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2019 MD30 甲府戦 ~冷静と情熱のあいだ〜

 

1.狂った歯車

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ご安全に。

 

筆者、新卒で入社後2年半程御殿場に住んでいた時期がありました。

 

山梨は河口湖周辺はたま~に行くことはありましたけど、甲府は人生初。甲府、とても良い所でした。

 

過ごしやすい気候、スタジアムも見やすい、エコ活動も盛ん(コップ返すと100円キャッシュバック)だし、ほうとうも美味かったですし。

 

なお、試合(以下略

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という訳にもいかず。流石の筆者も試合後は放心状態。今シーズン初連敗。痛い、痛すぎる。某チームとの差、見ました?敢えて書きませんけど、いやぁ・・・諦めたくなる気持ちも分かる!諦めないけど!

 

もう負けられません。86ptというチームが掲げた数値に致して、可能性がある限り筆者は前を向いて歩きたい。ですが、それを達成するには残り試合全勝に近い数字を残さないといけません。

 

可能性が果たしてどれほどのものかは正直分かりません。ただ分かっているのは、どこか歯車が狂ってしまったということ。でも、何が狂ったんでしょう。

 

今回は戦術的に気になった点を2つ程ピックアップしつつ、そこから読み取れることを考えてみました。町田戦を前に皆さんも整理してみてはどうでしょうか。

 

2.どこが狂ったのか

 

①前線の守備?

このチームは前線の守備が機能しないと、にっちもさっちも行かなくなるというのは何度も言ってきました。やはり良い攻撃が出来ている時は前線の守備が非常に機能しているし、悪い時はそれが機能していない。

 

この試合通じて思ったのは、結局前からの守備が機能してりゃ、各レビュアーが提起している諸問題が浮き彫りになることもないんじゃないかってこと。問題があること自体があまり良い事ではありませんが。

 

ただ、「自らアクションを起こす」チームを作るという事を念頭に置いているのが、高木監督率いる現在の大宮アルディージャ。前から行って剥がさることを想定して修正を施すべきなのか、自分達がやりたい形を貫けるように毎試合設計して試合に挑むべきなのか。

 

監督就任1年目、今シーズンだけでチーム全体のクオリティはどこまで高められるでしょうか。恐らく全部を良くすることは難しいでしょう。長期的に見て、今年はどこを極めるべきなのか、逆に言えばどこを捨てるのかという視点も必要かもしれません。残りは12試合です。

 

さて、甲府戦のプレスです。

 

・良い時

 

 

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5-2-3⇒4-4-2へ可変してプレッシング

 

・悪い時

 

 

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GKが絡む事でシャドーがどっちつかずに

 

ここ数試合で言えば、CFはボールホルダーにガツガツ行くというよりは、アンカーに出させないようなポジションを取りながら、左右どちらかに誘導しようとしています。回収したい位置は敵SB(SB役のHV)がポジションを取っているエリア。なのでシャドー、WBがしっかりとプレッシング出来るかが鍵となってます。

 

ただ、ここ数試合はGKがビルドアップに関わること。そして、敵攻撃陣が高い位置を取る事でDFラインが上げられず、後ろのプレスの出足が遅れることが、うまくプレスがかからない要因になっている様に見受けられます。

 

例えば上記「悪い方」で言えば、甲府が4バック化しGKがビルドアップに参加。それに対してファンマはCB役に対してプレッシング、更にアンカーには小島がプレスする事で対応をします。しかし、片方のCBとSBは完全にフリーな状態。

 

本来はSB役へのプレスがタスクの茨田ですが、一方でこの局面では縦も切らなきゃいけません。縦を切りつつ横も見つつで、結局下がってきたドゥドゥに縦パス通されます。一方、それによりHVが引き出され、WBは敵WBに止められて前に出ることが出来ない。結果的に後ろから蓋をする事が出来ずにプレスを回避されピンチを招くこととなりました。

 

しかし、良いシーンでは敵CBは捨て、シャドーが敵SBへ、WBが敵WBへしっかりとプレス。全体を5-2-3から4-4-2へ可変させ上手くハメていくことで、相手のミスを誘発することに成功します。これが同じ試合の中で起きてます。

 

自らアクションを起こすということは、ただ考えなしに前からガンガンプレスに行けば良いという事ではないと思います。相手をどこに誘導したいか、どこで奪うのか、そこから逆算してどう動くのか、という事だと思います。そこの整理というのはしっかりと施す必要があるのかなと思います。

 

②ビルドアップ?

 

ボール保持時でも1点気になることがありました。

 

 

甲府はボール非保持で5-4で守備ブロックを形成、そこから状況に応じて撤退するか、徐々に押し上げていくという形を繰り返していたように思います。それに対して、大宮は相手1トップに対しては3バックで十分だろうということで、3-2-5のような形でビルドアップ。

 

しかし、下図のようにボールホルダーに多大な時間とスペースがあるにも関わらず無理に前進しようとし、結果的に回収されカウンターを喰らうというシーンが多々ありました。

 

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保有しているスペースを活かせない



 

一方で、ボールホルダーが有しているスペースを上手く使って、しっかりとボールを回しながら相手を引き出し、空いたところへパスを繋ぎつつ、選手の質も使いながら上手く前進出来るシーンも中には見受けられました。

 

 

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スペースを上手く活用してビルドアップ



 

youtu.be

 

