Match Day

Match Day

大宮アルディージャに関するあれこれ

ラスト5試合、それぞれの想い。

[http://Embed from Getty Images :embed:cite]

 

 

1.それぞれの想い

 

 

ご安全に。

 

今週水曜から練習が非公開となり、何か仕込んでくる気配が半端ない我が軍。

 

それに伴って様々な方が今週末の展望や思いを綴る。この試合の重要性を皆理解しているんじゃないかなと思います。

 

小生も今回執筆するにあたって戦術的な面に触れようかとも考えましたが、既に色々な観点から語られているので、改めて紹介するに留めます。

 

note.mu

 

note.mu

 

note.mu

 

 

 

 

 

恐らくこうだろうな。或いは、こうであって欲しい。こうすべきだ。

 

2019シーズンの分岐点的な試合を前に、これまでの戦い方を踏まえつつ、それぞれの思いが入り混じった色んな考え方があって非常に面白かったです。

 

ただ、これらを見て言えるのは、今シーズンずっと戦術的な視点を持ちながら見てきた人達ですら、もはやどう出て来るのか分からないってことかなと(笑)

 

確実に言えるのは相手の強みを消す「何か」を仕込んでくるという事だけでしょうし、そんな期待が持てるのが今の大宮なんだと思います。

 

2.やるなら手短に

 

とは言え、スタートの布陣に変更はあっても、得点を取る方法は変わらないでしょう。

 

シーズン後半のゴールを見ると、その半分はカウンターからの得点であり、その次にセットプレー、ビルドアップからの得点は全体の2割に過ぎません。

 

シュート全体で括ればより鮮明なデータが出るでしょうが、フットボールラボで見る限り、セットプレーとカウンターからシュートに至っている率が高いのは明らか。

 

f:id:mexicorange:20191031223854j:plain

 

www.football-lab.jp

 

f:id:mexicorange:20191031223914j:plain

 

www.football-lab.jp

 

その場面をどれだけ作れるか。そこが試合を分けるポイントになるんじゃないかと思います。特にカウンターに関しては、奪ってからゴールするまで手短に、時間はかかりません。

 

 

 つまり、

 

  • 相手の守備陣形が整う前に一気に攻め切る。
  • 防がれてもセットプレーに繋がればそこからまた得点が期待出来る。

 

というのがシーズン後半戦のゴールの特徴であり、そこもまたポイントとして見ておくべきなのかなと思います。

 

3.ヒーローは誰

因みに、小生は3-5-2で入って来るんじゃないか、その2トップに大前が起用される可能性もあるんじゃないか、等と思ったりしてます。

 

戦術的な観点からすれば、個人で打開でき、カウンター時の動きも秀逸な奥抜。セットプレーもイッペイでどうにかなりそうです。

 

この数試合、ベンチ外の大前。以前練習を見に行った際、既に試合に出れてない状況でしだか、練習中特に悪い動きをしている訳ではありませんでした。

 

ベンチにしとくのすら勿体ない技術と決定力を備えているにも関わらず、戦術的な理由で試合に出れない。そんな日々の中で本人はどう思っているのか。

 

[http://Embed from Getty Images :embed:cite]

 

思えば真っ先に契約更新のお知らせがあったのが彼でした。そして、今シーズンから新キャプテンとして、チームを引っ張る立ち位置になりました。

 

しかし、チームを背負っていってくれるのではないかという期待に反して、思ったように活躍出来なかった今シーズン。果たして、このまま終わってしまうのか。

 

彼の最大の弱点は守備です。茨田の様に後ろを消しながら上手い立ち位置が取れない。また、攻撃に関しては周りに活かされるタイプの選手であり、奥抜の様に一人で打開が出来ない。

 

一方で、彼の特徴はボールを引き出しながらゲームを作ったり、小柄ながら上手くキープして起点にもなれること。そして最大の強みはその決定力。ゴールに対する感性を持ち合わせています。

 

相手のキーパーは日本代表クラスです。カウンターで攻め込んでも、最後にとんでもない壁がいる訳ですが、個人的に厄介なのはそこだと思います。レイソルは彼に助けられた局面が幾度となくあったんじゃないでしょうか。

 

いくら決定機を創出しても最後防がれては意味がないし、それが致命傷になることも考えられます。

 

中村航輔という最後の砦に対して、決定機で確実に仕留め、難しい位置でもゴールに変えれる力を持ってるの、このチームだと誰ですか?と問われたら、一人しかいないでしょう。

 

果たして高木監督はどういう人選を行うのか、そこも楽しみにしてみてはどうかなと思います。

 

4.ラスト5試合

 

[http://Embed from Getty Images :embed:cite]

 

Twitterを見れば、こうなれば柏の昇格が確定して云々とかの情報も出始めました。

 

しかし、監督は残り5試合が非常に大事になってくると言ってます。

 

甚大な被害をもたらした台風の影響も合わさって、首位柏戦がそのスタートとなりました。

 

シーズン最後の結果に影響を及ぼす一戦になる事は間違いないでしょう。奇跡を起こすのか、息の根を止められるのか、その分岐点。

 

俺らも覚悟して試合に入っていかないといけないと思います。このチームで優勝して昇格する。まだ誰も諦めてないと思います。

 

選手・スタッフの方々も、ファン・サポーター、スタジアムに来れない皆さんも。良い状態で11月2日を迎えましょう。

 

必勝です。

 

以上

2019 MD35 水戸戦レビュー ~強制と矯正~

youtu.be

 

水戸2-3大宮

 

 

1.6ptゲーム

 

ご安全に。

 

久々に試合全体を振り返ろうかなと思います。別記事も書ければなと目論んでいるので、簡潔に纏めていきたいと思います。

 

何が何でも勝たなきゃならん試合に勝利することが出来ました。これで水戸とは6pt差。当然直接対決はもう無い訳で、大宮にとっては非常に大きい勝利。

 

