Match Day

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大宮アルディージャに関するあれこれ

2019 MD32 横浜FC戦 ~LAST 10~

 

1.はじめに

 

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ご安全に。

 

 

えー、今回はレビューと言うより雑感。自分の中で整理しときたいってのもあって、ポイントを一つに絞りました。

 

 

というのは表向きの理由で、ただただウイイレやりたいんです!!(笑)

 

さて、チームが掲げていた86ptという目標、無事未達。ゴル裏からはJ2残留?という気の早い残念な煽りゲーフラが掲げられる。そんな32節横浜FC戦。

 

まぁなんか拍手の方が多かったような気がしますんで、本当に一部の人が怒り狂ってたんでしょう。ただ振り返ってみると別に悪い試合ではなかったと思います。幾つかあった決定機。そこでしょうね。

 

あとはその機会をもう少し増やしたい所ですけど、その為には自分達の時間を作るか、相手の時間帯にどれだけアグレッシブに奪いに行けるか、という2点が重要。

 

そういう中で、ここ数試合はこれまで積み上げてきた攻撃の形がなかなか出せない。また、肝であるプレッシングがハマらない、といった点が課題になってました。

 

で、今回の横浜FC戦。その部分については、多少改善したんじゃないか?と思いました。

 

その上で、ゾーンディフェンスの外を利用しつつ、相手のカウンターを警戒しながら陣形を崩さずロングボールを多用する戦術を取った。

 

というのが、今節の内容でしょう。

 

なので、別に負けない戦術を取った訳ではなく、寧ろ相手をよく見て勝ちに来た。妥当な選択だったんじゃないでしょうか。

 

とは言え、まだ改善の余地があります。この試合のポゼッションは五分五分ですが、前半30分から後半20分くらいまではほぼ相手の時間帯。

 

何でこうなったかなぁと考えながら振り返ってみましたが、正直問題は1つではなさそうです。その中で、プレッシングの部分についてちょっと考えてみました。

 

2.プレッシングについて

1)自分たちのペースで試合を動かしていた時

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まず、嚙み合せです。大宮3-4-3に対して、横浜は4-2-3-1。ボランチに松井ではなく、中村俊輔を起用してきました。

 

余談ですが、俊輔はやっぱり上手かったですし、視野が違いますね。空いたとこすぐ見つけてそこに出してきます。これが噛み合うと余計に怖いんじゃないかっていう横浜FC。強い。

 

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さて、横浜FCは4-2-4の形でビルドアップします。この辺はおきくちゃんのブログを参照して見て下さい。

 

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GKもビルドアップに参加する、大宮のプレスを無効化する典型的な形を取っています。という事でここでポイントとなるのが、五角形の外。

 

ここはフリーな状態で良いんですけど、どうやってプレッシャーをかけるのかというのが一つ課題です。ここで自由にさせてしまうと、ズルズルと侵入されてしまう。

 

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ってことで、まず大宮の前線3枚はシンプルに敵GK、2CBに対してプレッシャーをかけます。と同時に、シャドーはそこからSBに対してプレスバック。しかし、これだと間に合いません。

 

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そこから、今度はWBがプレッシングしてシャドーと挟み込むような形。WBが空けたスペースはDFラインがスライドして埋めます。

 

結果的には4-3-3みたいな形になりますが、久々にちゃんとこの形になった気がします。

 

試合全体でWBがプレスに行くイメージは常に持っていたと思います。ここ最近はWBが止められて中々前に出てこれないことが多かったですが、この試合はよく頑張っていました。

 

試合を振り返ると、こうやって全員が連動してプレスが出来ている時は、しっかりと回収して自分達の攻撃に転じる。或いは落ち着かせてビルドアップする事が出来ていたと思います。最後に画像を纏めときます。

 

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gifなので動きます

2)ボール保持できなかった時間帯

でも、試合全体を通してみると、やはり劣勢に立たされることが多かった。その時間帯は中々ボールを回収する事が出来なかったですね。

 

色々な要因があると思います。攻撃も淡泊でしたし、ロングボールを放っても、放った先が孤立して回収出来ない、等。では、プレスには何か違いはあったのでしょうか。

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横浜はビルドアップの形を4-2-4から2-4-4みたいな形にしてきます。具体的には両DHが下がって大宮シャドーの位置付近をウロつく感じでしたね。

 

これによって、シャドーがそこ(縦パス)を警戒しなければならなくなり、上手くプレスがかからなくなりました。

 

シャドーはCBとSBを見る役目があったと思いますが、下手に動くと簡単に五角形の中にパスを入れられる。

 

一方、DHばっかり見てれば当然敵CB、SBに行けなくなる。敵SBの立ち位置も真横くらい、イケそうでイケない。みたいな距離。

 

一方でDFライン。横浜の両サイドハーフ、エグかったですね。質で完全に負けてしまってましたけど、それ故に警戒して守らなければならない状態に陥ります。

 

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結果的にCBからSBにパスが通ります。大宮シャドーが追いかけますが、ちょっと間に合わない。一方、WBもプレスがかけられていない状態なので、SBは簡単に前進する事が可能になってしまいます。

 

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単純に前進するもヨシ。ですがこの時のポイントは、敵DHやCB等が加わって複数の選択肢を持ちながら攻撃をしかけられるという点。これでは大宮も中々奪うことが出来ない。

 

特にSHのスピードがネックで、そこに出されるだけでいきなりピンチ、みたいな状況が多々作られていました。

 

一方でボランチ、特に中村俊輔を経由した場合はこちらを揺さぶったり、縦パス、危険なエリアへのロングパス供給等、いやらしい攻撃を仕掛けてくる。

 