大宮はシーズン当初から相手のフォーメーションに合わせながら、ビルドアップの仕方を変化させることで対応してきました。当初は右サイドでの連携くらいで、なかなか上手く前進が出来ない故に引き分けが多くなってしまいましたが、ここ数試合では4バックに可変し相手を引き付けながらプレスを回避するという形がしっかり出来ていました。

 

この試合でも出来ている時間帯はありましたが得点にまでは至らず。結果無理矢理にでも前進しようとしてしまう。決められなかったのが全てと言ってしまえばそれまでですが、それでも試合全体を通してみればもう少し冷静に対応する事も可能だったんじゃないかと思います。

 

3.3pt、3位

冷静さが無かった事を象徴しているのが、後半最後でのリスクをかけた攻撃です。これが裏目となり、アディショナルタイムのPKに沈むという結果となってしまいます。愛媛戦も同様に、早いとこ得点しようとリスクを背負って、それが大量失点に繋がっていました。

 

しかし、愛媛戦はビハインドでした。今回の甲府戦は0-0のイーブンな状態。そこの違いがありながら、大宮は相当なリスクを背負った戦い方を選択します。あの時の判断では1ptではなく、是が非でも3ptが欲しいということだったんでしょう。

 

前回の記事で、自分達の判断が重要だという事を述べさせてもらいました。その部分に於いては、監督の指示や選手投入に対する意図を汲取って、攻撃的に出ようと選手たちも判断したのではないかなと思います。

 

その判断自体は間違ってなかったとは思いますし、筆者がとやかく言う権利もないかなと思います。ただ、取った手法は確かに良くなかったですし、そこも踏まえた上で、判断する時の「冷静さ」も必要だったのかなと感じました。

 

愛媛戦の結果を受け、久々に返り咲いた自動昇格圏から早々に陥落してしまいました。選手、サポーター皆に取ってショッキングな敗戦だったと思いますし、それが騒動にも繋がったかもしれません。

 

選手たちも、SNS等を見る限り次は絶対に勝たなければならないという思いに溢れていたんじゃないかと思います。当然我々もそうです。横谷のセレモニーを行っている事が見えなくなるくらいには、気持ちが入っていたんだと思います(尚、批判ではない)。

 

どうしても勝たなくてはならない試合、皆の気持ちは入っていたと思います。それにも関わらず勝てなかったのは、戦術的な側面だけではなく精神的な焦りや気持ちが空回りしてしまった部分もあるんじゃないかと思います。

 

todoworks.com

 

秒単位で状況が変わるピッチ上では、情報収集する時間、考える時間などはなく状況をみて瞬時に判断する必要があります。しかし、それでも余裕は必要でしょう。

 

記事にもある通り、勢いは冷静さと対局にあるものですし、焦りや追い詰められた状態、つまり異常な心理状態では良い判断というのは出来ないものです。皆さんも何となくイメージが出来るんじゃないかと思います。

 

これ以上負けられないという自覚を持って挑んだのに負けてしまったということは、それだけでは勝てないということです。追い込まれた時こそ、焦ってもしょうがない。一回落ち着いてみませんか。

 

4.冷静と情熱のあいだ

そんなこと言いつつ、3連敗は許されない状況ではありますが、結局最後に勝っていればなんだっていいんです。常時攻勢に出れる事の方が稀です。90分の中で冷静に試合を進めて行ければ良いんです。

 

 

監督の言う通り、町田は戦い方を大きく変えてくることはないでしょう。それに対して我々も前回対戦同様の戦い方を見せるのか、或いは奇策を考えてくるのか。こればっかりは試合が始まらないことには何とも分かりません。

 

ただ、一番やってはいけないことは、同じ過ちを繰り返すということです。仮に劣勢になり、また攻撃に舵を振り切ることになったとしても、そこには冷静さが必要です。

 

正に、冷静と情熱のあいだ。それがチーム、そして我々に求められていることなんじゃないでしょうか。

 

以上

 

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2019 MD29 愛媛戦 ~釈迦が経を読み違ったら~

 

1.気付けば残り13試合

ご安全に。メキシコです。

 

誰にでも間違うことはあると思いますが、それに対して目くじらを立て怒り散らすのか、次に繋げるために鼓舞するのか、やり方は人それぞれ様々だと思います。

 

29節愛媛戦後のゴール裏の対応。それが正しかったのか、これもまた人によって感じ方が違うことでしょう。

 

毎試合先導してくれているコールリーダー達には最大限リスペクトした上で、あれは果たして良かったのか?と個人的には感じています。一方、その対応に賛同する意見に対しても、特に否定はしません。一連の騒動に対する説明も、とりあえずは理解はしました。

 

 

ただ天皇杯後もそうでしたが、敗戦による悔しさを怒りに変え、その感情に任せて物に当たる、警備員に止められる等の行為自体は、推奨されるべきではないでしょう。単純に怖いっす。ハラスメント。

 

負けた時の立ち振る舞いや声の掛け方、もしかすると我々サポーターの真価はそこにあるんじゃないか。そんなことを感じた愛媛戦でした。

 

さて一度立ち止まり、現在の立ち位置を確認しましょう。

 

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先の試合結果で、せっかく戻ってきた自動昇格圏から再びプレーオフ圏に陥落。しかし、勝ち点上は2位京都と同数であり、こと昇格という意味では悪い位置につけている訳ではありません。

 

しかし、優勝争いという面に於いては、首位柏と9pt差とかなり離されてしまいました。柏は連勝街道まっしぐら、これもまたハラスメントです。怖いっす。

 

