Match Day

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大宮アルディージャに関するあれこれ

2019 MD10レビュー&11プレビュー ~我慢と割り切り~


【公式】ハイライト:FC町田ゼルビアvs大宮アルディージャ 明治安田生命J2リーグ 第10節 2019/4/21

 

結果 町田0-1大宮

 

 

1.はじめに

なんでしょうね。

 

負ける気がしなくなってきました(笑)

 

一方で昨年の経験からか、あまり浮足立った気持ちにもならない。

 

これはチームを見ててもそうだし、サポーターのツイートを見ていてもそう。

 

良い傾向なのかなぁ、などと最近は思ってる次第です。

 

あとは、負け始めるとゴール裏が荒れやすいのだけ治れば最高ですな(笑)

 

さて、我慢と割り切りと監督が言っていたようですが、今節はまさにそんな展開でした。

 

今回は試合全体(主に攻撃)についてと、次節私も今年アウェイ初参戦となる千葉戦について書いてみましたんで、しばしお付き合い頂ければ幸いです。

 

2.Match day 10レビュー

1)スカッド&嚙み合せ

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間違ったわけではありません(笑)

 

町田は4-4-2、大宮は3-4-3のいつもの布陣となりましたが、やはり全体的に圧縮して戦う事となりました。

 

逆サイド、DFライン裏とスペースがある中で、大宮はどういう狙いを持って戦い抜いたのでしょうか。

 

2)大宮の狙い(前半)

町田は全体をコンパクトにして守備し、そのコンパクトさを保った状態で攻撃に転じます。

 

高木監督の言う通り、対戦相手はどのチームも似たような形になりますが、基本的に次、

 

  • 同サイドアタック
  • 逆サイドアタック

 

のどちらかで戦うハメになります。いうたら、自分たちのサッカーが中々し難いチームということですな。

 

前回対戦時、熊谷での戦いの際には基本的に逆サイドアタックを中心とした攻撃で町田に挑みました。

 

結果的には勝ちましたし、昨シーズンの中では相手を研究し、予め狙いを持って戦えた「良い試合」の1つだったと思いますが、思い出すと結構ピンチもありましたね。

 

 

さて、高木監督はどちらかに偏るという事ではなく、90分全体を見てプランを設計していたと思います。いつもだけど。

 

その中で、基本的に前半は町田に対して真っ向勝負。

 

つまり同サイドで守って攻撃する形を選択します。

 

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まあとにかくラグビーかなと思うくらい、ボールの奪い合いを繰り広げてました。

 

そして、ボールを奪った際には上図の様に、後方或いは中盤を経由して前線に放り込んできます。

 

こうする事の意図を考えてみたけども、次の2点

 

  • 相手のカウンターを防止する。
  • ハイプレス対策

 

なのかなと思いました。

 

町田の特徴は「圧縮」ですが、もう一つ、相手のビルドアップに対して前線から激しいプレッシングを仕掛けるという特徴もあります。

 

特に体力のある前半はそれがキレッキレの状態。

 

これを防ぐには、「DFラインからのビルドアップを放棄」する。つまり前線に放り込んでしまうのが一番手っ取り早い。

 

そして前線にはファンマという大柄の選手がいるので、ある程度ボールキープが見込まれる・・・という算段でしょうか。

 

また、無理に逆サイドアタックを仕掛けると、全体が広がった状態でボールロストしてしまう可能性もあり、結果相手の得意なカウンターに持ち込まれ、不用意な失点をしてしまう可能性もあります。(琉球戦的なね)

 

という事で、前半最初の方は、ファンマにボールを入れてどうにかしようとするイメージだったかなと思います。

 

ただ、中々決定的なシーンは作れないでいる。そんな中で、生まれたのが下図のシーン。

 

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大山のドリブルが上手かったですが、何とか密集を抜け出せたシーンの一つかなと思いました。

 

これ以降、徐々に大宮のチャンスシーンが増えてきた印象があります。

 

変化点として、DFラインの背後を取る様になったかなと思います。スパサカで監督が指示した様に言ってましたが。

 