要は、横浜FCの方が位置、質を上手く利用しながら攻撃をしかけられていたという事じゃないかなと思います。

 

若干不安な面も感じられたボランチ俊輔ですけど、これがハマるとちょっと嫌ですね。柏戦辺りでもっと機能する様に下平監督頑張って下さい。

 

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これもgifだよ

 

3)大宮はどうすれば良かったか。

やはり勇気をもってプレスをかけるという事でしょう。但し、90分通してずっとプレスをかけるのは無理です。行く時と行かない時があるのは当然。

 

とりあえず、行く時はしっかり連動する形が戻ってきました。多分、非公開練習中に修正をしてきたものと思われます。

 

毎回相手を見ながらしっかり整理さえすれば、そこまで不安はないのかなと思います。

 

じゃあ、行かないとき。或いは行けなくなってしまった場合。ここをどうするか。

 

例えば割り切って、ゾーン2でも5-4-1で構えて中盤の枚数を合わせちゃうとうこともありでしょう。ただ、その場合は1トップ脇の埋め方等を整理しなければなりません。

 

まぁそれは一案としても、残り10試合、これ全部勝つには試合中に上手く修正を図れるようにしなければならない。

 

それが出来ないと、今後も厳しい試合が増えてきてしまうかもしれません。

 

3.おわりに

とはいえ、大きな壁は乗り越えたかなと。サイドでシャドーとWBが連動した動きで崩す場面も見られました。

 

奪ってショート、又はロングカウンターに転じる局面も多々ありました。

 

このチームは前線の守備が大事だと何度も話してきましたが、ようやくそれも戻ってきつつある。ならば期待が出来る。

 

全体としては前回の記事で書いた古代イングランド方式感が満載でしたが、それくらいの割り切りも必要です。

 

あの戦い方についても、もう少し整理すれば武器にもなるんじゃないかと思ってます。

 

とにかく、まだ終わった訳ではないです。この引分けについてはそこまでネガティブになる必要もないでしょう。

 

横浜FC、めちゃくちゃ強かった。このまま昇格というのも現実味のある話になってきたんじゃないかと思います。

 

とは言え、そんな横浜FCも大宮に勝ち切ることは出来なかった訳です。なので、もっと自信をもって残り試合戦っていこうじゃないですか。

 

昇格云々、それは結果が出てからの話です。ラスト10試合、全員同じ方向を見て戦い抜きたいなと、俺は思います。

 

では、ご安全に。

 

以上

 

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大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男女問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。

【番外編】古代イングランド方式とは

 

1.キャメロットにて

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突然ですが、古代イングランド方式をご存知でしょうか。

 

時は31節ゼルビア戦後、円卓の騎士こと戦術談義会が大反省会をしていた時のこと。狙いはあったけど、根本的にもう攻撃の手がないんじゃないか…みたいな感じで話をしていた最中でした。最後の椅子に座った彼は、唐突に言い放ちます。

 

「これはもう古代イングランド方式しかないですね」by ガラハッド・ヨシまる

 

twitter.com

 

嗚呼、ついにその時が来た。思えば今や本国ですら聞かなくなった、古代イングランドより語り継がれる「伝説の宝具」。

 

J2リーグシャーレを巡る戦い、聖皿戦争。J1昇格を叶えるとされる願望機である聖なる皿。遂に我々は、その為に必要不可欠とされる宝具を手中に収める権利を得たのだ。

 

それは何か。もう分かりますね。

 

キックアンドラッシュ。

 

これです。

 

談義会のアーサー王ことZdenko氏の曇った表情は未だ脳裏に焼き付いています。しかし王よ、気付いた方がいい。

 

貴方の傷を癒すのはストロングではない。これこそが我々にとって約束された勝利の剣であり、貴方が最後に辿り着き、傷を癒やす拠り所。そう、アヴァロンなのです。

 

2.説明しよう

キックアンドラッシュとはボールを放ってとにかく走る戦術のことなのである。

 

ja.wikipedia.org

 

on-the-pitch.com

 

あぁ、ごめんなさい。そもそも何故この発想に至ったかですよね。それは当然、ここのところ攻撃が上手く機能していないという点。

 

ゼルビア戦は、サイドの裏と密集の外を利用した攻撃、ある程度狙いは持って試合に入ったと思いますし、ハッキリ言ってその点は別に問題なかったと思います。失点が良くなかったですね。

 

ただ、それ以外の時なんですよね。狙いが出せない時。この部分では前回の投稿の通り、2つ原因がありそうです。

 

ボール保持した時に、完全にどん詰まってしまうという点。相手を引き込めなかったり、それ故にパスを出して自ら首を絞めに行っている。もう一つはプレスが上手くかからないという点。やはり、愛媛戦から続く課題は大きくは改善してはいなかったようです。

 

そもそも、シーズン当初の様な右サイドの連携すら最近は見えなくなってしまってはいないでしょうか。厳密に言えばやろうとして、上手くいかない。そして、シーズン中盤くらいに見えた、相手を引き込んでプレスを回避する攻撃も出来なくなっている。

 

でもね、これはまぁ良いんですわ。対策もされますよそりゃ。ただね、最近ショートカウンターも決まってないでしょう。1番の問題はここ。このチームの得点パターンの中心にあるものです。攻撃の手数は少なめに、そして出来る限り相手の陣地でプレイしたいはずなんです。

 

www.football-lab.jp

 

って事は、絶対条件としてボール保持時にどうにかこうにか前進させる必要がある。じゃないと、その後ロストした時にも前からボールを回収出来ない。自陣で奪われたら逆にカウンター食らうし。

 

しかし、攻撃の手法が頭打ち状態ときた。さぁ、どうやって前進させよう。

 