ところで、筆者が今年基準にしている指標については、今シーズンの新体制発表会で発言のあった「86pt」という数値です。(厳密に言うと、2015年シーズンの成績という事で得失点はプラス35以上・・・う~ん、う~ん・・・笑)

 

 

それを達成するには、少なくとも残り試合を「11勝1分1敗」という、割と、いや普通に厳しい結果を残さなければならなくなりました。2敗したらこの指標は達成出来ません。一方、この結果さえ残せれば優勝の可能性も十分ありえると言ったところです。

 

話は逸れますが、皆さんVAMOS読みました?筆者、大前元紀のインタビューに胸が熱くなりました。今年昇格出来なければ俺がここに来た意味がないと。

 

相当な覚悟を持って臨んだ今シーズン、個人としては納得のいかない日々を送っているにも関わらず、冷静に状況を把握し、来るべき時に備えて虎視眈々と準備しているように受け取れました。

 

彼は、自身の存在価値をゴールと言い切りました。残り13試合で26ゴールくらい期待しましょう。

 

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次に向けて前を向いてみんなで頑張ろう。 まだまだこれから。 これからも応援お願いします。 #大宮アルディージャ

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さて話を戻して、そのインタビュー中、前半戦の出来について彼は「負け無しの期間も、引き分けが多かった。これを勝ちにしないとならない。」旨、発言しています。

 

では後半戦、現時点でどうかというと、ここまで5勝1分3敗。引き分けを勝ちに転じさせるどころか、既に負け数が前半戦を上回っている状況です。これ一つ切り取れば、何となく良くない雰囲気を感じますし、それがゴル裏の怒りに繋がったのかなとも考えられなくはないです。

 

しかし、シーズン当初と比較すれば、チームとしてやれる事は増えてきました。チーム全体としては成長はしているのではないかなと、筆者は感じています。ただ、確かに何かが足りていない。じゃあ、それは何なのか。考えてみたくなりました。

 

2.釈迦にも経の読み違い

 

youtu.be

 

まず愛媛戦を振り返ります。

 

・攻撃に関して

攻撃に関しては、プレスがハマらずにトランジション勝負に中々持って行けなかったことがあげられます。これに関しては後述するとして、もう1点、愛媛の守備の仕方について触れたいと思います。

 

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愛媛は、積極的にプレスをかけずに大宮のアンカー(小島)消しながら、ミドルゾーンでセットする守備を基本としていたと思います。

 

そうする事でライン間のスペースが発生し難く、大宮がここ数試合機能していた疑似カウンター的な攻撃も、この試合ではあまり発動しなくなってしまいます。

 

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ビルドアップを図ろうとすると行き詰まり、ロングボールを用いても回収されてしまう。やれていたシーンも多々ありましたが、全体を通すと最終的にはどん詰まる、といった印象は強かったかなと思います。

 

・守備に関して

一方大宮の守備ですが、基本は愛媛と同様の形を取ってきていたと思います。

 

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恐らく、大宮は愛媛のビルドアップを警戒して中央を締め、サイドからボール奪取をしようと考えていたと思われます。同時に、大宮のDHは敵シャドーをカバーする役割を担っていたので、本来であれば横パスやバックパスなどで発動するプレスが、上手いこと連動しなかった様に思います。

 

大宮の1トップがシャドー役を担う敵DHを消しながらプレスを仕掛ける局面はありましたが、その際の愛媛は敵中央のCBと、CB役を担うDHの間にGKが立ち、ビルドアップに参加。

 

大宮のシャドーやDHがプレスに参加しても、愛媛は後方で数的優位を保ち、なかなかボールを渡しません。特に敵アンカーが非常に厄介で、かなり自由にさせてしまっていたと思います。結果、大宮の守備ブロックが左右に振られ、愛媛DFラインに時間とスペースを与えることに繋がってしまいました。

 

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後ろで保持した状態で複数の選択肢がある愛媛は、ドリブルで持ち出すのもヨシ!サイドから崩すのもヨシ!大宮のDHがそこにプレス、或いは迎撃しようとしたならば、縦パスを入れるのもヨシ!ライン間にボールを落とすのもヨシ!という事で、大宮の守備の仕方を利用しながら、上手いこと攻撃の形を構築していたと思います。

 

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※gif画像です。

 

大宮はこうしたチームに対して、しっかりと対策を練った上でプレッシングを仕掛け、ショートカウンターで点を取るという戦い方を取ってきました。しかし、今回は愛媛のビルドアップが一枚上手であり、そこが敗因の一つに挙げられるのかなと思います。

 

しかしこれ、何か既視感がありますが、多分神戸戦がこれに近い構図だったと思います。千葉もこの手法で大宮のプレスを回避しようとする試みがあったと思います(その出来は・・・ですが)。

 

今後各チームとも、大宮対策としてやってくる可能性は今後も十分あるでしょう。そこに不備があるチームに対しては問題ないでしょうが、今回のように組織されたチームに対するこちらの策については、再考する余地がありそうです。こちらはトレーニングの中でしっかり修正して貰えれば問題ないのかなと、筆者は思っています。

 

https://www.ardija.co.jp/files/match/match-review-26768/000.jpg

 

この試合、しっかりと対策を取って臨んだら逆にそれを上手く利用され、攻撃の手まで潰されてしまいました。でも、サッカーに於いてはそんなことよくある事だと思うんです。

 

そりゃいくら優秀な監督といえども、選択を誤ったり、対策の対策を取られなす術がなくなることも当然あるでしょう。ただそうなった時に、そのままズルズルとやられて良いのか、という所が問題なのかなと思います。

