Match Day

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大宮アルディージャに関するあれこれ

2019 MD17 レビュー ~祈るのです~

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結果 大宮3-1京都

 

 

0.はじめに

ご安全に!

 

労災の対応と保険の処理!

 

契約社員等の賞与の計算!

 

「忙しいよぉ~」とか言いながら、定時で帰るポンコツ上司の尻拭い!

 

と、最高の週末からの最高の1週間を過ごしてきたメキシコです。

 

試合を振り返りながら、何とか精神衛生を保ってあっという間に週末です。

 

今日はこれ以上深いことは言いません。皆さん、晴れを祈りましょう(笑)

 

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1.スカッド&嚙み合せ

ハレ晴レユカイ懐かしぃ~なんて思ったら、ハルヒって13年前のアニメなんすね。

 

俺ギリ10代じゃん(笑)もしかしてこれ読んでる人の中で知らない人とかいるレベル?

 

って話はどうでもよくて、17節のスカッド&嚙み合せです。

 

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この日はまさかの3-5-2の布陣。

 

その結果、念願の石川・三門の中盤が実現、キーパーに塩田、奥抜が先発出場となりました。

 

尚、笠原・山越は先日戦線離脱のアナウンスがありました。

 

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これは痛すぎますが、夏市場オープンまでまだ先ですので、とにかく現有戦力で凌ぐか謎の練習生と契約するしかないですね。因みに、今週はもう一つ大事なお知らせが。

 

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夏の大宣伝祭り。男は黙ってフォロー。(女性もね)

 

さて、今節は双方のサッカーがぶつかり合う、非常に面白い試合でした。

 

つっても、色々な方がこの試合に触れているので、今回俺はそもそもの所から話をしていきたいと思います。

 

多分、長くなると思いますが今夜寝る前、試合前にでも読んでみて頂ければなぁと思います。では行きましょう。

 

2.京都のコンセプト

さて、京都ですが今シーズンは中田一三監督のもと、非常に素晴らしいサッカーを繰り広げてます。

 

特に攻撃面が特徴的ですので、まずは、京都のレビュアーさん等の記事を参考に「どんな攻撃すんの?」って所から、(まぁ簡易的ではありますが)触れていきたいと思います。

 

1)基本布陣

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基本的にはCBがワイドに開き、GK+アンカー+両SBでビルドアップ。

 

前線はWGがワイドに開いてIH含め5枚で攻める、という所かと思います。

 

後述しますが、これに加えてアンカーがCBの間に降りるパターンもあります。

 

さて、この形ですが詳しい人は何となく分かりますよね。

 

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ポジショナルプレーと5レーン理論、偽SB等々。

 

そうペップグアルディオラです。

 

マンチェスターシティですね。

 

京都は、まさにそれとほぼ同様のコンセプトでチームを作ってきていると思われます。

 

この詳細については、京都のフレームワークを作っている、とめさんの記事を見て頂いた方が良いと思います。

 

www.tomex-football.net

 

という事で、相手を大宮で仮定して確認していきたいと思います。

 

2)コンセプト

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京都は後方でボールを保持しながら、攻撃の組み立てを行ってきます。

 

試合を観て分かったと思いますが、GKも前に出てきますし、SBは高い位置を取らず、内側に絞ったりして常にパスコースが出来るようなポジション取りをしてきます。

 

中途半端にプレッシングに行けば、すぐさまライン間等にボールを入れられてピンチを招きかねない。

 

そんなビルドアップ形態を敷いてきます。

 

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前線では、WGが大外に開いて相手WBを留めつつ、SB+IHとの△、それとCFの動き方によってDFラインの裏や、選手間の距離を広げてスペースを創出します。

 

アタッキングサードでの崩し方例については、上で紹介した動画を見て頂くと分かりやすいかと思います。

 

3.大宮の対策

1)もし5-2-3なら

さて、じゃあそういったサッカーをしてくる京都に対して、高木監督はどういう対策を取ったのか、という所です。

 

が、その前にもし「5-2-3」で守備してたらどうだったんだろうという事を想像してみました。

 

あくまで、足りない頭で考えた「想像」なので、こうじゃね?とかあれば言ってください。むしろ言ってくれた方が勉強になるので。

 

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5-2-3なら①

超攻撃的プレスをする前提で考えてみました。

 

その場合、ファンマがアンカーをカバーしながらGKにプレッシングしつつ、シャドーは両CBに入れさせない様にプレスするかなと。

 

3トップなんで、アンカーが降りてくる可能性の方が高いですけどね。

 

その場合はファンマがアンカーにプレッシング。

 

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5-2-3なら②

なので、ビルドアップ部隊は前線か高い位置を取らないSBにフィードするのはないかと。

 

それに対して、DHが一気にプレッシング。ボールサイドと逆のDHはアンカーを見るかなと思います。

 