キックアンドラッシュ。

 

ありました。

 

遂にメキシコがどうかしちまったと思っている方、あなたは正しい。ただ、私は今極論を語っています。でもここまで来たらちょっと読んでいって下さいな。

 

3.スカッドと戦術

1)スカッド

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もはや神話にでも出てきそうな、フアンマ、シモヴィッチの同時起用。シモヴィッチは最近は割としっかり走ってくれてます。そして攻守に欠かせない、茨田の存在も大きいです。

 

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そして、中盤には合計4人分の体力を持つ汗かき役の三門と石川。

 

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更に両ワイドには走れる、突破出来る奥井とイッペイ。奥井に関しては、彼も2人分の体力を持っているので、前述も合わせて合計14対11の数的優位も確保出来ます。

 

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後方には正確なフィードが蹴れるディフェンダーとGK陣、何で固有名詞割愛したかっていうとめんどくさくなったからですね。

 

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良い。実にむさ苦しいではないか。これは満更でもなく行ける、行けるぞ。

 

2)戦術

戦術はこうだ。

 

 

ロングボール戦術と言っても、馬鹿みたいに中央に放っていてはダメです。これは皆さん理解出来ますね。戦術フアンマ、戦術シモヴィッチ等と揶揄していましたし、例に漏れず筆者もそうです。

 

ならば、放る位置を変えましょう。それはどこかと言えば、動画の通りサイドの奥(裏)です。

 

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後方からビルドアップ、まぁ敵は来たり来なかったりでしょうが、もうそこは関係ないのです。敵の前線が食いついてきたらすぐさま。ゾーン2でセットするのであれば、少し持ち出して。はい、あとはドーッンです。

 

ただ、いくつかポイントがありますね。まず、DFラインは蹴った瞬間に全体を押し上げましょう。相手のプレーするエリアを極端に狭めるのです。

 

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そして直で受けれると思わない事。たまたま通ったらラッキー程度で、基本はそのこぼれ球を狙うべく、放った先に人を雪崩込ませましょう。

 

また、ボールが放られるタイミングで、誰か裏へ走り出すことも必要です。雪崩れ込む選手がボールを受けるスペースが必要です。

 

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更に、相手に渡った時の事を考えてゾーン2あたりではしっかりとネガトラ対策を図りましょう。裏のスペースは怖いですが、そこを恐れてライン間が間延びする事の方がよっぽど怖いです。

 

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そして、ボールが収まったらその逆のWBは裏を取りながら中に侵入してきましょう。これをする事で攻撃に厚みを増すことが可能となります。

 

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これが現代に蘇った、大宮版キックアンドラッシュ。ポジショナルだの5レーンだのうるせえよと。球蹴ってゴールにブチ込めれば何でも良いんだよと。実にシンプルな考え方なのである。

 

THIS IS FOOT BALL。

 

4.整合性の確認

おい、メキシコ。お前継続だの何だの抜かしやがってたよな。積み上げたもんはどこ行っちまったんだよ。

 

あぁ、分かってる。でも、よく見てみろ。別に今までと何も変わらないじゃないか。ただ、ボールを保持するか捨てちまうかだけの差だよ。

 

そうです。やろうとしてる事は、前からプレッシャーをかけに行くこと。今までと変わりません。ただ、自らその状況を作りに行くだけ。

 

今シーズン目指してきた戦い方を、極端に分かりやすく実行しているのが、この大宮版キックアンドラッシュなのです。

 

自らアクションを起こすという部分からも大きく逸れてはいない。寧ろ、ゲームモデルから必然的に導き出された戦術とも言えるのです。

 

そもそもこの大宮版キックアンドラッシュ、非常に難しい戦術です。まず体力的に90分持つ訳がないのは何となくお分かりでしょう。

 

しかし、控えには富山や小島など、体力豊富な選手が控えています。更には怪我人が戻ってきた大宮。元気な選手が多いのも事実。ある意味、やるなら今なのだ。

 

そして、最も難しいのはロングボールを放り込んだ後。所謂、パワープレーを初っ端からやるのとは訳が違います。

 

ネガトラも考えつつ、ボールに人を密集させ回収させなければなりません。回収出来なければ、少しでも相手の攻撃を遅らせる必要があります。

 

そして、遅らせる事が出来れば再び前へ蹴り必死でそこへ走る。これを繰り返す。根気も必要。

 

非常に高度なインテリジェンス、インテンシティ、フィジカル、そしてメンタル…サッカーに必要な要素が全て詰まった戦い方であるという事を知っておいて欲しいです。

 

そして我々は、昇格をかけた最後の戦いを前にして、それを実現出来るチャンスを得たのです。

 

5.最後に 〜ラストスパート〜

筆者は大真面目…嘘。半分冗談、半分皮肉でこの記事を書きました。

 

町田戦は、先述した通り密集の裏、サイドチェンジ等を駆使して、ある程度の狙いの見える戦いではありました。

 

前半にも少し垣間見れ、後半は町田のインテンシティが落ちてきたこと、システムチェンジをしてSHが高い位置を取れる事などを理由に良い攻撃が出来ていました。

 

まぁ詳しい事は、他のメンバーが書くでしょう(書くよな?)。俺も簡単には纏めたいと思いますが。

 

前半早々のアレが無ければ勝っていてもおかしくなかったかと思います。少なくとも、対町田の対策をしてきたのは分かりましたし、チームも多少良くなりつつあるのかもしれません。

 

ただ、課題が多かったのは事実としてあります。多分このままだとまた同じことを繰り返す可能性もある。あまり言いたくはありませんが。

 