4/21・町田戦 27分 #22フアンマ のパスに #20宣福 が抜け出しクロスをあげる

 

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このシーンでは、ボールホルダーに対して相当な強度で奪いに来る町田の特性を逆手に取った、良い攻撃だったと思います。さらに、

 


4/21・町田戦 29分 右サイドで受けた #22フアンマ がドリブルで相手をうまくかわしクロスを送る

 

こちらも上手く相手の背後を取った良い攻撃だったと思います。

 

こうしたことから、前半をざっくり纏めると

 

 

みたいな感じかと思います。多分。

 

3)大宮の狙い(後半)

 さて、後半はどうだったでしょうか。

 

正直、しばらくは前半と同じかな?なんて思ってましたが、甘い、甘すぎるでした。

 

試合後のインタビューで監督が述べてましたが、入りを大事にしたと。

 

という事で、大宮はのっけから仕掛けてきます。

 


4/21・町田戦 50分 #22フアンマ の落としから #8茨田 が豪快なダイレクトシュートを沈めて今シーズン初ゴール!

 

遂に発動、逆サイドアタックです。

 

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ゴールシーン、よく見ると中島の交代で入った山内が滑るというラッキーな面もありましたが、後方からのロングボールを競り合い、何とか回収して逆サイドに張っていた奥井にボールを供給することに成功。

 

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これで町田の守備陣を揺さぶって、全体を広げることが出来ました。

 

そのまま大宮の3トップはPA付近に張るので、町田は再圧縮する訳にもいかず、全体を広げたままクロスを入れる事が可能に。

 

茨田にも綺麗にボールが入るし、大前も完璧にフリーな状態で待ち構える事が出来ました。

 

これ以降、大宮は町田の守備陣を翻弄。

 

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65:20頃には、圧縮されている中を奥井が真横に速いパスを出すことでサイドチェンジに成功。

 

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そこから酒井が河面に一度戻し、今度は逆サイドの大外で張っている茨田に対角線のクロスを供給し、再揺さぶり。

 

結果的にはオフサイドとなりますが、個人的に一番好きなシーンでした。

 

今回取り上げた2つのシーンとも、

 

  • 大きな展開から更に大きな展開をさせる事で相手の守備を圧縮させない。

 

という共通点があります。また、その為の配置も関係あるでしょう(きっと誰かが触れてくれる)。

 

とにかく、後半は一転して「圧縮させない」というのがテーマだったと思います。

 

そして、60:00以降は大宮はいつも通りのビルドアップをするようになります。この時点でほぼ大宮ペース。

 

最終的に町田は圧縮を止め、広がった通常の状態で攻撃を仕掛けるようになります。

 

 

↑試合中もこうしてツイートしてましたが、普通に攻撃された方が逆に助かる、というのが正直なところでした。

 

途中、小島というエロ男爵投入からのニアゾーン攻略というプレイも見せつけられ、兄弟同時投入という歴史的な瞬間を見届けながら試合終了。

 

という事で、後半をまとめると

 

 

かと思います(?)

 

4)まとめ

こうしてみると、全体として

 

  • 余計な失点を防ぎつつチャンスがあれば攻撃へ。
  • ある程度時間が経過したら、相手を間延びさせて積極的に攻撃。自分たちのリズムに持っていく。

 

という点を90分の中で上手くプランニングして、試合に挑んだ結果なのかなと思います。

 

なんか最近高木監督信者になりそうな気がしてならない(というかなっている)小生ですが、笠原のビッグセーブのシーンを除けば、それほど心配になるシーンも余りなく、より一層信用が増している気がしてます(笑)

 

また、何と言ってもそれに応えることの出来る選手たちが素晴らしいですね。

 

この試合も自信に繋がる内容になったんじゃないかなと思います。

 

是非とも6連勝を達成し、そして願わくば首位に立ち、5月4日ホームに戻ってきてほしいものです。

 

という事で大事な大事な次節について。

 

3.Match day 11プレビュー

1)嚙み合せ

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という事で千葉ですが、最高のハイライン戦術は見る影もなくなり、かなり手堅くなってきている印象です。

