Match Day

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大宮アルディージャに関するあれこれ

2019 MD14 レビュー ~方向性は籠城戦~


【公式】ハイライト:大宮アルディージャvs栃木SC 明治安田生命J2リーグ 第14節 2019/5/18

 

結果 大宮0-0栃木

 

 

前説.フリースタイルダンジョン抜けて参上

特に今回前説で話すこともないので、無理矢理話すことを考えてみましたが、皆さんフリースタイルダンジョンという番組はご存知でしょうか。

 

俺も最近は見る頻度がちょっと減りましたが、番組開始当初からのラスボスこと般若というラッパーがいまして。

 

日本語ラップ界では俺が高校生くらいの時(15~16年前)から活躍しているリビングレジェンドな訳ですが、先日の放送でラスボスを引退しました。

 

 


般若VSR指定 フリースタイルダンジョン

 

因みにこの般若さん、山田孝之佐藤二朗白石麻衣のドラマ「やれたかも委員会」にも出てましたが、これ面白いのでお勧めです。特に男子。

 


TVドラマ「やれたかも委員会」30秒PR映像

 

さて、2代目ラスボスとなったのが「R-指定」というラッパーなんですが、一時期バラエティーや朝の情報番組に出ていたので、知っている方もいるのではないでしょうか。

 

Creepy nuts」といえばロックファンも知っているかもしれないですね、フェスにも出まくっているので。

 


Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / かいこ【MV】

 

俺もかれこれ20年近く日本語ラップを聞いていることになりますが、彼はとにかくラップが上手い。

 

ラップが上手いというのは、

 

  • 韻が踏める
  • 曲へのアプローチ(フロー)に優れてる
  • 韻などを用いて上手い事を言っているか(座布団1枚的な)

 

という点を総合的に判断する訳ですが、彼の場合はその全ての点に於いてメーターを振り切った存在です。

 

また、リスペクトされるラッパーというのは上記と合わせて、

 

  • 生き様を感じることが出来るか。
  • 自らの経験から出ている言葉か。
  • オリジナリティがあるか。

 

等(上記以外も色々ある)といった点も加味されることとなり、これによって良いMC、悪いMCと判断されます。

 

悪事をラップすりゃ良い訳ではないんです。

 

悪いことしてきた人はそれをラップすれば良いですけど、真面目に生きてきた人間(それは素晴らしい)がワルっぽいラップをするとワック、つまりダメなMCだと判断される訳です。

 

その上でR-指定は、ステレオタイプなラッパーのイメージとはかけ離れた、「モテない、イケてない」という点を包み隠さずラップし、更にラップが尋常じゃないくらい上手いということで、一際注目されています。

 

興味あったら是非。

 

 

 

 

 

って、そんな話をしている場合じゃないんです(笑)

 

渋い展開になることは予想されてましたが、2試合連続の引分け。 

 

この試合、大宮はシュート19本を放つも1点も取る事が出来ませんでした。

 

データ上では13本に1本は点が決まるはずだった大宮ですが、一体全体栃木はどうやってそれを凌いだのか。

 

今回振り返るにあたっては、特にシュートシーンに注目しながら確認してみました。

 

という事で、そこから見えたことを簡単にまとめてみましたので、アンパンでもバンバンジーでも食べながら、今節の妥当性と今後の可能性を見出してみてください、チェケラッ!

 

1.スカッド&嚙み合わせ

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両チームとも3-4-3フォーメーションという事でミラーゲーム。大宮は前節同様のメンバーでした。

 

どこで違いを生み出すかがポイントになってきますが、栃木はどちらかというと守備寄りなチーム。

 

大宮がボールを握る時間帯が多くなるだろうということ、かなり渋い試合になるだろうということは戦前から予想されてましたが、その通りの展開でした。

 

 それにしてもJ2って3-4-3多いね・・・。

 

 

2.先に後半のゲーム展開

今回は今までと趣向を変えて、まず後半から先に見ていきたいと思います。

 

栃木は55分に1人退場となり、10人での戦いを虐げられることとなります。

 

しかし、これによって逆にやる事を明確にさせてしまいました。

 

実際、試合後の大山君(大宮的美男子ランク2位)の試合後インタビューでも次の様に語られてます。

 

前半決めきれず、後半相手が退場したことによってやる事がハッキリした感があり、そこからのゲーム展開を難しくしてしまった。 

 

栃木は1名退場後からは1ptをもぎ取る戦いにシフトしていきます。

 

後半10分以降は、守備の布陣を5-3-1にしてきました。

 

0トップでも良かったと思いますが、大黒を前線に残すことで、

 

  • ワンチャンカウンター狙い
  • 大宮最終ラインにネガトラを警戒させ、少しでも最終ラインを上げさせない。

 

という狙いがあったのかと思います。

 

 

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図1

 

とはいえ、PAが城だとしたら、天守閣を守る為に栃木は籠城戦に持ち込みます。

 

ほぼほぼアタッキングサードでボール保持をしていた大宮に対して、PAに収まるくらいコンパクトに陣形を保ち、裏のスペースを極端に削り、ブロックの外からしか攻撃する余地を与えない守備をしてきました。

 

 

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図2


結果的に大宮は、相手の術中にハマり、上図2でいう黒いゾーンの外から

 

