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2019 MD16レビュー ~Not Afraid~


【公式】ハイライト:アビスパ福岡vs大宮アルディージャ 明治安田生命J2リーグ 第16節 2019/6/2

 

結果 福岡1-1大宮

 

 

0.Not Afraid

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ご安全に、メキシコです。

 

今週はちょっと忙しかった関係で、前置きは特にせず、さっさと本題に進みたいと思います。

 

3試合連続ドローの中、サポーター含めてそろそろ勝たないとなという雰囲気の中、結局また引分け。

 

負けなしは継続中であるものの、足踏みが続いている状況です。

 

まぁ足踏みとはいえ少しは前に進んでいる訳ですが、次節絶好調の京都と試合ですので、正直勝ちたかったところ。

 

そんな試合を簡単に振り返りつつ、今日は失点シーン中心に考えてみたいと思います。

 

1.試合概要

1)スカッド&嚙み合せ

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今回から縦にしてみました。

 

大宮は左HVに河面を戻して、左WBに吉永。DHに小島、三門、STにバブンスキーと大幅にメンバーを入れ替えてきました。

 

注目は吉永、そして俺と同い年であり推しである三門。

 

完全にファン視点ですが、もっと出番増やして欲しい・・・(笑)

 

噛み合わせ的にはやはり相手のトップ下が自由に動き回れるので、この辺が厄介な感じでした。

 

実際、失点シーンでもトップ下の存在が効いてきます。

 

2)試合を簡単に振り返ろうのコーナー(主に攻撃面)

試合自体は文章と一部図解で、簡単に振り返ります。

 

前回の投稿で考察した通り、この試合の大宮は主に2つの攻撃プランで得点を奪おうと試みます。具体的には、

 

(ボール保持時)

 中盤を飛ばしDFラインからWB、CFにフィード。一気に前進。

 

(ボール非保持時)

 (超)攻撃的プレッシングで奪回→ショートカウンター

 

具体的に確認しましょう。

 

①ボール保持時

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動画の1:13頃のシーンを見て下さい。前半から何本か前線にボールが放られてますが、このシーンが一番ハマってたと思います。

 

吉永の動き出しが非常に素晴らしく、上手く相手の裏を取り、ボックス内への侵入に成功します。

 

この動きが出来るなら、当面WBで見てみたいと思わせる動きでした。

 

但し、決定機には及ばず。前半も菊地→奥井に高精度フィードが蹴られるものの、前回の記事でも記載した「崩しのパターン不足」が影響します。

 

ビルドアップの方が時間がかかりそうなので、当面は一気に前進させてしまう、というの形になろうかと思います。

 

アタッキングサードでの工夫はそろそろ欲しい所です。

 

②ボール非保持時

俺の前回の考察すごくね?

 

って思うくらい、ボール非保持時は超攻撃的プレッシングから奪回→ショートカウンターをしかけます。

 

中でも、上手くハマったのは以下のシーンでしょう。

 

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DFの横パスをスイッチにして、バブ・吉永・三門が連動してプレッシングを仕掛けることに成功しています。

 

特に、三門は自分のマークがありつつ、相手がピッチ内に背を向けたタイミングでそれを捨て、吉永と2人でボール奪取。

 

その後、一度はパスを取られかけますが吉永が素早く切り替え再奪回に向かい、結果バブンスキーに渡る(以後割愛

 

という流れ。

 

特に前半はプレッシングが結構ハマっていました。

 

一方、こちらも奪ってからなかなか崩せず。

 

奪回に成功しても、カウンターの設計がまだ構築出来ていないことから、なかなか得点を奪う事が出来ません。

 

結局、得点はセットプレーからでした。

(セットプレーについては、もう少し勉強させてください)

 

しかし、この1点3試合ドローという状況が、大宮の守備を狂わせることとなります。

 

その事について、次項で少し考えてみたいと思います。

 