 

3.チームに問われているもの

 

千葉戦後にこんなツイートをしたことを思い出しました。

 

以前、チームビルディングについて書いた記事の中で守破離について触れた事があります。

 

mexicorange.hatenadiary.jp

 

守~破については、基本戦術の部分、自らアクションを起こす戦術を身に着けていく。気付けばプレッシング、ショートカウンター、ビルドアップの手法まで、それなりに仕込んでこれたんじゃないかと思います。

 

まだ至らない箇所が多々あれど(それは他の談議会ブログをご参照あれ。ご参照あれ。)、恐らく今シーズンはこれ以上戦術的な幅が広がる事はないのではと、筆者は考えています。

 

ただ、今回の愛媛戦や神戸戦、或いはアウェイの京都戦なんかそうでしたが、予め設定してた戦術が通じないとチームとして機能しなくなる、というのは現状大きな課題だろうと思います。

 

言われた通りには出来るようになってきたけど、それ以外のことが起きたときに対応できなくなる、みたいな感じでしょうか。

 

でも、これは起こるべくして起きる現象なのかなと。成長過程に於いては、必ず通るべき壁といいますか。

 

皆さんの職場にも新入社員が入ってくると思いますが、最初は言われた通りにしか出来ないんですよ。というか、もはや言われたことも出来ない。それが徐々に出来るようになっていって、更に色々な経験から自身で判断し、スピードも上がってくる。

 

上司がミスったり指示を間違おうが(その責任は上司のものだが)、その時の対応すら気付いたら出来るようになっていたりする。的確に指示を出すのが上司の役割でもありますが、一方でそれだけに頼っていては組織としても、人としても成長しない。

 

sammy-soccer.com

 

高木アルディージャという一つの組織、そしてそこでプレーする選手、指揮を執る監督、スタッフは、今まさにそこを問われているんじゃないかと思います。

 

ピッチ上で起こる様々な問題。それはマークの問題だったり、立ち位置についてだったり、或いはDFラインの高さ設定だたり、局面毎に色々とあるでしょう。その場その場で適正な判断を、選手たちが取れるかどうか。

 

「離」は師の教えから離れオリジナルを築く段階と言われていますが、このチームに取っては「自分達で判断する」部分がそれに該当するんじゃないか、なんて最近思っております。

 

そしてそれは日本人が最も苦手としている部分と言われています。ここの改善が少しでもあれば、「86pt」という数字も夢ではなくなるし、その先、J1に上がった時も降格争いに左右されない、より強いチームになる礎になるのではないか、と筆者は思うのであります。

 

そして、その改善を図る最も有効な手段は、試合毎に浮き彫りになる課題の修正、日々のトレーニングでの意思統一、そして戦術の深化、その繰り返し。

 

つまり、これまでやってきたことの「継続」である事は言うまでもありません。

 

確かに目先の勝敗が重要な時期ではあります。ただ、それだけに気を取られていては、せっかくここまできたチームの成長を妨げる要因にもなってしまいます。今年は、我々自身も我慢する気持ちが大事なんじゃないでしょうか。

 

4.気持ちを一つに

 

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最後に、もう一つ。先の騒動で、色々な意見を見聞きしました。別にそれ自体は自由なので良いと思います。

 

ただ、少なくとも今この状況下に於いては、我々の中でいがみ合う必要は全くないと思います。オレンジャーの意見に好意的な方も懐疑的な方も、一旦それは忘れましょう。

 

残り13試合は気持ちを一つにして、ただただ勝利を願い、サポートしていくのみだと思います。

 

今年は一時を除いては、比較的過ごしやすい夏だったと思います。そうした影響が今後どう現れてくるかは分かりませんが、とにかく今筆者が強く思うことはただ一つですので、それを書いてこの記事を終わりにしたいと思います。

 

次は絶対勝ちましょう。

 

以上

 

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2019 MD26 山形戦 ホームの優位性

 

youtu.be

大宮3-2山形

 

1.ホームの優位性

ご安全に。

 

なかなか痺れる試合展開でしたが、スタジアムの雰囲気ってのは大事ですね。

 

奥抜が外した場面では、なんだか点取られそうな雰囲気がありましたし、同時に同点にされても勝てそうな力強さもスタジアムから感じ取れました。

 

11,678人という、久々に大勢の方が詰めかけた試合。昨今のサッカー界は数だの質だの色々な優位性がありますが、これはホームの優位性とでも言いましょうか。それがもたらした勝利だったんじゃないかと。全体的に、最近のNACKはポジティブさが感じられるようになった気がします。

 

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まぁ細かく見れば、俺が選択した座席の後ろでは中年主婦層軍団の阿鼻叫喚、大したピンチでもないのに逆にビビる俺と連れ、みたいなことは起きてましたけど、それもスタジアムで見る面白さの一つということで(笑)その時は不快だったけどな!