  • ツインタワーへ向けてクロスを上げる。
  • そのこぼれ球を拾う
  • ミドルシュート、ディフレクションからのCK。

 

くらいしか攻撃の術がなく、敵の城を陥落させるには至りませんでした。

 

図2に記載している通り、SB、DH、SH+CFを連携させながら、ニアゾーンに侵入したかったかな、というのが正直なところ。

 

唯一そこまで侵入して攻撃出来ていたのは、以下のシーンでしょう。

 


5/18・栃木戦 85分 #9シモヴィッチ のシュートの流れから #8茨田 が際どいクロスを入れる

 

こうしたシーンがもう少し多ければ、結果はまた違ったかもしれませんね。

 

ただ、守備側に寄るチームはあっても、ここまで引かれる局面というのは、長いシーズンの中でも稀ではないかなと思います。

 

そもそも、早い段階で点を取っておけばこの展開に持ち込まれる事自体なかったはずです。

 

3.前半のゲーム展開

1)押し込んでいた時間帯

具体的には前半20~45分の間。

 

この時間帯は相手を完全に押し込む事が出来ていました。

 

栃木の守備についてはちくき氏のプレビューが分かりやすいと思いますので、皆さんいいねとフォローしてやってください。

 

note.mu

 

通常時の栃木の守備は 、

 

  • 5-4-1のブロックで守備。
  • バックパス、DHのボールの持ち方によってプレッシング。
  • 自陣深い位置での守備は堅い。

 

という事ですが、大宮は主にはプレッシング時に発生するズレを利用して攻撃に出る形を取っていたと思います。例として36分頃の攻撃を取り上げます。

 

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図3


栃木は大宮の3バックビルドアップに対して、3トップ+2DHで激しくプレッシングを仕掛けます。

 

この時に、2ライン間が空くので・・・

 

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図4

その間で茨田が受け、WBの裏のスペースに走りこんだ奥井に出します。そうするとDFラインは当然下がります。

 

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図5

一方でプレッシング部隊は戻り切れません。

 

結果、バイタルエリアががっぽり空くこととなり、大前がここからシュートを放つという惜しいシーンでした。

 


5/18・栃木戦 36&37分 ペナルティエリアの外から #10元紀 が立て続けに際どいシュートを放つ

 

ピックアッププレーにもなってましたので、動画でも確認してみて下さい。2本目のシュートです。

 

当該時間帯の攻撃はどれも設計されたものであり、それ自体は良かったと思います。

 

2)但し・・・

ここで問題になるのが、

 

  • クロスの質。
  • PAの内外でシュートは出来るものの、決定的なシーンは作れていない。

 

という点。

 

クロスの質については、個々のスキルなのでトレーニングを積んでいくしかないでしょうが、もう少しボックス内での決定機は増やしたいところ。

 

以下はあくまで案ですが、

 

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図6

 

例えば、先ほどのシーンでいうと、大前が事前に周囲を確認しておけば、このようにボックスの中でも勝負出来たかもしれません。

 

また、仮にシュートが打てず再度組み立て直すこととなった場合。

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図7


今回の相手は5バックだったので、どうにか前線で数的優位性を保ちたい所。

 

たま~にこういったシーンがありますが、図7の様にDH(じゃなくてもいい)がハーフスペースに侵入するシーンが増えることで、今より攻撃の幅が広がるように思えます。

 

このエリアに侵入するのが得意なのが大宮だと小島。

 

一方、彼がスタメンの際にはそれがあまり発揮されずに終わってしまいましたね。

 

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図8

当たり前ですが、上図8の様に守備的な選手が攻撃側に出るという事は、その分奪われたあとのリスクが伴います。

 

相手が5バックだからといって、数的優位性を保てば良いとは一概に言い切れません。

 

好守の決まり事を設定すれば防げる事もあるかもしれませんが、無策に攻撃に偏るのは愚策と化してしまいます。

 

高木監督はそこも踏まえ、まず前半に得点を取られないことを念頭に置き、ゲームプランを設計しているものと思われます。

 

一方で、前半で点を取っておけば恐らく3pt取れていたのではないかというのが今節のポイントです。

 

この試合を踏まえて、今後どう対策を図ってくるのか。ここは今後の注目ポイントかなと思います。

 

因みに、選手たちももう少し工夫が必要だと感じているようです。

 

www.goal.com

 

4.おわりに

 とはいっても、高木体制初年度です。

 

10戦負けなしでここまで来たこと自体が上出来な方。

 

今節は、ぶっつけ本番とはいえツインタワーという奇策も飛び出てきました(笑)

 

また、選手たちも課題を感じているようなので、その是正は図られることになるでしょうし、今の所そんなに心配する必要もないのかなと思ってます。

 

現状の課題は「先制点」でしょうか。

 

さて、次節はいよいよ、いよいよ柏レイソルとの対戦です。

 

戦力の割に苦しんでいるレイソルですが、徐々に良くなっている気配が見え隠れします。

 

正直どんな試合展開になるのか全く読めません。

 

また、江坂・瀬川と元大宮コンビ(&ザスパコンビ)とも遂に再会を果たすこととなります。

 

・・・荒れそうですね(笑)

 

勝ちましょう。

 

以上

 

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