水戸側からすると、前半の出来を考えれば非常にショッキングだったと思います。

 

正直、前半で2点差というのはかなり厳しいかなと思いましたが、このチームもだいぶ強くなりました。それくらいで折れるメンタルではなかったということです。

 

それにしたって前半と後半で別チームが戦っているみたな内容の今節。その辺をポイントに置いて振り返ってみたいと思います。

 

2.前半

 

まずスカッドと嚙み合わせですが以下の通り。

 

f:id:mexicorange:20191008221532j:plain

 

水戸の特徴としては、やはり綺麗な4-4ブロックを作っての守備とプレッシング、そこからのカウンターという所でしょうが、一方でボールを持てば2-3-5の様な形で可変して攻撃をしかけてきます。

 

特に2列目の3は流動的で、2SB+1DHだったり、2DH+1SBだったり。3の両端は若干内に絞ってWG役の選手へのパスコースを作るような動きをよくしていたと思います。

 

水戸の前線5枚と大宮の後ろ5枚。特に大宮のWB周辺、つまり大外のレーンですね。この辺がどう噛み合うのかが試合を左右するポイントになるかなと思ってみてましたが、まぁ見事にそこが左右する展開になりました。

 

大宮の狙いはいつもと変わらず以下の通り。これは後半も共通、試合全体での狙いと考えて貰って問題ないと思います。

 

f:id:mexicorange:20191008221601j:plain



 

【大宮の狙い】

  • 敵陣では5-2-3、自陣では5-4-1、そこからサイドに誘導してボールを奪う。
  • 5-4-1の場合は中央を固める。
  • 奪ったら時間をかけずに裏のスペースを活用
  • 或いはシモビッチを起点とした攻撃

 

特に狙いは変わらない、この1年でベースは作り上げました。

 

しかし、対する水戸もこの試合の重要性を十分理解しています。しっかりと、対策を講じてきます。

 

【水戸の対策】

  • ロングボール戦術
  • ボールサイドでの圧縮

 

f:id:mexicorange:20191008221700j:plain

 

まず、水戸ボールの時。

 

前から奪いにくるならボールを投げちゃえば良いという事で、DFラインから一気に前線に送り込むことで大宮のプレスを回避しつつ、敵陣に侵入します。

 

と、同時に放る先はサイドが中心だったかと思います。これをする事で、大宮のWB陣を押し込める事に成功。

 

大宮としても、もしWBが前に奪いに行った状態でロングボールを放られたら、水戸の前線5枚に大宮は後ろ4枚で対峙しなければならなくなる、所謂数的不利=ピンチに陥ってしまうのでそれは許容出来ないと。

 

同時に水戸は、2列目と最終ラインでシモヴィッチを囲ってしまう。つまり、大宮のカウンターの起点を先に潰してしまう。しっかりとカウンター対策を取った上で、ロングボール戦術を採用してきたという事です。

 

この戦術を取られてしまっては大宮は全体を押し上げ難い。更に水戸2列目の両端は若干絞ってくるという事で、WBの前のスペース、即ち大宮が刈り取り場に設定している所が空きがちになる。結果、奪いに行きたいポイントまでの出足が遅れ、水戸ボール時に「時間とスペース」を与えてしまう。

 

これが、自陣でやりたいようにやられてしまった背景のポイントの1つだと思います。

 

とはいえ、ボールを持てる時間帯もありました。この時はどうだったでしょう。

 

f:id:mexicorange:20191008221731j:plain


 

水戸は綺麗な守備ブロック形成しつつ、ボールサイドに圧力をかけてきます。ゾーンディフェンスの正統派とも言うべきでしょうか。逆サイドは完全に捨てていたように思います。

 

一方、大宮の攻撃はWBが幅を取りながらピッチ全体を使う。目的は相手のブロックを広げるためですね。これも攻撃の仕方としては正統派だと思います。

 

ただ、ボール周辺のエリアに限定して見れば、水戸は人数をかけて守れる=奪回しやすいという訳です。奪ってしまえばWBの裏を中心にスペースに放り込んで陣地回復。

 

大宮としてはボールを前進させる際の「ゆとり」みたいなものが足りてなかった、厳密に言えば持てなかったのかもしれません。

 

折角ピッチ全体を使おうと配置させているのであれば、もう少し揺さぶってみて水戸の守備を広げ、縦パス等で進入したかった所ですが、後ろで持ってれば奪いに来るし、前進すればそこは出口の見えない密集。落ち着いてボールを動かすことが出来ませんでした。

 

因みにメキシコさん、この展開を予言していたようです。

 

 

という訳で前半は水戸の策がハマり、水戸のペースでゲームを支配される形となりました。絶望の淵に立たされた大宮は、後半どう修正するのでしょうか。

 

3.後半

 

厳密に言えば前半30分前後から、大宮は布陣を4-4-2に変更してきます。それに加えて、後半入りからシモヴィッチ⇒フアンマ、小島⇒石川にメンバーを入れ替え。すると早速、巻き返しを図ります。

 

youtu.be

 

youtu.be

 

そもそも、4-4-2への変更の意図は何だったのでしょう。これを知れば、後半別チームになった理由が大方理解出来るのではないかと思います。

 

f:id:mexicorange:20191008221940j:plain



 「大宮の狙い」として作図したものと比較してみると良いと思います。通常時は後ろを5枚にして所謂5レーン(参照)をまず埋め、そこから前線がボールをサイドに誘導し刈り取る。WBが前に出た時、そのスペースはDFラインがスライドさせて埋めるという形を取ります。

 

(因みに、この時疑似的に4-4-2だったり4-3-3の形になるので、「5-2-3⇒4-3-3可変」みたいな風に言ってるのでご参考まで)

 

【大宮の守備のポイント(プレスする場合)】

  • 前線五角形の誘導の仕方(例えばコースを切りながら追い込めるか、等)
  • WBが勇気をもって前に出てこれるか。

  • DFラインがしっかりとスライド出来るか。

 