 

 

さて、そんな雰囲気で勘違いをしそうな所でしたが、試合内容としてはまぁ五分五分だったかなと。若干質で勝る大宮の方に分があったんではないかなというのが、超大雑把に纏めた感想です。

 

山形はセットした際の守備は堅く、我が軍が自陣でボール回しをする際にはプレッシングでそれを阻害してきます。大宮と似たタイプのチーム。なので、ビルドアップで中々上手くいかない大宮の攻撃陣は、果たしてそれらにどう対応するのか、という点が個人的に気になるところでした。

 

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ミラーゲーム

両チームのスカッドはこう。山形は2試合スタメンを外れていましたが、満を持してJB。ジェームスブラウンでも、ジャスティンビーバーでも、ジェイソンバトンでもなく、ジェフェルソンバイアーノ。

 

バイアーノの屈強なフィジカル、坂元、南の強烈なアタッカー陣。普通に強え山形。先制され、あぁまたですか、逆転勝利ですね、いや出来るのかこれ?という感じでしたが、さすがの高木大宮。出来ました。

 

2.24:00

さて、どうやって攻撃していくのかなぁという感じで阿鼻叫喚に怯えながら観戦していた訳ですが、序盤の大宮はいつも通りハイプレス・ショートカウンター、ロングボールからセカンドボールを奪取して攻めに出る攻撃を主として、時折以下の様に後ろから繋いでいくという展開でした。

 

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まぁ攻撃についてはいつも通りな感じで、別に悪くないけど上手く打開が出来ない状況が続きます。しかし、地震発生からの引水タイム後に決定的にハマったシーンが生まれます。この試合、ロングボールを放る際はどちらかというとロビンに預けるようなパスが多かった大宮。

 

・変化前

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プレスをかけてくる山形は前5枚とDFラインの間にスペースが空きがちになります。これを利用して、後方からのビルドアップで詰まっても、ロビンに預けて収めるかセカンドボールを回収する攻撃を仕掛けます。但し、ファールになったりセカンドボールを敵に回収される場合も多々ありました。しかし、24:00以降は次のような場面も数回発生します。

 

・変化後

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構造的には変化前と同様。但し、24:00のシーンではHV(河面)が下がってボールを受け、更にCBに戻す事で、敵のプレスをより引き付ける事に成功します。

 

CB(河本)も、ロビンの手前に落とすようなパスを供給、ロビンはそれを貰いに少し落ちてくる。ST(茨田)がDF2人を止めている状態のため、プレス隊と最終ラインの間にスペースが発生します。大宮は、プレスを引き付けて一気に回避しつつロビンが自由になり、確実にボールを前進させるる事に成功しました。

 

このシーンは、非常に印象的なシーンでした。ただ、24:00のこれ、敵をより引き付けられた点に関しては、たまたまだったかと思います。

 

3.もっと自由にボールを動かせるはず

相手前5枚のプレスに対して、こちらは足元に定評のある加藤も加える事が可能です。そうすると敵5人に対して6人と数的優位な状態でビルドアップが可能な訳です。もっと言えば、ファーストプレス3人に対して、大宮のDFラインは4枚(GK入れりゃ5枚)いる事になるので、ここでも数的優位な状況です。

 

先ほどの24:00のシーン、少し戻って河本がパスを出す直前の場面を確認します。

 

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そもそも、24:00のシーンは河本のパスが自陣側にそれた事から発生しました。これによって、結果的に敵プレスを引き付ける事に成功。

 

このシーンに至るまで、左サイドから放ってロビンに預け前進を試みますが失敗し、右サイドを経由しながら再び左サイドに戻ってきています。この事で、敵の守備を上手く左右に振ることに成功しています。結果として河面が完全フリーな状態となり、上手くパスが出せていれば違った展開もあったかもしれません。

 

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また、CBから直接WBへパスを出すシーンが多々ありました。これは恐らく敵DH脇を活用して攻撃に出たい意図があったんでしょうが、しかし図の通りほぼほぼ潰されていました。一方で、HVはフリーな状態でいることも多く、自ら窒息しに行くような組み立ては相手の思う壺でしょう。

 

GK加藤を入れた意図は、恐らく両HVが幅を取りながらビルドアップの際に優位性を保つことにあると思います。ただ、まだまだ発展途上な状態。しかし、河本・櫛引・河面・石川(小島)・加藤と本来このメンツであれば、ある程度自由にボールを動かすことは可能だと思います。

 

どのパターンでも、相手を引き付けることも可能だし、HVが持ち出してギャップを生み出す事も可能でしょう。本来、もう少し多様性のある攻撃が出来てしかるべきの状態。まだ上手く出来ていない状態な訳ですが、伸びしろは十分にあると言って良いものと思います。

 

次節の岡山は、我が軍の3バックに対して、4-4-2から3-4-3の様な形でプレスを仕掛けてくるものと考えられます。相手のプレスを回避するための立ち位置や戦法自体は備えられつつある訳ですので、この状態に対岡山対策を上乗せして、さぁどうなるかという所が次節見どころになるんじゃないかと思います。

 

 

4.いよいよ

次を試合を終えると、いよいよ残り15節。そろそろ、シーズン終盤の事を考えていかなければならない時期が迫ってきました。果たして高木監督は今何を思うのか。

 

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ハイプレス、ショートカウンター、プレスの回避、ロングボールを用いた攻撃、5-2-3と5-4-1守備の使い分け。気付いたら、色々な戦い方が落とし込まれつつあります。一方、まだまだ課題も多いのもまた事実です。

 

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ただ間違いなく変わっていない事。それは、自分達がアクションを起こして戦おうとしている事です。ここは、一貫していると思います。そのコンセプトの中で、相手を見てどう対策を取るか、という事だと思います。それは、岡山戦のプレビューを見れば明らかでしょうし、再三ブログでも触れてきました。

 

J1昇格という事に於いては、全くどうなるか分かりません。柏、京都がここから落ちてくる可能性もあるし、反対に横浜FCが追い上げ、今躓いてる山形や甲府が息を吹き返すかもしれません。

 