点を取るにもプレスをするにも、敵陣にいないと元も子もありません。課題は明確になってきました。

 

どうするべきかと言うのは色んな意見があると思います。しかし、残された時間はもう多くはありません。

 

どうしてもダメだというのなら。準備は整いました。あとは引き抜くだけです。

 

約束された勝利の剣、エクスカリバーをね。

 

以上

2019 MD30 甲府戦 ~冷静と情熱のあいだ〜

 

1.狂った歯車

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ご安全に。

 

筆者、新卒で入社後2年半程御殿場に住んでいた時期がありました。

 

山梨は河口湖周辺はたま~に行くことはありましたけど、甲府は人生初。甲府、とても良い所でした。

 

過ごしやすい気候、スタジアムも見やすい、エコ活動も盛ん(コップ返すと100円キャッシュバック)だし、ほうとうも美味かったですし。

 

なお、試合(以下略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳にもいかず。流石の筆者も試合後は放心状態。今シーズン初連敗。痛い、痛すぎる。某チームとの差、見ました?敢えて書きませんけど、いやぁ・・・諦めたくなる気持ちも分かる!諦めないけど!

 

もう負けられません。86ptというチームが掲げた数値に致して、可能性がある限り筆者は前を向いて歩きたい。ですが、それを達成するには残り試合全勝に近い数字を残さないといけません。

 

可能性が果たしてどれほどのものかは正直分かりません。ただ分かっているのは、どこか歯車が狂ってしまったということ。でも、何が狂ったんでしょう。

 

今回は戦術的に気になった点を2つ程ピックアップしつつ、そこから読み取れることを考えてみました。町田戦を前に皆さんも整理してみてはどうでしょうか。

 

2.どこが狂ったのか

 

①前線の守備?

このチームは前線の守備が機能しないと、にっちもさっちも行かなくなるというのは何度も言ってきました。やはり良い攻撃が出来ている時は前線の守備が非常に機能しているし、悪い時はそれが機能していない。

 

この試合通じて思ったのは、結局前からの守備が機能してりゃ、各レビュアーが提起している諸問題が浮き彫りになることもないんじゃないかってこと。問題があること自体があまり良い事ではありませんが。

 

ただ、「自らアクションを起こす」チームを作るという事を念頭に置いているのが、高木監督率いる現在の大宮アルディージャ。前から行って剥がさることを想定して修正を施すべきなのか、自分達がやりたい形を貫けるように毎試合設計して試合に挑むべきなのか。

 

監督就任1年目、今シーズンだけでチーム全体のクオリティはどこまで高められるでしょうか。恐らく全部を良くすることは難しいでしょう。長期的に見て、今年はどこを極めるべきなのか、逆に言えばどこを捨てるのかという視点も必要かもしれません。残りは12試合です。

 

さて、甲府戦のプレスです。

 

・良い時

 

 

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5-2-3⇒4-4-2へ可変してプレッシング

 

・悪い時

 

 

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GKが絡む事でシャドーがどっちつかずに

 

ここ数試合で言えば、CFはボールホルダーにガツガツ行くというよりは、アンカーに出させないようなポジションを取りながら、左右どちらかに誘導しようとしています。回収したい位置は敵SB(SB役のHV)がポジションを取っているエリア。なのでシャドー、WBがしっかりとプレッシング出来るかが鍵となってます。

 

ただ、ここ数試合はGKがビルドアップに関わること。そして、敵攻撃陣が高い位置を取る事でDFラインが上げられず、後ろのプレスの出足が遅れることが、うまくプレスがかからない要因になっている様に見受けられます。

 

例えば上記「悪い方」で言えば、甲府が4バック化しGKがビルドアップに参加。それに対してファンマはCB役に対してプレッシング、更にアンカーには小島がプレスする事で対応をします。しかし、片方のCBとSBは完全にフリーな状態。

 

本来はSB役へのプレスがタスクの茨田ですが、一方でこの局面では縦も切らなきゃいけません。縦を切りつつ横も見つつで、結局下がってきたドゥドゥに縦パス通されます。一方、それによりHVが引き出され、WBは敵WBに止められて前に出ることが出来ない。結果的に後ろから蓋をする事が出来ずにプレスを回避されピンチを招くこととなりました。

 

しかし、良いシーンでは敵CBは捨て、シャドーが敵SBへ、WBが敵WBへしっかりとプレス。全体を5-2-3から4-4-2へ可変させ上手くハメていくことで、相手のミスを誘発することに成功します。これが同じ試合の中で起きてます。

 

自らアクションを起こすということは、ただ考えなしに前からガンガンプレスに行けば良いという事ではないと思います。相手をどこに誘導したいか、どこで奪うのか、そこから逆算してどう動くのか、という事だと思います。そこの整理というのはしっかりと施す必要があるのかなと思います。

 

②ビルドアップ?

 

ボール保持時でも1点気になることがありました。

 

 

甲府はボール非保持で5-4で守備ブロックを形成、そこから状況に応じて撤退するか、徐々に押し上げていくという形を繰り返していたように思います。それに対して、大宮は相手1トップに対しては3バックで十分だろうということで、3-2-5のような形でビルドアップ。

 

しかし、下図のようにボールホルダーに多大な時間とスペースがあるにも関わらず無理に前進しようとし、結果的に回収されカウンターを喰らうというシーンが多々ありました。

 

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保有しているスペースを活かせない



 

一方で、ボールホルダーが有しているスペースを上手く使って、しっかりとボールを回しながら相手を引き出し、空いたところへパスを繋ぎつつ、選手の質も使いながら上手く前進出来るシーンも中には見受けられました。

 

 

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スペースを上手く活用してビルドアップ



 

youtu.be

 