【大宮の守備のポイント(引いた場合)】

  • 5-4-1で中央を制限する。
  • そこからサイドに誘導、シャドーとWBで挟み込んで刈り取る。

 

他のレビュアーも同様の事を述べていますが、特に大宮の攻守全体について理解するには、あるちゅー氏のブログを是非見て頂きたいなと思います。

 

note.mu

 

note.mu

 

話を戻して、この試合前半を思い出しましょう。

 

【前半の大宮】

  • 大宮のWBは水戸のロングボール攻撃によって完全に押し込まれていた。
  • 下手に前に出れば、DFラインのスライドが間に合わない内にWB裏のスペースを活用されピンチ。WB前に出にくい。
  • 出なきゃ出ないで、WBの前のエリアで時間とスペースを与えてしまう。

 

という事でした。

 

ならば、疑似的に可変させていたものを強制的に矯正してしまう。4-4-2に矯正し、初めから奪いたい位置に人を配置、水戸から時間もスペースも奪ってしまいましょう。この布陣の変更はそういう意図があったように思います。

 

更にカウンターの起点を増やすという事も考えていたと思います。以下図を参照下さい。

 

f:id:mexicorange:20191008222213j:plain



前線に2枚置くことでボールを回収しやすくしつつ、個々で見れば、ドリブルで打開できる奥抜、サイドに流れてスペースを作ったり、そこで受けて起点となる事が出来るフアンマ。

 

フアンマのスタイルを考えると、後半早々からの交代は非常に効果的だったと思います。

 

また、カウンターをするにはボールを奪わなければなりませんが大宮の守備はシンプルになりました。

 

4-4でブロックを形成しなが中央は塞ぎ、ロングボールを展開されれば横にスライドして圧縮。サイドからの展開を試みようとすれば、先ほど述べた通りそこには既にSHが待ち構えている。

 

奪ってなんぼのこのチームです。前半に比べて、奪えるポイントが各段に増えたと思います。そこで効いてくるのが石川です。彼はFootball Labに於けるチーム内ボール奪取ポイント一位。

 

f:id:mexicorange:20191008222604j:plain

https://www.football-lab.jp/omiy/

 

 

f:id:mexicorange:20191008222654j:plain

66分頃のシーン


大宮は石川・三門のボール奪い隊を中心に積極的にボールへアプローチ。人数が多いので前半より回収が容易になります。

 

そして、奪ったら間髪入れずに同サイドでカウンターを仕掛けるという構図でした。

 

仮にカウンターが失敗した場合でも、少なくとも陣地回復、つまり敵陣でプレーする事は可能となります。

 

f:id:mexicorange:20191008222732j:plain


また1点目の起点となったのは、この様に後方からペナ角目掛けたロングボールです。

 

密集を作って圧を掛けてくるならば、それに付き合わず前線目掛けてキック&ラッシュ!まるでラグビーパントキックの様に、こちらも一気に陣地を回復することが出来ます。

 

この様に後半は、

 

  • 奪ってから早く攻撃に出たい
  • 相手の陣地でプレーしたい

 

という狙いを、システム変更によって存分に出すことが出来ました。もっと言えば、水戸が前半やっていたことをそっくりそのまま、1.5倍返ししたとも言えるかもしれません。

 

余計な事はしないで、お互いロングボールとカウンターで殴り合う。

 

最終的にはそんな試合内容で幕を閉じた35節でしたが、高木監督の矯正力と、選手のメンタリティの成長を感じる、非常に特別な試合にもなったかなと思います。

 

因みに、後半も若干予言出来てました。今度からプレビューやろうかな。

 

 

4.奪って〇秒で即ゴール

この見出しに対しては深く突っ込みませんが、少し余談です。実は先日初めて練習の見学に行ってきました。時期は長崎戦の前の水曜日ですね。

 

f:id:mexicorange:20191009001044j:plain

実に良い練習場である。

細かいことは企業秘密として、高木監督が頻りに言っていたのは、

 

良い状態になったら早く攻めよう

 

という事でした。色々な注文はしていましたけど、ベースはこの一言に集約されると思います。

 

実際、長崎戦では良いショートカウンターも決まりましたし、3点目も自陣から回収してのゴールでした。

 

これはその前の節のヴェルディ戦、奪って良い形を作るものの、上手く攻めきれなかったことの反省から来ているものだと思います。

 

じゃあ実際の所、奪ってからどれくらいでゴール決めてんだ?というのが気になったので、ちょっと調べてみました。

 

とりあえず、長崎戦以降の6ゴール、この内PKを除いたゴールについて、マイボールになってからゴールするまでの秒数をカウントし、平均を出してみました。その結果、

 

約8秒

 

でした。奪って8秒で即ゴールです。因みにバモスに載っていたのは、シュートまでの平均時間が13秒とかだったと思います。13秒も早いですが、ここ数試合のゴールに限って言えばもっと早くなっている。

 

因みに、水戸戦だけに関して言えば7秒、町田戦まで遡ると9秒です(平均)。

 

このデータだけ見ると、大宮がこの先も勝ち続けていく為に最も重要なことは、時間を掛けずに決定機に持ち込む事。そして、そのカギとなるのはボールを回収してカウンターに繋げるシーンを多く作れるかという点だと思います。

 

その為に、「どう奪うか」といことは常に考えて置かなければいけません。

 

この辺のデータを足掛かりにして、別途記事を纏めようと思いますが、すぐに攻撃に切り替えられるかという点に注目して試合を観るのも面白いかもしれません。

 

皆さんも少し気にして見て頂ければと思います。

 

5.おわりに

いよいよ残り8節の所まで来ました。

 

柏が負けたお陰で、直接対決を残しながら6pt差にまで詰めることが出来ています。因みに柏の次の相手は水戸。なんとオルンガ不在。

 