我々も、シーズン序盤の躓きや、途中で勝ちに恵まれなくなる事もありました。ただ、チームは確実に進歩しています。それはサポーターやファンも含めての事だと思います。現在3位。首位と6pt差。まだまだ行けます。だからこそ、俺は辛抱強くこのチームを見守っていきたいです。継続というのは、必ずどこかで実を結ぶはずです。

 

これからの試合、どれも大事になってきます。次節はホームの優位性が出せません。一方、ここ最近の岡山さんはスタジアムに沢山のお客さんが入っています。アウェイでこそ、チームの真の強さが問われることになります。

 

次も勝ちましょう。

 

以上

 

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2019 MD23 確固たる信念

 

この試合の捉え方

まずは、先日リアルタイム解説(という名の雑談)を聴いてくれた方々、どうもありがとうございました。

 

いきなり4バックを選択してきたもんだから、こちらも混乱してわちゃつきましたけど、まぁ楽しく出来たから良かったんじゃないすかね。

 

アウェイの試合では、今後もちょこちょこやっていきたいと思いますので、またご視聴頂ければと思います。

 

 

さて、非常に重要だったはずの一戦ですが、終わってみればスコアの差からはうかがい知れない程の惨敗。もう、こちら側1失点目の中田一三監督の喜びよう。くやちぃ。

 

このチームは前線のプレスが生命線だという事を前回書かせてもらいましたが、まさにそれを具現化したような試合展開。まぁ当然、不甲斐なく見えた方も多かったでしょう。試合後のゴル裏も中々厳しい様相だったように伺ってます。

 

それに対して色々と思う所はありますが、自動昇格レースを争うという意味ではその反応はしょうがない。というか、むしろ正しい。これによって首位とは4pt差、ちゃっかりPO圏外とも3pt差と、結局昨シーズンと変わらないエグみの強いJ2リーグ。確かにこのまま行くと深みのある沼にハマリみになってしまいみ。

 

でも、敢えてこの試合を前向きに捉えてみたいと思います。まぁ当然、戦術的にはもうボロッくそですよ。悔しくない訳、ないじゃないですか。

 

ただ、チームの色はハッキリ見えましたし、ここ数年チームに一貫性みたいなものを感じなかった身としては、高木監督のサッカーが浸透してきているのかなと。そう思わないでもない訳です。 

 

確固たる信念

そもそも、いきなり分が悪かったです。長らくスタメンで引っ張ってくれていた奥井、畑尾がベンチ外(結果、畑尾は戦線離脱。ついでに高山も)。

 

www.ardija.co.jp

 

その影響で、石川は本職ではないSBを務める事となり、河本は久々にベンチ入りするも本調子ではなさそう。

 

という事で、大宮は今シーズン初のスタートから4バックを選択して試合に挑みます。結果的に裏目に出た形とはなりましたが、その理由を高木監督はこう語ってます。

 

www.jleague.jp

 

京都がショートパスをつないでいくる中で、「4-4-2」のほうがスプリントの距離や人の対応に関してはやりやすさというのは、この形の方が行きやすいというのはありました。

 

結局のところ、何がどうなろうとも前線からプレスをする。それがこのチームの守備であり攻撃でもある。勝敗云々の前に、そこに関しては全くブレなかった。チームとしての方針。どういった戦い方をするのか。これは以前の記事で書いた通り、

 

  • 常にアクションを起こして攻める、守る、自分たちが動いてゲームを支配すること。

 

これに尽きると思います。この方針を基準として、今の台所事情やこれまでの戦い方、前回対戦時のこと等を踏まえて、どういう戦術・布陣がベストなのか考える。

 

京都の様な相手に対しては、色んな対策があったと思います。例えば、俺が見たマンチェスターC対トッテナムホットスパーズ戦では、4-5-1で構えて守る方法を取ってました。チェルシーも同様にこれで勝ってるようです。

 

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或いは、4-3-1-2という形でもという話もあれば、こっちもアンカー置けばって言う意見もあり。

 

 

 

 

その中で最終的に選択したのは、前から奪いに行く4-4-2だった。そして、その戦術がハマらなかった。ある意味、それだけのことでもあります。

 

でも勝たなきゃいけないじゃん。もっと現実的にならなきゃいけないじゃん、という意見。分かります。ただ例えばね、安全と品質、そして法令遵守を最優先に考えるという方針を掲げているメーカーが、目先の生産を利益だけを取りに行こうとすると、果たしてどうなるでしょうか。

 

それでも会社の方針を守りって行動する者、「そんな方針は建前じゃねぇか」と好き勝手に行動し始める者。組織がまとまらなくなりはしないでしょうか。そうこうしてる内に、当初掲げた方針が崩れ去れさり、不正や不法行為、品質不良等に見舞われやしないでしょうか。我が社は、なってま…ゴホンゴホン。

 

高木監督は初めからリトリートを選択するのは有り得ないと語っています。受け身にはならない。つまり、この試合は監督の方針を基準に戦い抜いた訳で、チームがとった選択としては正しかったんじゃないかと思ってます。

 

もし受け身になってしまえば、それが今後の試合、特に重要な試合に於ける121%の1%の部分に影響を及ぼすかもしれない。逆に言うと、どんな状況でも俺たちは自分たちでアクションを起こしてプレーするんだよと。

 

そこは「ブレないんだ」と意識付けするには、持って来いな試合だったんではないでしょうか。俺はそんな信念みたいなものを感じました。

 