 

布陣は恐らく3-4-3。各ポジションに技術のある選手を揃えていて、やっぱりJ2の中での戦力総合値は高いなという印象があります。

 

ミラーゲームになろう事が予想されますので、これまで同様デュエルには負けないことと、ビルドアップの段階からどの様にスペースを生み出すかがポイントになります。

 

 

あと余談ですが佐藤寿人が見たいです(笑)

 

2)攻守のベースについて

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時間の都合上、1試合(岡山戦)しか確認出来てませんので、多少違うところが出てくるかもしれませんが。。。

 

千葉は攻撃時には3-2-5みたいな形を取って、両WBが高い位置を取ります。

 

ただ、背後を取るというよりは足元へのパスを繋いで、繋いで、という攻撃がメインなのかなという印象を受けました。

 

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一方守備は5-4-1をベースにして、プレッシング時には5-2-3で仕掛けてくるかと思います。

 

岡山は1トップ脇を突きながら攻撃の糸口を見出そうとしていましたが、ここにボールを入れた時にはDHが対応してきます。但し、

 

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特に熊谷アンドリューだったと思いますけど、結構食付いてきます。

 

上図のシーンでは食付いて、空いたスペースをもう片方のDHがカバーするか迷いながら縦パスを通されるというシーン。

 

大宮も、どうビルドアップさせるのかがポイントの1つになるかなと思います。

 

3)攻略のポイント

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さて攻略のポイントはどこだろうと考えてみましたが、一番分かりやすいのはプレッシングをかけてきた時かなと思いました。

上図の場合、サイドのブロックを崩せないと岡山攻撃陣が判断、一度自陣に戻します。

 

恐らく後方へのバックパスがプレッシングのスイッチになっているので、千葉は前線から激しくボールを追い求めにやってきます。

 

この際、当然間延びするんですが、中々パスコースありまくりで割と簡単にライン間に侵入出来ちゃうのでは?というのが俺の印象でした。というか侵入してた。

 

守備は基本的にコンパクトにやってくるので、敵陣でのボール保持時には簡単には崩せないでしょうから、この様に相手を誘導して糸口を見つけることも必要になってくるかもしれません。

 

4)注意点

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一方注意点。

 

この試合は足元へのパス中心でなかなか岡山DF陣を崩せない状態でしたが、後半に入ると主に右WBがDFラインの背後を取るような形を見せ始めます。

 

上図は一番分かりやすいシーンですが、ネガトラ後に右から左へ展開して相手を揺さぶった後に、右WBが大外からDFの背後を取る場面です。

 

岡山は何とか凌いだものの、かなり綺麗に決まっていたので、この辺の精度が上がっていると怖いかなと思います。

 

また、DFラインからもWB目掛けて対角線上にパスを出してきます。DFのキック精度が非常に高いので、こちらとしてはWB裏の対応は整理しておきたい所です。

 

 

5)まとめ

という事でこれらを踏まえて端的にまとめると

 

【攻撃面】

 

  • 1トップ脇を上手く活用した攻撃
  • プレッシング時の間延びを活用した攻撃

 

【守備】

これまでのベースを維持しながら、

 

  • WB裏のケア
  • 球際

 

 

をポイントに試合を観ていければ良いかなと、個人的には考えてます。

 

4.おわりに

冒頭述べましたが、次節の千葉戦は俺も現地参戦します!

 

GW中ですし、首都圏ですしね(笑)

 

実は初のフクアリなので、それ自体が楽しみなのですが、更に勝てれば片道2時間も大したことはないでしょう(笑)

 

チームは完全に勢いに乗ってます。そして客観的に見ても強いですし、一歩一歩それをより強固なものにしてきていると思います。

 

一方、昨年の4月にホームで戦った時は千葉に勢いを止められた印象があります。

 

嫌なイメージもありますが、でもアウェイでは勝ってるんです。

 

ここでしっかり勝って良いGWをスタートさせ、ホームで綺麗に締めたいですね。

 

という事で次節も勝ちましょう!

 

以上

 

 

 

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