にも拘わらず、今週は台風で延期になる可能性が高いという不運が待ってそうですが、月曜(祝)くらいに順延してくれれば、なんら問題ないでしょう。Jリーグ公式さん、頼みます。11月に順延とかはやめて下さい。

 

さて、大宮は5戦負けなしの3連勝。夏場に躓きましたが、ここにきてまた調子を上げてきましたし、今は選手達のコンディションも良好に見えます。怪我人も大方戻ってきました(一部また怪我してそうですが・・・)。

 

次節福岡戦、今年はあまり調子の良くない福岡ですが、前回対戦ではドローに持ち込まれて痛い目にあっています。しっかりと借りを返しましょう。

 

最後の最後までこの団子状態は続くと思います。ですが、少しでも抜け出すべく一戦一戦大事に、そして最大限のサポートで後押し出来ればと思います。

 

次も勝ちましょう。

 

以上

 

※宣伝

twitter.com

 

note.mu

 

note.mu

  

note.mu

 

大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男女問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。

2019 MD32 横浜FC戦 ~LAST 10~

 

1.はじめに

 

f:id:mexicorange:20190916224201j:plain

ご安全に。

 

 

えー、今回はレビューと言うより雑感。自分の中で整理しときたいってのもあって、ポイントを一つに絞りました。

 

 

というのは表向きの理由で、ただただウイイレやりたいんです!!(笑)

 

さて、チームが掲げていた86ptという目標、無事未達。ゴル裏からはJ2残留?という気の早い残念な煽りゲーフラが掲げられる。そんな32節横浜FC戦。

 

まぁなんか拍手の方が多かったような気がしますんで、本当に一部の人が怒り狂ってたんでしょう。ただ振り返ってみると別に悪い試合ではなかったと思います。幾つかあった決定機。そこでしょうね。

 

あとはその機会をもう少し増やしたい所ですけど、その為には自分達の時間を作るか、相手の時間帯にどれだけアグレッシブに奪いに行けるか、という2点が重要。

 

そういう中で、ここ数試合はこれまで積み上げてきた攻撃の形がなかなか出せない。また、肝であるプレッシングがハマらない、といった点が課題になってました。

 

で、今回の横浜FC戦。その部分については、多少改善したんじゃないか?と思いました。

 

その上で、ゾーンディフェンスの外を利用しつつ、相手のカウンターを警戒しながら陣形を崩さずロングボールを多用する戦術を取った。

 

というのが、今節の内容でしょう。

 

なので、別に負けない戦術を取った訳ではなく、寧ろ相手をよく見て勝ちに来た。妥当な選択だったんじゃないでしょうか。

 

とは言え、まだ改善の余地があります。この試合のポゼッションは五分五分ですが、前半30分から後半20分くらいまではほぼ相手の時間帯。

 

何でこうなったかなぁと考えながら振り返ってみましたが、正直問題は1つではなさそうです。その中で、プレッシングの部分についてちょっと考えてみました。

 

2.プレッシングについて

1)自分たちのペースで試合を動かしていた時

f:id:mexicorange:20190916213408j:plain

まず、嚙み合せです。大宮3-4-3に対して、横浜は4-2-3-1。ボランチに松井ではなく、中村俊輔を起用してきました。

 

余談ですが、俊輔はやっぱり上手かったですし、視野が違いますね。空いたとこすぐ見つけてそこに出してきます。これが噛み合うと余計に怖いんじゃないかっていう横浜FC。強い。

 

f:id:mexicorange:20190916213626j:plain

さて、横浜FCは4-2-4の形でビルドアップします。この辺はおきくちゃんのブログを参照して見て下さい。

 

note.mu

 

GKもビルドアップに参加する、大宮のプレスを無効化する典型的な形を取っています。という事でここでポイントとなるのが、五角形の外。

 

ここはフリーな状態で良いんですけど、どうやってプレッシャーをかけるのかというのが一つ課題です。ここで自由にさせてしまうと、ズルズルと侵入されてしまう。

 

f:id:mexicorange:20190916214339j:plain

ってことで、まず大宮の前線3枚はシンプルに敵GK、2CBに対してプレッシャーをかけます。と同時に、シャドーはそこからSBに対してプレスバック。しかし、これだと間に合いません。

 

f:id:mexicorange:20190916215135j:plain

そこから、今度はWBがプレッシングしてシャドーと挟み込むような形。WBが空けたスペースはDFラインがスライドして埋めます。

 

結果的には4-3-3みたいな形になりますが、久々にちゃんとこの形になった気がします。

 

試合全体でWBがプレスに行くイメージは常に持っていたと思います。ここ最近はWBが止められて中々前に出てこれないことが多かったですが、この試合はよく頑張っていました。

 

試合を振り返ると、こうやって全員が連動してプレスが出来ている時は、しっかりと回収して自分達の攻撃に転じる。或いは落ち着かせてビルドアップする事が出来ていたと思います。最後に画像を纏めときます。

 

f:id:mexicorange:20190916215839g:plain

gifなので動きます

2)ボール保持できなかった時間帯

でも、試合全体を通してみると、やはり劣勢に立たされることが多かった。その時間帯は中々ボールを回収する事が出来なかったですね。

 

色々な要因があると思います。攻撃も淡泊でしたし、ロングボールを放っても、放った先が孤立して回収出来ない、等。では、プレスには何か違いはあったのでしょうか。

f:id:mexicorange:20190916220421j:plain

横浜はビルドアップの形を4-2-4から2-4-4みたいな形にしてきます。具体的には両DHが下がって大宮シャドーの位置付近をウロつく感じでしたね。

 

これによって、シャドーがそこ(縦パス)を警戒しなければならなくなり、上手くプレスがかからなくなりました。

 

シャドーはCBとSBを見る役目があったと思いますが、下手に動くと簡単に五角形の中にパスを入れられる。

 

