DFラインは蹴った瞬間に全体を押し上げましょう。相手のプレーするエリアを極端に狭めるのです。

 

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そして直で受けれると思わない事。たまたま通ったらラッキー程度で、基本はそのこぼれ球を狙うべく、放った先に人を雪崩込ませましょう。

 

また、ボールが放られるタイミングで、誰か裏へ走り出すことも必要です。雪崩れ込む選手がボールを受けるスペースが必要です。

 

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更に、相手に渡った時の事を考えてゾーン2あたりではしっかりとネガトラ対策を図りましょう。裏のスペースは怖いですが、そこを恐れてライン間が間延びする事の方がよっぽど怖いです。

 

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そして、ボールが収まったらその逆のWBは裏を取りながら中に侵入してきましょう。これをする事で攻撃に厚みを増すことが可能となります。

 

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これが現代に蘇った、大宮版キックアンドラッシュ。ポジショナルだの5レーンだのうるせえよと。球蹴ってゴールにブチ込めれば何でも良いんだよと。実にシンプルな考え方なのである。

 

THIS IS FOOT BALL。

 

4.整合性の確認

おい、メキシコ。お前継続だの何だの抜かしやがってたよな。積み上げたもんはどこ行っちまったんだよ。

 

あぁ、分かってる。でも、よく見てみろ。別に今までと何も変わらないじゃないか。ただ、ボールを保持するか捨てちまうかだけの差だよ。

 

そうです。やろうとしてる事は、前からプレッシャーをかけに行くこと。今までと変わりません。ただ、自らその状況を作りに行くだけ。

 

今シーズン目指してきた戦い方を、極端に分かりやすく実行しているのが、この大宮版キックアンドラッシュなのです。

 

自らアクションを起こすという部分からも大きく逸れてはいない。寧ろ、ゲームモデルから必然的に導き出された戦術とも言えるのです。

 

そもそもこの大宮版キックアンドラッシュ、非常に難しい戦術です。まず体力的に90分持つ訳がないのは何となくお分かりでしょう。

 

しかし、控えには富山や小島など、体力豊富な選手が控えています。更には怪我人が戻ってきた大宮。元気な選手が多いのも事実。ある意味、やるなら今なのだ。

 

そして、最も難しいのはロングボールを放り込んだ後。所謂、パワープレーを初っ端からやるのとは訳が違います。

 

ネガトラも考えつつ、ボールに人を密集させ回収させなければなりません。回収出来なければ、少しでも相手の攻撃を遅らせる必要があります。

 

そして、遅らせる事が出来れば再び前へ蹴り必死でそこへ走る。これを繰り返す。根気も必要。

 

非常に高度なインテリジェンス、インテンシティ、フィジカル、そしてメンタル…サッカーに必要な要素が全て詰まった戦い方であるという事を知っておいて欲しいです。

 

そして我々は、昇格をかけた最後の戦いを前にして、それを実現出来るチャンスを得たのです。

 

5.最後に 〜ラストスパート〜

筆者は大真面目…嘘。半分冗談、半分皮肉でこの記事を書きました。

 

町田戦は、先述した通り密集の裏、サイドチェンジ等を駆使して、ある程度の狙いの見える戦いではありました。

 

前半にも少し垣間見れ、後半は町田のインテンシティが落ちてきたこと、システムチェンジをしてSHが高い位置を取れる事などを理由に良い攻撃が出来ていました。

 

まぁ詳しい事は、他のメンバーが書くでしょう(書くよな?)。俺も簡単には纏めたいと思いますが。

 

前半早々のアレが無ければ勝っていてもおかしくなかったかと思います。少なくとも、対町田の対策をしてきたのは分かりましたし、チームも多少良くなりつつあるのかもしれません。

 

ただ、課題が多かったのは事実としてあります。多分このままだとまた同じことを繰り返す可能性もある。あまり言いたくはありませんが。

 

点を取るにもプレスをするにも、敵陣にいないと元も子もありません。課題は明確になってきました。

 

どうするべきかと言うのは色んな意見があると思います。しかし、残された時間はもう多くはありません。

 

どうしてもダメだというのなら。準備は整いました。あとは引き抜くだけです。

 

約束された勝利の剣、エクスカリバーをね。

 

以上