けちょんけちょんに敗れてしまった点では、ショッキングではありましたが、長い目で見た時にはそこまで悲観する必要もない。俺はこの試合をそう位置付けています。

 

積み上げたものを信じろ

さて、怪我が発生しましたが、新加入選手が続々と入ってきました。

 

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お分かりと思いますが、補強、的確です。

 

流石にこの期に及んで、とんでもストライカー補強せよという事を思っている人は稀中の稀でしょう。

 

PSMで我々を賑わせた練習生、すぐにこのチームにフィットしそうな強い選手、ヤッヒーのもとで育った実績十分の選手。

 

いやぁ、楽しみじゃないですか。なんだかんだで、ベテラン層、中堅層、若手層とバランスも良い感じですし、ここまで積み上げてきたサッカーに彼らがどうフィットするのか。

 

不安ばかり抱いていても、良い感情は生まれません。前を向いて、積み上げたものを信じて、選手たちが思い切ってプレーできるようにホームで彼らを迎え入れましょう。

 

次は、勝ちましょう。

 

以上

 

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大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。

 

2019 MD18~22 step by step

 

1.I’m back

ご安全に。おまっとさんでした。

 

ご存知の通り、ここの所ブログ書いてません。静観してます。

 

いや〜、正直よく分からなくなってました。京都戦は良かったですけど。その後が。パッとしない。

 

そもそも、レビュー書くのちょっと疲れてたずら。

 

今年に入ってから戦術ブログ界隈が賑わっていていますが、情報量が余りに多くなって、何かめんどくせぇなみたいな。

 

でもよく考えりゃ、界隈の事情や流れって知っておくべきだろうけど、正直それって俺にとっちゃあまり関係ないというか。

 

大宮アルディージャというチームが成長する、前に進んでりゃ別に何だっていいんですよ結局。それに対して、書きたいことを書く。

 

共感してもらえればそれで良いし、されなきゃされないで良い。所詮これはサッカー未経験者が語る戯言であって、その中で俺も一歩一歩成長出来れば良い。

 

そう、鹿児島戦を見て思い出しました。常に気付きを与えてくれるサッカー。最高。

 

急に何言いだしたんだこのメキシコ野郎とお思いかもしれませんが、俺もよく分からないのである。

 

ただ、鹿児島戦での爆発っぷりを見て、気付いたらキーボードを叩いていたのです。結局俺が書きたいと思うのは、そんなどうしようもない理由なのです。

 

2.アライメント

そもそも京都戦以降って、結局チームのアライメント取ってた感じなんじゃないですかね。

 

改めて京都戦以降の流れを振り返ってみますけど、高木監督は京都戦から3-5-2の布陣をチョイスします。

 

その理由はMD17の記事で書いた通りですが、かといってそれがその後の試合で機能したかと言えば否。

 

18節岐阜戦はロスタイムギリの逆転勝利というエモい結果を得たものの、完璧に機能したとは言い難く、19節の東京Vに至っては前半のプレスが全くハマらず、途中から3-4-3に戻す処置を行った事でようやくハマるようになり、劣勢を凌いだ感のある試合でした。

 

特に東京V戦前半はプレスハマらない上に、迎撃するHVWBの裏を再三狙われるわで、その時間帯の守備に関してはまぁまぁ酷かった。そしてやっぱり守備がイマイチな時は攻撃もパッとしない。良い攻撃は良い守備からなんて言いますが、まさにそんな感じ。

  

 

このチーム、4点取られたら5点奪い返すようなチームじゃないんですよね。守備が良くないと元も子もない。やっぱりそこがベースなんだと思うんですよ。

 

東京V戦を踏まえて、3バックには1トップ+2シャドー、4バックに対しては2トップにするというざっくりとした傾向が見えてきたのかなー。あとは嚙み合わせとマーキングを整理して各試合戦っていくんかなー、と思ってました。

 

が、迎えた金沢戦では、どっちかっていうと3-4-3気味な形を選択します。

見た当時は3-5-2かな?なんて配置を気にしてましたが、正直なとこそこは重要なポイントじゃないんでしょう。

 

圧倒的攻撃センスがありながら、今年殆ど活躍出来てない彼(後述)がベンチに甘んじている現状を考えると、結局ファーストディフェンスがこのチームの最重要ポイント。

 

なので初期配置こそあれど、特にシャドー(若しくはインサイドハーフ)については相手に応じてハメやすい位置を取るだけなんだと思います。だから、3-4-3にも3-5-2にもなり得る。この辺の最適解を探っていたように感じます。

 

 

結果的には、ボールを捨てる戦術の金沢に対して大宮のプレスはあまり機能しませんでしたが、一方でプレスする時に大事な後ろ側のこの辺の動き、シーズン序盤よりは仕上がってきた感があります。

 

 

もう少し強い気持ちを持って戦えれば良かったですけど、負けなしという結果が逆に選手をナーバスにさせていたようで、その部分については改善されないまま新潟戦で遂に敗戦。詳しいことは、おきくのこちら。

 

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余談ですが、メンタルについては、実は我々もナーバスになっていたようで。この負けを機にこれまでのうっ憤を晴らすかの如く、大宮サポ界隈から出る不平不満の嵐。

 

まぁ、うっ憤を晴らすという意味では鹿児島戦への布石だったのかもしれませんけどね。因みにメキシコは鬼強がってました(豆腐メンタル)。

 

 

 

 

 

話を戻して。ここまでの戦い方を鑑みるに、現時点の大宮はハイプレス・ショートカウンターのチームという大枠で括って差し支えないでしょう。

柏戦の考察で、今後はより能動的な守備をしてくるのではという事を述べましたが、なんか実際そうなってきた感はあります。でも、これまだ全然調整終わってないです。

 

