Match day

大宮の試合に関するまとめ

2019 Match day 8レビュー&9プレビュー


【公式】ハイライト:鹿児島ユナイテッドFCvs大宮アルディージャ 明治安田生命J2リーグ 第8節 2019/4/7

 

結果 鹿児島0-2大宮

 

 

0.はじめに

出来が良いのに先制されたり、逆に出来が悪いのに無失点で終えたり、サッカーとは奥の深いスポーツですね。

 

無事、三連戦を三連勝で終えることが出来ました。

 

去年と比較すると、勝ち点も倍みたいですね。それだけで、今年は順調にここまで来てることが分かります。

 

ただ、8節はこの三連戦の中ではだいぶ苦しんだ内容だったかなと思います。そんな中でよく耐えたなと。

 

なので今回は、苦しんだ理由とその改善にフォーカスを当ててまとめたいと思います。

 

1.スカッド&嚙み合せ

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大宮は前節から菊地とシモヴィッチを入れ替えてきました。対する鹿児島は、これまでの4-1-4-1ではなく4-2-3-1の布陣で試合に入ってきました。

 

相手からすると、4-4-2の時と同様に「WB誰が見るの問題」が発生しますが、一方で大宮視点でいうと「トップ下誰が見るの問題」が発生します。

 

そんな中で、前半は大宮の守備のギャップを上手く使われてた展開が続いたように思います。

 

2.苦しんだ理由~鹿児島の狙い~

前半の大宮は、守備時に相手SBとSHをWBとCBで対応する形を取ってきます。

 

恐らくこれは、相手が4-1-4-1で来ることを想定して初めから決まっていたものと考えられます。

 

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あとはアンカーを抑えちゃえば、相手のビルドアップを制限して試合を優位に進められるという算段でしょう。

 

ところが、相手は4-2-3-1でした。先程言った通り、「トップ下誰が見んの問題」があります。

 

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4-1-4-1の相手に対しても、同様ですが相手SBとSHにWBとCBで対応すると、CBの所にギャップが生まれます。

 

4-2-3-1の場合、ギャップの近い位置にトップ下がいるので、CBが釣り出されたスペースをCFと入れ替わり等を行いながら、有効活用出来るようになる訳ですね。

 

恐らく、鹿児島はこれを狙ってきたのだろうと思われます。

 

実際に動画で確認してみましょう。

 

 

これはこちらの右サイドパターン。釣り出されてはないですが、CB(畑尾)がサイドの選手を見ている隙に、その後ろから侵入されるシーンでした(以下画像)。

 

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こちらは裏をとられた訳ではないですが、CBが分かりやすく釣り出されてるシーンです。

 

こうした事を基本としながら、アグレッシブに奪いに来る鹿児島に対して中々思った通りの試合運びが出来なかったのが前半だったと思います。

 

3.対抗策~高木監督の修正力~

しかし、前半の最後の方から、特に後半についてはそういったシーンは極端に減ったかなと思います。

 

もちろん、後半開始早々に先制出来たことも大きいですが(盾で殴れるのはデカい!)。

 

高木監督は後半、以下2点の修正を図ってきたものと思われます。

 

  1. 前線からのプレッシングで相手のビルドアップを制限。
  2. そこから逆サイドを捨ててコンパクトな陣形を保つ事で、スペースを生み出さないよう対応。

 

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これは先制直後の大宮の守備図ですが、ポイントは左サイドに圧縮している点でしょう。

 

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こちらは63:30頃のシーン(すみません、画像の記載間違えました)ですが、5-4-1気味にする事で相手SBを大前が見る形を取っています。

 

どちらも共通して、逆サイドのSBは敢えてフリーにしています。高木監督は守備を圧縮する事で、釣り出されない=スペースを発生させないという対策を打ってきました。

 

仮にWBが少し前に出てもDHがカバーする等、とにかく前半にウィークポイントとなっていた点は確実に修正を図ってきます。結果、その守備からのトランジションで生まれたのが以下のチャンスシーンです。

 


4/7・鹿児島戦 63分 右サイドを抜け出した #19奥井 が持ち込んでシュート

 

そして、この後67:00頃に茨田→小島を投入、石川を一列上げます。更に71:00頃にファンマを投入する事で、よりプレッシングが掛けやすい状況を生み出します。

 

結果的に70:00~80:00にかけては、鹿児島にあまりチャンスを与えずに凌いでいたと思います。

 

最後は大宮も引いて守っていたので、鹿児島に押し込まれる場面もありましたが、バブンスキーのゴールで試合を決定付けることが出来ました。

 

4.レビューまとめ

昨年は「修正力の無さ」が大きな課題としてありました。

 

しかし、この試合ではそもそも相手の戦い方を事前にスカウティングしており、結果的に発生したミスマッチを後半で修正するという、監督の力がより分かる試合だったかなと思います。