大宮はシーズン当初から相手のフォーメーションに合わせながら、ビルドアップの仕方を変化させることで対応してきました。当初は右サイドでの連携くらいで、なかなか上手く前進が出来ない故に引き分けが多くなってしまいましたが、ここ数試合では4バックに可変し相手を引き付けながらプレスを回避するという形がしっかり出来ていました。

 

この試合でも出来ている時間帯はありましたが得点にまでは至らず。結果無理矢理にでも前進しようとしてしまう。決められなかったのが全てと言ってしまえばそれまでですが、それでも試合全体を通してみればもう少し冷静に対応する事も可能だったんじゃないかと思います。

 

3.3pt、3位

冷静さが無かった事を象徴しているのが、後半最後でのリスクをかけた攻撃です。これが裏目となり、アディショナルタイムのPKに沈むという結果となってしまいます。愛媛戦も同様に、早いとこ得点しようとリスクを背負って、それが大量失点に繋がっていました。

 

しかし、愛媛戦はビハインドでした。今回の甲府戦は0-0のイーブンな状態。そこの違いがありながら、大宮は相当なリスクを背負った戦い方を選択します。あの時の判断では1ptではなく、是が非でも3ptが欲しいということだったんでしょう。

 

前回の記事で、自分達の判断が重要だという事を述べさせてもらいました。その部分に於いては、監督の指示や選手投入に対する意図を汲取って、攻撃的に出ようと選手たちも判断したのではないかなと思います。

 

その判断自体は間違ってなかったとは思いますし、筆者がとやかく言う権利もないかなと思います。ただ、取った手法は確かに良くなかったですし、そこも踏まえた上で、判断する時の「冷静さ」も必要だったのかなと感じました。

 

愛媛戦の結果を受け、久々に返り咲いた自動昇格圏から早々に陥落してしまいました。選手、サポーター皆に取ってショッキングな敗戦だったと思いますし、それが騒動にも繋がったかもしれません。

 

選手たちも、SNS等を見る限り次は絶対に勝たなければならないという思いに溢れていたんじゃないかと思います。当然我々もそうです。横谷のセレモニーを行っている事が見えなくなるくらいには、気持ちが入っていたんだと思います(尚、批判ではない)。

 

どうしても勝たなくてはならない試合、皆の気持ちは入っていたと思います。それにも関わらず勝てなかったのは、戦術的な側面だけではなく精神的な焦りや気持ちが空回りしてしまった部分もあるんじゃないかと思います。

 

todoworks.com

 

秒単位で状況が変わるピッチ上では、情報収集する時間、考える時間などはなく状況をみて瞬時に判断する必要があります。しかし、それでも余裕は必要でしょう。

 

記事にもある通り、勢いは冷静さと対局にあるものですし、焦りや追い詰められた状態、つまり異常な心理状態では良い判断というのは出来ないものです。皆さんも何となくイメージが出来るんじゃないかと思います。

 

これ以上負けられないという自覚を持って挑んだのに負けてしまったということは、それだけでは勝てないということです。追い込まれた時こそ、焦ってもしょうがない。一回落ち着いてみませんか。

 

4.冷静と情熱のあいだ

そんなこと言いつつ、3連敗は許されない状況ではありますが、結局最後に勝っていればなんだっていいんです。常時攻勢に出れる事の方が稀です。90分の中で冷静に試合を進めて行ければ良いんです。

 

 

監督の言う通り、町田は戦い方を大きく変えてくることはないでしょう。それに対して我々も前回対戦同様の戦い方を見せるのか、或いは奇策を考えてくるのか。こればっかりは試合が始まらないことには何とも分かりません。

 

ただ、一番やってはいけないことは、同じ過ちを繰り返すということです。仮に劣勢になり、また攻撃に舵を振り切ることになったとしても、そこには冷静さが必要です。

 

正に、冷静と情熱のあいだ。それがチーム、そして我々に求められていることなんじゃないでしょうか。

 

以上

 

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2019 MD29 愛媛戦 ~釈迦が経を読み違ったら~

 

1.気付けば残り13試合

ご安全に。メキシコです。

 

誰にでも間違うことはあると思いますが、それに対して目くじらを立て怒り散らすのか、次に繋げるために鼓舞するのか、やり方は人それぞれ様々だと思います。

 

29節愛媛戦後のゴール裏の対応。それが正しかったのか、これもまた人によって感じ方が違うことでしょう。

 

毎試合先導してくれているコールリーダー達には最大限リスペクトした上で、あれは果たして良かったのか?と個人的には感じています。一方、その対応に賛同する意見に対しても、特に否定はしません。一連の騒動に対する説明も、とりあえずは理解はしました。

 

 

ただ天皇杯後もそうでしたが、敗戦による悔しさを怒りに変え、その感情に任せて物に当たる、警備員に止められる等の行為自体は、推奨されるべきではないでしょう。単純に怖いっす。ハラスメント。

 

負けた時の立ち振る舞いや声の掛け方、もしかすると我々サポーターの真価はそこにあるんじゃないか。そんなことを感じた愛媛戦でした。

 

さて一度立ち止まり、現在の立ち位置を確認しましょう。

 

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先の試合結果で、せっかく戻ってきた自動昇格圏から再びプレーオフ圏に陥落。しかし、勝ち点上は2位京都と同数であり、こと昇格という意味では悪い位置につけている訳ではありません。

 

しかし、優勝争いという面に於いては、首位柏と9pt差とかなり離されてしまいました。柏は連勝街道まっしぐら、これもまたハラスメントです。怖いっす。

 