一方、DHばっかり見てれば当然敵CB、SBに行けなくなる。敵SBの立ち位置も真横くらい、イケそうでイケない。みたいな距離。

 

一方でDFライン。横浜の両サイドハーフ、エグかったですね。質で完全に負けてしまってましたけど、それ故に警戒して守らなければならない状態に陥ります。

 

f:id:mexicorange:20190916220935j:plain

結果的にCBからSBにパスが通ります。大宮シャドーが追いかけますが、ちょっと間に合わない。一方、WBもプレスがかけられていない状態なので、SBは簡単に前進する事が可能になってしまいます。

 

f:id:mexicorange:20190916221238j:plain

単純に前進するもヨシ。ですがこの時のポイントは、敵DHやCB等が加わって複数の選択肢を持ちながら攻撃をしかけられるという点。これでは大宮も中々奪うことが出来ない。

 

特にSHのスピードがネックで、そこに出されるだけでいきなりピンチ、みたいな状況が多々作られていました。

 

一方でボランチ、特に中村俊輔を経由した場合はこちらを揺さぶったり、縦パス、危険なエリアへのロングパス供給等、いやらしい攻撃を仕掛けてくる。

 

要は、横浜FCの方が位置、質を上手く利用しながら攻撃をしかけられていたという事じゃないかなと思います。

 

若干不安な面も感じられたボランチ俊輔ですけど、これがハマるとちょっと嫌ですね。柏戦辺りでもっと機能する様に下平監督頑張って下さい。

 

f:id:mexicorange:20190916223143g:plain

これもgifだよ

 

3)大宮はどうすれば良かったか。

やはり勇気をもってプレスをかけるという事でしょう。但し、90分通してずっとプレスをかけるのは無理です。行く時と行かない時があるのは当然。

 

とりあえず、行く時はしっかり連動する形が戻ってきました。多分、非公開練習中に修正をしてきたものと思われます。

 

毎回相手を見ながらしっかり整理さえすれば、そこまで不安はないのかなと思います。

 

じゃあ、行かないとき。或いは行けなくなってしまった場合。ここをどうするか。

 

例えば割り切って、ゾーン2でも5-4-1で構えて中盤の枚数を合わせちゃうとうこともありでしょう。ただ、その場合は1トップ脇の埋め方等を整理しなければなりません。

 

まぁそれは一案としても、残り10試合、これ全部勝つには試合中に上手く修正を図れるようにしなければならない。

 

それが出来ないと、今後も厳しい試合が増えてきてしまうかもしれません。

 

3.おわりに

とはいえ、大きな壁は乗り越えたかなと。サイドでシャドーとWBが連動した動きで崩す場面も見られました。

 

奪ってショート、又はロングカウンターに転じる局面も多々ありました。

 

このチームは前線の守備が大事だと何度も話してきましたが、ようやくそれも戻ってきつつある。ならば期待が出来る。

 

全体としては前回の記事で書いた古代イングランド方式感が満載でしたが、それくらいの割り切りも必要です。

 

あの戦い方についても、もう少し整理すれば武器にもなるんじゃないかと思ってます。

 

とにかく、まだ終わった訳ではないです。この引分けについてはそこまでネガティブになる必要もないでしょう。

 

横浜FC、めちゃくちゃ強かった。このまま昇格というのも現実味のある話になってきたんじゃないかと思います。

 

とは言え、そんな横浜FCも大宮に勝ち切ることは出来なかった訳です。なので、もっと自信をもって残り試合戦っていこうじゃないですか。

 

昇格云々、それは結果が出てからの話です。ラスト10試合、全員同じ方向を見て戦い抜きたいなと、俺は思います。

 

では、ご安全に。

 

以上

 

※宣伝

twitter.com

 

note.mu

 

note.mu

  

note.mu

 

大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男女問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。

【番外編】古代イングランド方式とは

 

1.キャメロットにて

f:id:mexicorange:20190909221227j:plain


突然ですが、古代イングランド方式をご存知でしょうか。

 

時は31節ゼルビア戦後、円卓の騎士こと戦術談義会が大反省会をしていた時のこと。狙いはあったけど、根本的にもう攻撃の手がないんじゃないか…みたいな感じで話をしていた最中でした。最後の椅子に座った彼は、唐突に言い放ちます。

 

「これはもう古代イングランド方式しかないですね」by ガラハッド・ヨシまる

 

twitter.com

 

嗚呼、ついにその時が来た。思えば今や本国ですら聞かなくなった、古代イングランドより語り継がれる「伝説の宝具」。

 

J2リーグシャーレを巡る戦い、聖皿戦争。J1昇格を叶えるとされる願望機である聖なる皿。遂に我々は、その為に必要不可欠とされる宝具を手中に収める権利を得たのだ。

 

それは何か。もう分かりますね。

 

キックアンドラッシュ。

 

これです。

 

談義会のアーサー王ことZdenko氏の曇った表情は未だ脳裏に焼き付いています。しかし王よ、気付いた方がいい。

 

貴方の傷を癒すのはストロングではない。これこそが我々にとって約束された勝利の剣であり、貴方が最後に辿り着き、傷を癒やす拠り所。そう、アヴァロンなのです。

 

2.説明しよう

キックアンドラッシュとはボールを放ってとにかく走る戦術のことなのである。

 

ja.wikipedia.org

 

on-the-pitch.com

 

あぁ、ごめんなさい。そもそも何故この発想に至ったかですよね。それは当然、ここのところ攻撃が上手く機能していないという点。

 

ゼルビア戦は、サイドの裏と密集の外を利用した攻撃、ある程度狙いは持って試合に入ったと思いますし、ハッキリ言ってその点は別に問題なかったと思います。失点が良くなかったですね。

 

ただ、それ以外の時なんですよね。狙いが出せない時。この部分では前回の投稿の通り、2つ原因がありそうです。

 