2.自然な流れ

1)失点シーンの確認

まず、失点シーンを再度確認してみましょう。

 

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図1

 

パッと見ると、大外の大外、超大外を石原に抉られた時点で負け、みたな印象を受けます。

 

大宮は、ライン間に縦パスを入れられないように、中央を固めます。

 

つまり、サイドに誘導したい。

 

しかし、シャドーに位置した石川と超大外の石原までの距離が絶妙で、石川が間に合いません。

 

となると、その奥には奥井が待ち構えてるハズですが、松田の相手中のため出足が1、2歩遅れてしまいます。

 

その隙に、石原が一気にサイドの深い位置に侵入しようとドリブルを試みます。

 

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図2

大宮DFラインも、福岡の絶妙な配置に身動きが取れず。

 

奥井も最後は追いつきそうでしたが一歩及ばず、クロスを入れられる失点という流れでした。

 

サイドに誘導して、そこを抉られてはどうしようもないなぁ…。

 

と初見では思いましたが、そもそも後半はどうも守備が中途半端。

 

もしかして他に要因が?

 

という疑問がふつふつと沸き起こり、よし、後半の守備に着目してみるかぁ。

 

と言うことで今に至ります。

 

失点シーンが大宮から見て右側からだったので、右側の守備に焦点をあてて確認していきたいと思います。

 

2)60分前後の守備

まず、失点から少し遡ってみます。

 

57分頃のシーンですが、この時の大宮の守備をざっくりまとめると以下の様になります。

 

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図3


基本的にシャドーが中央を制限しつつ、サイドに誘導した所をWBが取りに行く。

 

というのが原則だったと思います。

 

また、相手SBの対応はWBが行うこととなっていたと思います。

 

しかし、それ故にWB裏を大きく明け渡し、そこを起点に深い位置に侵入されます。

 

また、その数分後にはSBが高い位置を取る事で以下の様な状況となります。

 

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図4


今度は大きくHSを空ける事となり、WBが相手SBを見る事を上手く利用された感がありました。

 

3)70分前後の守備

そして、そこから10分後。

 

60分頃の反省を活かしてか、シャドーが相手SBを追いかける役を担い、WBは積極的に前に行かず、構えて守備する方法を取ります。

 

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図5


こうする事で守備の重心は後ろに重くなりますが、DF5枚が待ち構えている様な状況になりますので、DFラインにボコボコとスペースが空く状況は避けられます。

 

一方で、図6のように前5枚が逆サイドに寄った際にサイドチェンジされると、右シャドー横のスペースが空く事から、一気にディフェンシブサードまで運ばれます。

 

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図6

正直あまり宜しくない状態ではありますが、1点リードしていて残り20分という状況下に於いて、自然とそうなってしまうことは理解出来なくはありません。

 

俺なら全く上がらなくなるね。ウイイレでそうしてるもん。

 

4)お気付きだろうか

そうした中で本項の1)に戻る訳です。

 

相手に絶妙な配置をされ、僅かな隙をついて失点してしまいました。

 

こうして時系列で見ていくと、前半は前プレ、後半途中までは縦パスを制限しながらサイドで奪いに行く姿勢がある中で、最終的には引いて守ってしまうという、後ろの重くなっていく流れがあります。

 

しかし、恐らくそれは高木監督の指示ではないでしょう。

 

俺は、ここ数試合の結果とこの状況がそうさせてしまったのではないかと考えます。

 

何故そう思うか、その理由を次項で考えてみましょう。

 

3.高山・石川投入の意図と失点の原因

さて、2項では右サイドを中心に見ましたが、その間の左サイドは途中交代の高山が入っていました。

 

そして、右サイドの状況とは違って、左サイドは70分前後になっても自陣中盤までプレッシングしに行く姿勢が見られます。

 

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図7


そして失点前の75分には石川を投入。

 

これは推察ですが、高木監督は

 

前から行きたい

 

という意図を込めてこの2人を投入したのではないかと思ってます。

 