ところで、筆者が今年基準にしている指標については、今シーズンの新体制発表会で発言のあった「86pt」という数値です。(厳密に言うと、2015年シーズンの成績という事で得失点はプラス35以上・・・う~ん、う~ん・・・笑)

 

 

それを達成するには、少なくとも残り試合を「11勝1分1敗」という、割と、いや普通に厳しい結果を残さなければならなくなりました。2敗したらこの指標は達成出来ません。一方、この結果さえ残せれば優勝の可能性も十分ありえると言ったところです。

 

話は逸れますが、皆さんVAMOS読みました?筆者、大前元紀のインタビューに胸が熱くなりました。今年昇格出来なければ俺がここに来た意味がないと。

 

相当な覚悟を持って臨んだ今シーズン、個人としては納得のいかない日々を送っているにも関わらず、冷静に状況を把握し、来るべき時に備えて虎視眈々と準備しているように受け取れました。

 

彼は、自身の存在価値をゴールと言い切りました。残り13試合で26ゴールくらい期待しましょう。

 

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次に向けて前を向いてみんなで頑張ろう。 まだまだこれから。 これからも応援お願いします。 #大宮アルディージャ

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さて話を戻して、そのインタビュー中、前半戦の出来について彼は「負け無しの期間も、引き分けが多かった。これを勝ちにしないとならない。」旨、発言しています。

 

では後半戦、現時点でどうかというと、ここまで5勝1分3敗。引き分けを勝ちに転じさせるどころか、既に負け数が前半戦を上回っている状況です。これ一つ切り取れば、何となく良くない雰囲気を感じますし、それがゴル裏の怒りに繋がったのかなとも考えられなくはないです。

 

しかし、シーズン当初と比較すれば、チームとしてやれる事は増えてきました。チーム全体としては成長はしているのではないかなと、筆者は感じています。ただ、確かに何かが足りていない。じゃあ、それは何なのか。考えてみたくなりました。

 

2.釈迦にも経の読み違い

 

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まず愛媛戦を振り返ります。

 

・攻撃に関して

攻撃に関しては、プレスがハマらずにトランジション勝負に中々持って行けなかったことがあげられます。これに関しては後述するとして、もう1点、愛媛の守備の仕方について触れたいと思います。

 

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愛媛は、積極的にプレスをかけずに大宮のアンカー(小島)消しながら、ミドルゾーンでセットする守備を基本としていたと思います。

 

そうする事でライン間のスペースが発生し難く、大宮がここ数試合機能していた疑似カウンター的な攻撃も、この試合ではあまり発動しなくなってしまいます。

 

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ビルドアップを図ろうとすると行き詰まり、ロングボールを用いても回収されてしまう。やれていたシーンも多々ありましたが、全体を通すと最終的にはどん詰まる、といった印象は強かったかなと思います。

 

・守備に関して

一方大宮の守備ですが、基本は愛媛と同様の形を取ってきていたと思います。

 

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恐らく、大宮は愛媛のビルドアップを警戒して中央を締め、サイドからボール奪取をしようと考えていたと思われます。同時に、大宮のDHは敵シャドーをカバーする役割を担っていたので、本来であれば横パスやバックパスなどで発動するプレスが、上手いこと連動しなかった様に思います。

 

大宮の1トップがシャドー役を担う敵DHを消しながらプレスを仕掛ける局面はありましたが、その際の愛媛は敵中央のCBと、CB役を担うDHの間にGKが立ち、ビルドアップに参加。

 

大宮のシャドーやDHがプレスに参加しても、愛媛は後方で数的優位を保ち、なかなかボールを渡しません。特に敵アンカーが非常に厄介で、かなり自由にさせてしまっていたと思います。結果、大宮の守備ブロックが左右に振られ、愛媛DFラインに時間とスペースを与えることに繋がってしまいました。

 

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後ろで保持した状態で複数の選択肢がある愛媛は、ドリブルで持ち出すのもヨシ!サイドから崩すのもヨシ!大宮のDHがそこにプレス、或いは迎撃しようとしたならば、縦パスを入れるのもヨシ!ライン間にボールを落とすのもヨシ!という事で、大宮の守備の仕方を利用しながら、上手いこと攻撃の形を構築していたと思います。

 

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※gif画像です。

 

大宮はこうしたチームに対して、しっかりと対策を練った上でプレッシングを仕掛け、ショートカウンターで点を取るという戦い方を取ってきました。しかし、今回は愛媛のビルドアップが一枚上手であり、そこが敗因の一つに挙げられるのかなと思います。

 

しかしこれ、何か既視感がありますが、多分神戸戦がこれに近い構図だったと思います。千葉もこの手法で大宮のプレスを回避しようとする試みがあったと思います(その出来は・・・ですが)。

 

今後各チームとも、大宮対策としてやってくる可能性は今後も十分あるでしょう。そこに不備があるチームに対しては問題ないでしょうが、今回のように組織されたチームに対するこちらの策については、再考する余地がありそうです。こちらはトレーニングの中でしっかり修正して貰えれば問題ないのかなと、筆者は思っています。

 

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この試合、しっかりと対策を取って臨んだら逆にそれを上手く利用され、攻撃の手まで潰されてしまいました。でも、サッカーに於いてはそんなことよくある事だと思うんです。

 

そりゃいくら優秀な監督といえども、選択を誤ったり、対策の対策を取られなす術がなくなることも当然あるでしょう。ただそうなった時に、そのままズルズルとやられて良いのか、という所が問題なのかなと思います。

 

3.チームに問われているもの

 

千葉戦後にこんなツイートをしたことを思い出しました。

 

以前、チームビルディングについて書いた記事の中で守破離について触れた事があります。

 

mexicorange.hatenadiary.jp

 