ボール保持した時に、完全にどん詰まってしまうという点。相手を引き込めなかったり、それ故にパスを出して自ら首を絞めに行っている。もう一つはプレスが上手くかからないという点。やはり、愛媛戦から続く課題は大きくは改善してはいなかったようです。

 

そもそも、シーズン当初の様な右サイドの連携すら最近は見えなくなってしまってはいないでしょうか。厳密に言えばやろうとして、上手くいかない。そして、シーズン中盤くらいに見えた、相手を引き込んでプレスを回避する攻撃も出来なくなっている。

 

でもね、これはまぁ良いんですわ。対策もされますよそりゃ。ただね、最近ショートカウンターも決まってないでしょう。1番の問題はここ。このチームの得点パターンの中心にあるものです。攻撃の手数は少なめに、そして出来る限り相手の陣地でプレイしたいはずなんです。

 

www.football-lab.jp

 

って事は、絶対条件としてボール保持時にどうにかこうにか前進させる必要がある。じゃないと、その後ロストした時にも前からボールを回収出来ない。自陣で奪われたら逆にカウンター食らうし。

 

しかし、攻撃の手法が頭打ち状態ときた。さぁ、どうやって前進させよう。

 

キックアンドラッシュ。

 

ありました。

 

遂にメキシコがどうかしちまったと思っている方、あなたは正しい。ただ、私は今極論を語っています。でもここまで来たらちょっと読んでいって下さいな。

 

3.スカッドと戦術

1)スカッド

f:id:mexicorange:20190909183807j:image

 

もはや神話にでも出てきそうな、フアンマ、シモヴィッチの同時起用。シモヴィッチは最近は割としっかり走ってくれてます。そして攻守に欠かせない、茨田の存在も大きいです。

 

f:id:mexicorange:20190909213107j:plain



f:id:mexicorange:20190909213128j:plain

 

f:id:mexicorange:20190909213144j:plain


そして、中盤には合計4人分の体力を持つ汗かき役の三門と石川。

 

f:id:mexicorange:20190909213207j:plain

 

f:id:mexicorange:20190909213225j:plain

 

更に両ワイドには走れる、突破出来る奥井とイッペイ。奥井に関しては、彼も2人分の体力を持っているので、前述も合わせて合計14対11の数的優位も確保出来ます。

 

f:id:mexicorange:20190909213241j:plain



f:id:mexicorange:20190909213258j:plain


後方には正確なフィードが蹴れるディフェンダーとGK陣、何で固有名詞割愛したかっていうとめんどくさくなったからですね。

 

f:id:mexicorange:20190909213320j:plain

f:id:mexicorange:20190909213337j:plain

f:id:mexicorange:20190909213351j:plain

f:id:mexicorange:20190909213417j:plain



 

良い。実にむさ苦しいではないか。これは満更でもなく行ける、行けるぞ。

 

2)戦術

戦術はこうだ。

 

 

ロングボール戦術と言っても、馬鹿みたいに中央に放っていてはダメです。これは皆さん理解出来ますね。戦術フアンマ、戦術シモヴィッチ等と揶揄していましたし、例に漏れず筆者もそうです。

 

ならば、放る位置を変えましょう。それはどこかと言えば、動画の通りサイドの奥(裏)です。

 

f:id:mexicorange:20190909230145j:image

 

後方からビルドアップ、まぁ敵は来たり来なかったりでしょうが、もうそこは関係ないのです。敵の前線が食いついてきたらすぐさま。ゾーン2でセットするのであれば、少し持ち出して。はい、あとはドーッンです。

 

ただ、いくつかポイントがありますね。まず、DFラインは蹴った瞬間に全体を押し上げましょう。相手のプレーするエリアを極端に狭めるのです。

 

f:id:mexicorange:20190909230332j:image

 

そして直で受けれると思わない事。たまたま通ったらラッキー程度で、基本はそのこぼれ球を狙うべく、放った先に人を雪崩込ませましょう。

 

また、ボールが放られるタイミングで、誰か裏へ走り出すことも必要です。雪崩れ込む選手がボールを受けるスペースが必要です。

 

f:id:mexicorange:20190909230409j:image
f:id:mexicorange:20190909230406j:image

 

更に、相手に渡った時の事を考えてゾーン2あたりではしっかりとネガトラ対策を図りましょう。裏のスペースは怖いですが、そこを恐れてライン間が間延びする事の方がよっぽど怖いです。

 

f:id:mexicorange:20190909230432j:image

f:id:mexicorange:20190909230519j:image

 

 

そして、ボールが収まったらその逆のWBは裏を取りながら中に侵入してきましょう。これをする事で攻撃に厚みを増すことが可能となります。

 

f:id:mexicorange:20190909230540j:image

 

これが現代に蘇った、大宮版キックアンドラッシュ。ポジショナルだの5レーンだのうるせえよと。球蹴ってゴールにブチ込めれば何でも良いんだよと。実にシンプルな考え方なのである。

 

THIS IS FOOT BALL。

 

4.整合性の確認

おい、メキシコ。お前継続だの何だの抜かしやがってたよな。積み上げたもんはどこ行っちまったんだよ。

 

あぁ、分かってる。でも、よく見てみろ。別に今までと何も変わらないじゃないか。ただ、ボールを保持するか捨てちまうかだけの差だよ。

 

そうです。やろうとしてる事は、前からプレッシャーをかけに行くこと。今までと変わりません。ただ、自らその状況を作りに行くだけ。

 

今シーズン目指してきた戦い方を、極端に分かりやすく実行しているのが、この大宮版キックアンドラッシュなのです。

 

自らアクションを起こすという部分からも大きく逸れてはいない。寧ろ、ゲームモデルから必然的に導き出された戦術とも言えるのです。

 

そもそもこの大宮版キックアンドラッシュ、非常に難しい戦術です。まず体力的に90分持つ訳がないのは何となくお分かりでしょう。

 