実際に、石川投入後にも以下の様なシーンがありました。

 

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図8


後ろ・・・こない・・・(笑)

 

確かに、下手にプレスに行くと剥がされるリスクはありますので、非常に難しい判断ではあります。

 

監督の意図とは裏腹に、選手達は予想以上に失点を恐れていたのだと思います。

 

再び失点シーンに戻ってみましょうか。

 

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図9

それを察したのか、石川は前から行かず。

 

でも前から行きたい、みたいな。そんな感じに見えました。

 

結果、相手SBとの距離が絶妙な事に。

 

それプラス、ファンマとの距離ね。遠いわ(笑)ファンマもプレスかけてる意味ないという・・・。

 

そこから、2項で記載した通り失点したわけですが、要は、

 

  • 監督は最後まで自分たちで仕掛けに行って欲しかった。
  • 選手達はどうにか勝ち点3を手にしたかった。

 

事が、守備を中途半端にさせ、結果その曖昧な部分をつかれて失点してしまったのではないでしょうか。

 

何故〇〇を出したんだ!

 

とかではなく、こうした指揮官とピッチ内の思い違いが、引分けをとなってしまった原因の主たる部分なのではないか。

 

というのが俺の意見です。

 

4.怖くなんかない

さて、そうした中でいよいよもう明日に迫ったホーム京都戦。

 

京都、絶好調です。

 

小屋松、ヤバいです。

 

なかなか難しい状況が続く大宮ですが、今週は完全非公開で練習をしてきましたので、何か秘策も仕込んでいるかもしれませんので楽しみです。

 

以下、高木監督のコメント(抜粋)です。

 

www.ardija.co.jp

 

具体的に何かを大きく変えるつもりはありません。攻守ともに自分たちからアクションを起こすプレーが少し薄れてきていると感じますし、だからこそ結果が出ていないのだと思います。選手には、自分が持っている以上の力を出してほしいし、ピッチに倒れ込むぐらい戦ってほしい。私は根性論が好きではありませんが、前提としては絶対に必要な要素だと思います。

 

例年以上に、今年の明治安田J2は非常に難しいリーグになっていて、今までと同じように戦っていたら結果は出せない。勝つためには、試合に出ているか否かに関係なく、選手全員が統一感を持って戦い続けることが必要です。特に結果が出ないときに、どういったことができるかが重要なポイントでしょう。クラブのために、応援してくださる方々のために、京都戦に勝つことだけを考えて臨みたいと思います。

 

このコメントを見る限り、後半の失点に至るまでの原因を高木監督は理解しています。

 

理解している故に、前節終了後インタビューでイラついていたんでしょう(笑)

 

これじゃダメだよと。

 

MD15の考察で書きましたが、J1で勝てることを基準に置いた場合には、確かに引いて守っているだけでは通用しません。

 

あそこで守りに入ったことが、監督的には許せなかったんでしょう。

 

コメントの通り、何かを大きく変える事はないと思います。

 

セットプレー等では仕込んでいる可能性もありますが、攻守の原則の再確認、そして恐らくメンタル的な部分を相当言い聞かせているものと思われます。

 

コメントでいう統一感の部分。

 

意思統一さえ出来れば、俺も問題ないと思ってます。

 

 

さて、こうした高木監督の手腕をはじめ、クラブの様々な取り組みをみていると、大宮はクラブとして何を変えようとしているのではないか、と感じています。

 

怪我人の続出など不安になる要素は多々あります。

 

しかし、負けを恐れずにチャレンジしなくては何も進みません。

 

何かを変えようとするときには、必ず痛みも伴います。

 

ドローという、ある種無傷でいられることはまだ幸いなのかもしれません。

 

色々と意見はあると思いますが、ここは耐える局面だと思います。

 

個々の能力は十分。怖くなんかありません。

 

我々サポーターも今一度気を引き締めて、次節に臨みましょう。

 

次は勝つ!

 

以上

 

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