守~破については、基本戦術の部分、自らアクションを起こす戦術を身に着けていく。気付けばプレッシング、ショートカウンター、ビルドアップの手法まで、それなりに仕込んでこれたんじゃないかと思います。

 

まだ至らない箇所が多々あれど(それは他の談議会ブログをご参照あれ。ご参照あれ。)、恐らく今シーズンはこれ以上戦術的な幅が広がる事はないのではと、筆者は考えています。

 

ただ、今回の愛媛戦や神戸戦、或いはアウェイの京都戦なんかそうでしたが、予め設定してた戦術が通じないとチームとして機能しなくなる、というのは現状大きな課題だろうと思います。

 

言われた通りには出来るようになってきたけど、それ以外のことが起きたときに対応できなくなる、みたいな感じでしょうか。

 

でも、これは起こるべくして起きる現象なのかなと。成長過程に於いては、必ず通るべき壁といいますか。

 

皆さんの職場にも新入社員が入ってくると思いますが、最初は言われた通りにしか出来ないんですよ。というか、もはや言われたことも出来ない。それが徐々に出来るようになっていって、更に色々な経験から自身で判断し、スピードも上がってくる。

 

上司がミスったり指示を間違おうが(その責任は上司のものだが)、その時の対応すら気付いたら出来るようになっていたりする。的確に指示を出すのが上司の役割でもありますが、一方でそれだけに頼っていては組織としても、人としても成長しない。

 

sammy-soccer.com

 

高木アルディージャという一つの組織、そしてそこでプレーする選手、指揮を執る監督、スタッフは、今まさにそこを問われているんじゃないかと思います。

 

ピッチ上で起こる様々な問題。それはマークの問題だったり、立ち位置についてだったり、或いはDFラインの高さ設定だたり、局面毎に色々とあるでしょう。その場その場で適正な判断を、選手たちが取れるかどうか。

 

「離」は師の教えから離れオリジナルを築く段階と言われていますが、このチームに取っては「自分達で判断する」部分がそれに該当するんじゃないか、なんて最近思っております。

 

そしてそれは日本人が最も苦手としている部分と言われています。ここの改善が少しでもあれば、「86pt」という数字も夢ではなくなるし、その先、J1に上がった時も降格争いに左右されない、より強いチームになる礎になるのではないか、と筆者は思うのであります。

 

そして、その改善を図る最も有効な手段は、試合毎に浮き彫りになる課題の修正、日々のトレーニングでの意思統一、そして戦術の深化、その繰り返し。

 

つまり、これまでやってきたことの「継続」である事は言うまでもありません。

 

確かに目先の勝敗が重要な時期ではあります。ただ、それだけに気を取られていては、せっかくここまできたチームの成長を妨げる要因にもなってしまいます。今年は、我々自身も我慢する気持ちが大事なんじゃないでしょうか。

 

4.気持ちを一つに

 

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最後に、もう一つ。先の騒動で、色々な意見を見聞きしました。別にそれ自体は自由なので良いと思います。

 

ただ、少なくとも今この状況下に於いては、我々の中でいがみ合う必要は全くないと思います。オレンジャーの意見に好意的な方も懐疑的な方も、一旦それは忘れましょう。

 

残り13試合は気持ちを一つにして、ただただ勝利を願い、サポートしていくのみだと思います。

 

今年は一時を除いては、比較的過ごしやすい夏だったと思います。そうした影響が今後どう現れてくるかは分かりませんが、とにかく今筆者が強く思うことはただ一つですので、それを書いてこの記事を終わりにしたいと思います。

 

次は絶対勝ちましょう。

 

以上

 

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2019 MD26 山形戦 ホームの優位性

 

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大宮3-2山形

 

1.ホームの優位性

ご安全に。

 

なかなか痺れる試合展開でしたが、スタジアムの雰囲気ってのは大事ですね。

 

奥抜が外した場面では、なんだか点取られそうな雰囲気がありましたし、同時に同点にされても勝てそうな力強さもスタジアムから感じ取れました。

 

11,678人という、久々に大勢の方が詰めかけた試合。昨今のサッカー界は数だの質だの色々な優位性がありますが、これはホームの優位性とでも言いましょうか。それがもたらした勝利だったんじゃないかと。全体的に、最近のNACKはポジティブさが感じられるようになった気がします。

 

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まぁ細かく見れば、俺が選択した座席の後ろでは中年主婦層軍団の阿鼻叫喚、大したピンチでもないのに逆にビビる俺と連れ、みたいなことは起きてましたけど、それもスタジアムで見る面白さの一つということで(笑)その時は不快だったけどな!

 

 

さて、そんな雰囲気で勘違いをしそうな所でしたが、試合内容としてはまぁ五分五分だったかなと。若干質で勝る大宮の方に分があったんではないかなというのが、超大雑把に纏めた感想です。

 

山形はセットした際の守備は堅く、我が軍が自陣でボール回しをする際にはプレッシングでそれを阻害してきます。大宮と似たタイプのチーム。なので、ビルドアップで中々上手くいかない大宮の攻撃陣は、果たしてそれらにどう対応するのか、という点が個人的に気になるところでした。

 

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ミラーゲーム

両チームのスカッドはこう。山形は2試合スタメンを外れていましたが、満を持してJB。ジェームスブラウンでも、ジャスティンビーバーでも、ジェイソンバトンでもなく、ジェフェルソンバイアーノ。

 

バイアーノの屈強なフィジカル、坂元、南の強烈なアタッカー陣。普通に強え山形。先制され、あぁまたですか、逆転勝利ですね、いや出来るのかこれ?という感じでしたが、さすがの高木大宮。出来ました。

 