高い位置で奪いたいから、とにかく後ろで繋いでくるチームにはめっぽう強い。じゃあ、それを逆手に取ってくるチームに対してはどうだろうか。シーズン前半のあまりリスクを取らない守備も出来るはずだけど、それはどこに行ったんだ。ところで、ビルドアップからの攻撃ってどれくらい整備されてるのかずら。

 

ってな具合に、突っ込み所は色々とある。

 

リーグ戦後半に突入して、より「J2優勝&J1昇格」という目標を達成するための戦いが求められてくる。一方でその先を考えた「チーム作り」という側面も進めていかなければならない。

 

高木大宮はこうだと言い切るには、最後の最後まで調整が完了した後、つまり今シーズン終了後まで待つ必要があるのではないかなと最近思います。なので、今後も戦術的にもメンタル的な面でも問題が発生し得るし、むしろその辺を通り越してどうだったか、という長い目でこのチームを見守らないといけないのかなと思います。

 

3.鹿児島戦=ウイニングイレブン

オンラインのウイイレやってると、稀にいきなり攻撃意識マックスにして挑んでくる人がいますが、そうした相手には奪ってすぐ裏、メッシかムバッペでぶっこ抜いてボールと逆サイドの選手にスルーしてワンタッチでシュート。この試合多分ウイイレです。俺もあります、8-0くらいで勝ったこと。誰かが操作してたに違いない。

 

攻撃に関しては細かいこと言えば色々と出てくるんですけど、端的に言えばこの2パターンによるものかなと。

 

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ハイプレスからのカウンター

 

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鹿児島のSB裏を利用した攻撃

 

こいつぁちょっとイレギュラーな試合かなと思いましたが、実は前回対戦時も大よそこんな展開ではあったんですよね。

 

mexicorange.hatenadiary.jp

 

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個人的には4点目が好きですね。吉永、バブ、ファンマのレイオフによるカウンター。この辺はリーグ戦序盤じゃあんまり見られなかった、或いは精度が低かった点かなと。

 

youtu.be

 

ただ、俺が最も興奮したのは79:00~80:00までの守⇒攻への切り替えの部分。その後の、攻⇒守への移行で一気にピンチを招いたけど、それでもスムーズにアタッキングサードまで持っていけたと思います。

 

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実は先日、談議会で得点の分類分けを行ってたんですけど、今年の得点はほぼ速攻かカウンター。でも、しっかり組織された守備から、意識的にカウンターに持っていける場面って、実はそんなに多くない。

 

振り返りでこのシーンを見て、ちゃんと調整してんだなと。引分け続きだったことや、試合後の高木監督vsインタビュアーがバチバチやり合ってるとこのインパクトが余りに強すぎてなかなか見えてこなかったけど、しっかりと前に進んでるんだなと。

 

戦術的にまだまだな部分があれど、それはこれから更にアライメント取ってくとして、鹿児島戦はチームの未来の一部分を感じ取れたという意味で、非常に良い試合だったなと思います。

 

4.京都戦と大前元紀

さて、京都戦が重要な一戦であることは言うまでもないですが、やはりポイントは前線の守備でしょう。恐らくロングボールで回避してくる京都に対してどんな守備、そして攻撃への移行を見せてくれるか、高木監督がどんなことを非公開で仕込んでいるのか、今から楽しみでしょうがないです。

 

そして、今の所全く活躍できてないに等しい彼にも期待をしたい。

 

 

 

いろんな大宮系レビューで語られてる通り、彼が試合に出れない最大の理由は守備の部分によるものでしょう。確かに現在の前線3枚と比較した場合は劣っています。

 

ただ、それを差し引いても有り余る得点センスがあるじゃないかと言ったら、今度はシャドーというポジションが邪魔をする。そして、このタイミングで自分で持って運べる奥抜の躍動。試合をコントロールするのは茨田がいる。うん、厳しい。

 

でも、見ました?天皇杯のゴール。

 

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大前のゴールって、やっぱ上手いし魅力的なんですよね。今年唯一のリーグ戦ゴールもそう簡単なものではなかった。

 

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戦術とかそんなん一回置いといて、こんなゴール決めれる選手がこのチームにいるのか考えたら、やはり彼は貴重な存在なハズです。勝たなければならない試合が増えていくシーズン後半戦で、この決定力を活かさないとダメです。

 

昨年の得点王、10番、キャプテン。チームも大前に対する期待は大きいはず。

彼をどう活かすか、そして彼自身がどう後半戦で奮起するか。この辺も昇格を決める大きなポイントになってくるんじゃないかと思います。

 

そういえば、昨年のアウェイ京都戦でもゴラッソFKを決めてましたね。

 

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5.一歩一歩

J2リーグは1ptの中に、5チームが混在するという謎な局面を迎えてます。こんなの絶対おかしい。

 

でも、焦ってもしょうがないんだと思います。一歩一歩コツコツと進んでいくしかない。

 

俺らはひたすら選手をサポートするしか出来ないのです。だったら前向きに、文句を言うなら最後の結果を見てからにしても遅くはないと、そう思いながら、今後も気の向くままブログを書いていくことでしょう。

 

とにかく、今日は重要な一戦です。

 

そんな中で何故か解説する事になったので、良かったら酒の肴にでもしてやってください。

 

それでは、絶対勝ちましょう。

 

 

以上