 

試合内容は微妙でしたが、スコアとしては2-0という三連戦で一番いい結果で終えることが出来ました。

 

順位的にも、とりあえず昨年の定位置(笑)まで戻ってくることが出来ましたし、首位とも3pt差まで迫っています。

 

この後も全部勝つってことは簡単ではないですが、出来れば早い段階で自動昇格圏内には入り込んでおきたい所です。

 

特に次からは横浜、町田、千葉と本来の力をまだ発揮出来ていないチームとの戦いになります。逆に言うと、いつ発揮してくるか分かりません(笑)

 

ここまでの結果に油断する事なく、次に進めると良いなと思います。

 

5.9節プレビュー

1)嚙み合せ 

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まず、嚙み合せですが昨年は3-3-2-2が多かったイメージの横浜FCですが、今年は3-4-3が多いようです。そうなると、久しぶりにミラーゲームになるものと予想されます。

 

ミラーゲームのポイントは1対1で負けない事になります。

 

そういう意味ではレアンドロドミンゲス、イバとおなじみの強烈キャラがいる横浜は怖いですね。最近カズもスタメンで出てきてますが。

 

2)スタッツ

次にスタッツを比較します。

 

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因みに毎回つけてくと分かるんですが、大宮は試合を追うごとに数値が良化傾向にあるかなと思います。特にAGI、KAGIはリーグトップ5位内ですから、だいぶ整備されている証拠かと思います。

 

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さて横浜と比較すると、ゴールに関連する所はほぼほぼ大宮が上ですね。まぁこれは順位が上なので妥当ではありますが。

 

それ以外の数値も、紙一重で大宮が上というのが現状の両チームでしょうか。

 

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ポゼッションも若干大宮が上ですが、これはイーブンになるでしょうね。

 

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AGI、KAGIについても大宮が上。

 

特に、大宮のAGIが57.1に対して横浜のKAGIが51.6ですから、大宮の攻撃ターンになった際にはより多く敵陣に侵入できるんじゃなかろうかと予想します。

 

ここは結構ポイントかもしれません。

 

3)横浜FCの戦い方

 とりあえず、直近の福岡戦を見ました。カズが先発した試合ですね。

 

①攻撃

攻撃は多分3-2-5でセットしてきますが、繋ぐサッカーというよりも前線に放り込んで、そのこぼれ球から速い攻撃を仕掛けてくる印象がありました。

 

ビルドアップが上手くいってないからそうなっているのか、今年はそういう狙いを持っているのか、その辺の判断は正直1試合だけでは判別出来んかったです。

 

ただ、何となく上手くいってない様には見受けられます。正直このサッカーなら何でイバが先発じゃないんだ?とか、色々と疑問に残る点もあり・・・。

 

一方、間違いなく脅威となるのが23番の斎藤選手。

 

ドリブル出来る、シュート打てる、体格の割に身体も強い。めっちゃ良い選手です。

 

ミラーゲームの場合は1対1で負けない事がポイントになると言いましたが、そういう意味で彼は脅威です。

 

彼にボールを持たれDFが剥がされたりすると、ピンチに直結してしまうかなと思います。カウンターには要注意です。

 

②守備

守備では大宮と同様に5-2-3でセットしてしてきます。

 

ただ、特にコンパクトに保つ訳でもなく、前線からのプレスもイマイチ効果的じゃない事もあって、5-2-3の急所であるDHの脇に通されてピンチを招く場面が多々ありました。

 

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福岡戦では、この脇のところをWBが埋めるような形も見れましたが、結果的に今度はその裏が空きます。

 

また、次節は我々も同様にサイドにWBが張るような形になるので、横浜FCとしてはまず守備の整理が急務かなと。

 

大宮としては、サイドでの連携はだいぶ定着してきましたので、まずはこのDH脇を狙って攻めに出ることが有効かと思います。

 

4)まとめ

そういう訳で、横浜FC戦のポイントについては

 

  • 斎藤光毅を止めよ!
  • DH脇を使え!!

 

の、シンプルな2点にしたいと思います(笑)

 

なんというか、昨年度までの積み上げがあるはずなんですけど、何故か迷いが感じられる今の横浜FC

 

より攻撃的になりたいのかな。その辺まで読み取れませんでしたけど。

 

ただ守備の問題が整理されないと、ホームである大宮側のペースに持ち込みやすくなると思います。

 

今週、降格組はルヴァン杯もあって実質5連戦くらいの日程。しかもこの寒暖差。

 

ターンオーバーしてるにせよ、中々コンディション保つのも容易じゃないでしょう。

 

そんな中で、ここで四連勝が出来ると柏あたりとは一気に差を詰めれるかもしれません。

 

必ず勝ちましょう!

 

以上