2.24:00

さて、どうやって攻撃していくのかなぁという感じで阿鼻叫喚に怯えながら観戦していた訳ですが、序盤の大宮はいつも通りハイプレス・ショートカウンター、ロングボールからセカンドボールを奪取して攻めに出る攻撃を主として、時折以下の様に後ろから繋いでいくという展開でした。

 

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まぁ攻撃についてはいつも通りな感じで、別に悪くないけど上手く打開が出来ない状況が続きます。しかし、地震発生からの引水タイム後に決定的にハマったシーンが生まれます。この試合、ロングボールを放る際はどちらかというとロビンに預けるようなパスが多かった大宮。

 

・変化前

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プレスをかけてくる山形は前5枚とDFラインの間にスペースが空きがちになります。これを利用して、後方からのビルドアップで詰まっても、ロビンに預けて収めるかセカンドボールを回収する攻撃を仕掛けます。但し、ファールになったりセカンドボールを敵に回収される場合も多々ありました。しかし、24:00以降は次のような場面も数回発生します。

 

・変化後

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構造的には変化前と同様。但し、24:00のシーンではHV(河面)が下がってボールを受け、更にCBに戻す事で、敵のプレスをより引き付ける事に成功します。

 

CB(河本)も、ロビンの手前に落とすようなパスを供給、ロビンはそれを貰いに少し落ちてくる。ST(茨田)がDF2人を止めている状態のため、プレス隊と最終ラインの間にスペースが発生します。大宮は、プレスを引き付けて一気に回避しつつロビンが自由になり、確実にボールを前進させるる事に成功しました。

 

このシーンは、非常に印象的なシーンでした。ただ、24:00のこれ、敵をより引き付けられた点に関しては、たまたまだったかと思います。

 

3.もっと自由にボールを動かせるはず

相手前5枚のプレスに対して、こちらは足元に定評のある加藤も加える事が可能です。そうすると敵5人に対して6人と数的優位な状態でビルドアップが可能な訳です。もっと言えば、ファーストプレス3人に対して、大宮のDFラインは4枚(GK入れりゃ5枚)いる事になるので、ここでも数的優位な状況です。

 

先ほどの24:00のシーン、少し戻って河本がパスを出す直前の場面を確認します。

 

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そもそも、24:00のシーンは河本のパスが自陣側にそれた事から発生しました。これによって、結果的に敵プレスを引き付ける事に成功。

 

このシーンに至るまで、左サイドから放ってロビンに預け前進を試みますが失敗し、右サイドを経由しながら再び左サイドに戻ってきています。この事で、敵の守備を上手く左右に振ることに成功しています。結果として河面が完全フリーな状態となり、上手くパスが出せていれば違った展開もあったかもしれません。

 

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また、CBから直接WBへパスを出すシーンが多々ありました。これは恐らく敵DH脇を活用して攻撃に出たい意図があったんでしょうが、しかし図の通りほぼほぼ潰されていました。一方で、HVはフリーな状態でいることも多く、自ら窒息しに行くような組み立ては相手の思う壺でしょう。

 

GK加藤を入れた意図は、恐らく両HVが幅を取りながらビルドアップの際に優位性を保つことにあると思います。ただ、まだまだ発展途上な状態。しかし、河本・櫛引・河面・石川(小島)・加藤と本来このメンツであれば、ある程度自由にボールを動かすことは可能だと思います。

 

どのパターンでも、相手を引き付けることも可能だし、HVが持ち出してギャップを生み出す事も可能でしょう。本来、もう少し多様性のある攻撃が出来てしかるべきの状態。まだ上手く出来ていない状態な訳ですが、伸びしろは十分にあると言って良いものと思います。

 

次節の岡山は、我が軍の3バックに対して、4-4-2から3-4-3の様な形でプレスを仕掛けてくるものと考えられます。相手のプレスを回避するための立ち位置や戦法自体は備えられつつある訳ですので、この状態に対岡山対策を上乗せして、さぁどうなるかという所が次節見どころになるんじゃないかと思います。

 

 

4.いよいよ

次を試合を終えると、いよいよ残り15節。そろそろ、シーズン終盤の事を考えていかなければならない時期が迫ってきました。果たして高木監督は今何を思うのか。

 

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ハイプレス、ショートカウンター、プレスの回避、ロングボールを用いた攻撃、5-2-3と5-4-1守備の使い分け。気付いたら、色々な戦い方が落とし込まれつつあります。一方、まだまだ課題も多いのもまた事実です。

 

note.mu

 

ただ間違いなく変わっていない事。それは、自分達がアクションを起こして戦おうとしている事です。ここは、一貫していると思います。そのコンセプトの中で、相手を見てどう対策を取るか、という事だと思います。それは、岡山戦のプレビューを見れば明らかでしょうし、再三ブログでも触れてきました。

 

J1昇格という事に於いては、全くどうなるか分かりません。柏、京都がここから落ちてくる可能性もあるし、反対に横浜FCが追い上げ、今躓いてる山形や甲府が息を吹き返すかもしれません。

 

我々も、シーズン序盤の躓きや、途中で勝ちに恵まれなくなる事もありました。ただ、チームは確実に進歩しています。それはサポーターやファンも含めての事だと思います。現在3位。首位と6pt差。まだまだ行けます。だからこそ、俺は辛抱強くこのチームを見守っていきたいです。継続というのは、必ずどこかで実を結ぶはずです。

 

これからの試合、どれも大事になってきます。次節はホームの優位性が出せません。一方、ここ最近の岡山さんはスタジアムに沢山のお客さんが入っています。アウェイでこそ、チームの真の強さが問われることになります。

 

次も勝ちましょう。

 

以上

 

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