しかし、控えには富山や小島など、体力豊富な選手が控えています。更には怪我人が戻ってきた大宮。元気な選手が多いのも事実。ある意味、やるなら今なのだ。

 

そして、最も難しいのはロングボールを放り込んだ後。所謂、パワープレーを初っ端からやるのとは訳が違います。

 

ネガトラも考えつつ、ボールに人を密集させ回収させなければなりません。回収出来なければ、少しでも相手の攻撃を遅らせる必要があります。

 

そして、遅らせる事が出来れば再び前へ蹴り必死でそこへ走る。これを繰り返す。根気も必要。

 

非常に高度なインテリジェンス、インテンシティ、フィジカル、そしてメンタル…サッカーに必要な要素が全て詰まった戦い方であるという事を知っておいて欲しいです。

 

そして我々は、昇格をかけた最後の戦いを前にして、それを実現出来るチャンスを得たのです。

 

5.最後に 〜ラストスパート〜

筆者は大真面目…嘘。半分冗談、半分皮肉でこの記事を書きました。

 

町田戦は、先述した通り密集の裏、サイドチェンジ等を駆使して、ある程度の狙いの見える戦いではありました。

 

前半にも少し垣間見れ、後半は町田のインテンシティが落ちてきたこと、システムチェンジをしてSHが高い位置を取れる事などを理由に良い攻撃が出来ていました。

 

まぁ詳しい事は、他のメンバーが書くでしょう(書くよな?)。俺も簡単には纏めたいと思いますが。

 

前半早々のアレが無ければ勝っていてもおかしくなかったかと思います。少なくとも、対町田の対策をしてきたのは分かりましたし、チームも多少良くなりつつあるのかもしれません。

 

ただ、課題が多かったのは事実としてあります。多分このままだとまた同じことを繰り返す可能性もある。あまり言いたくはありませんが。

 

点を取るにもプレスをするにも、敵陣にいないと元も子もありません。課題は明確になってきました。

 

どうするべきかと言うのは色んな意見があると思います。しかし、残された時間はもう多くはありません。

 

どうしてもダメだというのなら。準備は整いました。あとは引き抜くだけです。

 

約束された勝利の剣、エクスカリバーをね。

 

以上

2019 MD30 甲府戦 ~冷静と情熱のあいだ〜

 

1.狂った歯車

f:id:mexicorange:20190906213908j:plain

 

ご安全に。

 

筆者、新卒で入社後2年半程御殿場に住んでいた時期がありました。

 

山梨は河口湖周辺はたま~に行くことはありましたけど、甲府は人生初。甲府、とても良い所でした。

 

過ごしやすい気候、スタジアムも見やすい、エコ活動も盛ん(コップ返すと100円キャッシュバック)だし、ほうとうも美味かったですし。

 

なお、試合(以下略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳にもいかず。流石の筆者も試合後は放心状態。今シーズン初連敗。痛い、痛すぎる。某チームとの差、見ました?敢えて書きませんけど、いやぁ・・・諦めたくなる気持ちも分かる!諦めないけど!

 

もう負けられません。86ptというチームが掲げた数値に致して、可能性がある限り筆者は前を向いて歩きたい。ですが、それを達成するには残り試合全勝に近い数字を残さないといけません。

 

可能性が果たしてどれほどのものかは正直分かりません。ただ分かっているのは、どこか歯車が狂ってしまったということ。でも、何が狂ったんでしょう。

 

今回は戦術的に気になった点を2つ程ピックアップしつつ、そこから読み取れることを考えてみました。町田戦を前に皆さんも整理してみてはどうでしょうか。

 

2.どこが狂ったのか

 

①前線の守備?

このチームは前線の守備が機能しないと、にっちもさっちも行かなくなるというのは何度も言ってきました。やはり良い攻撃が出来ている時は前線の守備が非常に機能しているし、悪い時はそれが機能していない。

 

この試合通じて思ったのは、結局前からの守備が機能してりゃ、各レビュアーが提起している諸問題が浮き彫りになることもないんじゃないかってこと。問題があること自体があまり良い事ではありませんが。

 

ただ、「自らアクションを起こす」チームを作るという事を念頭に置いているのが、高木監督率いる現在の大宮アルディージャ。前から行って剥がさることを想定して修正を施すべきなのか、自分達がやりたい形を貫けるように毎試合設計して試合に挑むべきなのか。

 

監督就任1年目、今シーズンだけでチーム全体のクオリティはどこまで高められるでしょうか。恐らく全部を良くすることは難しいでしょう。長期的に見て、今年はどこを極めるべきなのか、逆に言えばどこを捨てるのかという視点も必要かもしれません。残りは12試合です。

 

さて、甲府戦のプレスです。

 

・良い時

 

 

f:id:mexicorange:20190906212437j:plain

5-2-3⇒4-4-2へ可変してプレッシング

 

・悪い時

 

 

f:id:mexicorange:20190906212539j:plain

GKが絡む事でシャドーがどっちつかずに

 

ここ数試合で言えば、CFはボールホルダーにガツガツ行くというよりは、アンカーに出させないようなポジションを取りながら、左右どちらかに誘導しようとしています。回収したい位置は敵SB(SB役のHV)がポジションを取っているエリア。なのでシャドー、WBがしっかりとプレッシング出来るかが鍵となってます。

 

ただ、ここ数試合はGKがビルドアップに関わること。そして、敵攻撃陣が高い位置を取る事でDFラインが上げられず、後ろのプレスの出足が遅れることが、うまくプレスがかからない要因になっている様に見受けられます。

 

例えば上記「悪い方」で言えば、甲府が4バック化しGKがビルドアップに参加。それに対してファンマはCB役に対してプレッシング、更にアンカーには小島がプレスする事で対応をします。しかし、片方のCBとSBは完全にフリーな状態。

 

本来はSB役へのプレスがタスクの茨田ですが、一方でこの局面では縦も切らなきゃいけません。縦を切りつつ横も見つつで、結局下がってきたドゥドゥに縦パス通されます。一方、それによりHVが引き出され、WBは敵WBに止められて前に出ることが出来ない。結果的に後ろから蓋をする事が出来ずにプレスを回避されピンチを招くこととなりました。

 

しかし、良いシーンでは敵CBは捨て、シャドーが敵SBへ、WBが敵WBへしっかりとプレス。全体を5-2-3から4-4-2へ可変させ上手くハメていくことで、相手のミスを誘発することに成功します。これが同じ試合の中で起きてます。

 

自らアクションを起こすということは、ただ考えなしに前からガンガンプレスに行けば良いという事ではないと思います。相手をどこに誘導したいか、どこで奪うのか、そこから逆算してどう動くのか、という事だと思います。そこの整理というのはしっかりと施す必要があるのかなと思います。

 

②ビルドアップ?

 

ボール保持時でも1点気になることがありました。

 

 

甲府はボール非保持で5-4で守備ブロックを形成、そこから状況に応じて撤退するか、徐々に押し上げていくという形を繰り返していたように思います。それに対して、大宮は相手1トップに対しては3バックで十分だろうということで、3-2-5のような形でビルドアップ。

 

しかし、下図のようにボールホルダーに多大な時間とスペースがあるにも関わらず無理に前進しようとし、結果的に回収されカウンターを喰らうというシーンが多々ありました。

 

f:id:mexicorange:20190906212905j:plain

保有しているスペースを活かせない



 

一方で、ボールホルダーが有しているスペースを上手く使って、しっかりとボールを回しながら相手を引き出し、空いたところへパスを繋ぎつつ、選手の質も使いながら上手く前進出来るシーンも中には見受けられました。

 

 

f:id:mexicorange:20190906212958j:plain

スペースを上手く活用してビルドアップ



 

youtu.be

 

大宮はシーズン当初から相手のフォーメーションに合わせながら、ビルドアップの仕方を変化させることで対応してきました。当初は右サイドでの連携くらいで、なかなか上手く前進が出来ない故に引き分けが多くなってしまいましたが、ここ数試合では4バックに可変し相手を引き付けながらプレスを回避するという形がしっかり出来ていました。

 

この試合でも出来ている時間帯はありましたが得点にまでは至らず。結果無理矢理にでも前進しようとしてしまう。決められなかったのが全てと言ってしまえばそれまでですが、それでも試合全体を通してみればもう少し冷静に対応する事も可能だったんじゃないかと思います。

 

3.3pt、3位

冷静さが無かった事を象徴しているのが、後半最後でのリスクをかけた攻撃です。これが裏目となり、アディショナルタイムのPKに沈むという結果となってしまいます。愛媛戦も同様に、早いとこ得点しようとリスクを背負って、それが大量失点に繋がっていました。

 

しかし、愛媛戦はビハインドでした。今回の甲府戦は0-0のイーブンな状態。そこの違いがありながら、大宮は相当なリスクを背負った戦い方を選択します。あの時の判断では1ptではなく、是が非でも3ptが欲しいということだったんでしょう。

 

前回の記事で、自分達の判断が重要だという事を述べさせてもらいました。その部分に於いては、監督の指示や選手投入に対する意図を汲取って、攻撃的に出ようと選手たちも判断したのではないかなと思います。

 

その判断自体は間違ってなかったとは思いますし、筆者がとやかく言う権利もないかなと思います。ただ、取った手法は確かに良くなかったですし、そこも踏まえた上で、判断する時の「冷静さ」も必要だったのかなと感じました。

 

愛媛戦の結果を受け、久々に返り咲いた自動昇格圏から早々に陥落してしまいました。選手、サポーター皆に取ってショッキングな敗戦だったと思いますし、それが騒動にも繋がったかもしれません。

 

選手たちも、SNS等を見る限り次は絶対に勝たなければならないという思いに溢れていたんじゃないかと思います。当然我々もそうです。横谷のセレモニーを行っている事が見えなくなるくらいには、気持ちが入っていたんだと思います(尚、批判ではない)。

 

どうしても勝たなくてはならない試合、皆の気持ちは入っていたと思います。それにも関わらず勝てなかったのは、戦術的な側面だけではなく精神的な焦りや気持ちが空回りしてしまった部分もあるんじゃないかと思います。

 

todoworks.com

 

秒単位で状況が変わるピッチ上では、情報収集する時間、考える時間などはなく状況をみて瞬時に判断する必要があります。しかし、それでも余裕は必要でしょう。

 

記事にもある通り、勢いは冷静さと対局にあるものですし、焦りや追い詰められた状態、つまり異常な心理状態では良い判断というのは出来ないものです。皆さんも何となくイメージが出来るんじゃないかと思います。

 

これ以上負けられないという自覚を持って挑んだのに負けてしまったということは、それだけでは勝てないということです。追い込まれた時こそ、焦ってもしょうがない。一回落ち着いてみませんか。

 

4.冷静と情熱のあいだ

そんなこと言いつつ、3連敗は許されない状況ではありますが、結局最後に勝っていればなんだっていいんです。常時攻勢に出れる事の方が稀です。90分の中で冷静に試合を進めて行ければ良いんです。

 

 

監督の言う通り、町田は戦い方を大きく変えてくることはないでしょう。それに対して我々も前回対戦同様の戦い方を見せるのか、或いは奇策を考えてくるのか。こればっかりは試合が始まらないことには何とも分かりません。

 

ただ、一番やってはいけないことは、同じ過ちを繰り返すということです。仮に劣勢になり、また攻撃に舵を振り切ることになったとしても、そこには冷静さが必要です。

 

正に、冷静と情熱のあいだ。それがチーム、そして我々に求められていることなんじゃないでしょうか。

 

以上

 

※宣伝

twitter.com

 

note.mu

 

note.mu

  

note.mu

 

大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男女問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。