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5-2-3なら③

そうなった時に、三門はSBを見るとして石川は相手アンカーを見つつ、IHも見ないといけないような状況に陥ります。

 

これを解決するには、どうしたらいいでしょうか。

 

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5-2-3なら④

色々と策はあると思いますが、分かりやすいのはWBとHVが相手WGとIHに対して圧力をかけることでしょうか。

 

DHも相手アンカーに行くことになると思います。

 

しかし、そうなると何となくもう分かりますよね。

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5-2-3なら⑤

そうっす、ボコボコとスペースが空くんす。

 

で、色んな所からボコられる可能性があると。

 

まぁ、実際はこんな上手い事スペースが出来るわきゃないと思いますけど(笑)

 

ただ一つ言えるのは、5-2-3で守った時には、相手中盤の3枚が非常に鬱陶しい訳ですね。

 

2)それを踏まえて5--2

そこで、高木監督は考えました(俺の想像)。

 

中盤を同数にすればいいのではないかと。

 

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リバプール級の3センター(俺の物差し)

という事で、5-3-2で守備すれば中盤を同数に出来るので、前線はボールを誘導して、サイドで奪取しやすくなる訳ですね。

 

恐らくこの布陣の狙いはそこだと思います。とりあえず、各ライン毎の守備(プレス)の役割で確認していきます。

 

①2トップの役割

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2トップの役割①

2トップはボールを「奪う」のではなく、追い込みたいサイドに誘導する係を担っていました。

 

例えば2CBでビルドアップした場合だと、上図のような感じ。2CBの場合は、2トップの片方がアンカーのコースを消しながらプレスしている事もポイントになります。

 

そうする事で、パスコースを限定させてしまう訳ですね。

 

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2トップの役割②

3バックの時はこんな感じでしょうか。

 

上図①、②のいずれも、ボールホルダーがパスした後に、近い方のCFがパスの出先にプレスしていく形だと思います。

 

②3センターの役割

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3センターの役割①

さて、じゃあサイドに誘導した後です。

 

サイドに誘導した後は、2トップの片方が迫ってきてますので、ボールホルダーはすぐにフリーの選手、この場合だとSBにパスを出さざるを得ない状況になります。

 

大宮としては、そこに狙いを定めてIH(三門)が一気にプレッシングします。

 

そして、アンカー(石川)は相手アンカーの対応する事で、中央のレーンには入れさせないようにしますが、ボールに近い相手IHが浮きます。

 

ここをどうするかという問題が出てきますが、これは一回置いておきましょう。

 

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3センターの役割②

相手が3バックの場合は、シンプルに2トップがパスの出し手であるCBにプレスしつつ、もう片方(奥抜)はアンカーを見る役割になります。

 

パスの受け手である相手SBに対しては、IH(茨田)が対応、相手IHは三門、石川が対応、みたいな感じかと思います。

 

基本的にはまず、ここで奪いたいという狙いがありつつ、最低限のタスクとして「前進させない」というタスクがあったかと思います。

 

見て分かる通り、非常に運動量が求められるこのポジション。

 

石川、三門と大宮が誇る鬼走るマン2人を配置させると、これも可能になる訳ですね。

 

因みに小島も運動量が多いですし、大山も結構いけます。

 

って考えると、現有戦力における大宮の守備的MFは3センターに適しているのではないか、と思ったり思わなかったり。余談ですが。

 

③5バックの役割

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5バックの役割①

さて、5バックについては図解を1つにまとめました。

 

まず、大外に開いているWGに対してはWBが対応する。これは何となく分かるかと思います。CFは中央のCBが対応。

 

じゃあIHですが、これはビルドアップの仕方だったり、ボールの位置だったりで変わってきますが、一番避けたいのは2CBビルドアップの際に、相手IHが浮く場合ですね。

 

この対応をHV、上図でいうと河面が担っていました。これは5-2-3でも基本一緒です。

 

但し、相手アンカーに対しては早い段階で石川が対応、ボールと逆のIHは茨田が対応している事で、パスの出し所をなくします。

 

そうする事でサイドで回収しやすくなり、またハーフウェイライン前後で奪う事が可能になるので、素早く攻撃に転じられるという訳です。

 

これが、各ライン毎の役割、タスクだったかと思います。

 

では、実際に1点目のシーンを例に振り返ってみましょう。

 

4.1点目のシーン

1)プレッシング

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1点目のシーン①

まず先ほどの様に、2トップがサイドに誘導するようにプレッシングをします。

 

ボールは左HVへ。そのタイミングで相手のIHとWGはボールを受けに下がってきます。

 

相手HVに入ったタイミングでは、既に茨田が次のパスコースであろう、SBへのプレスを準備しています。

 

CBに入ったタイミングでは出さないでGKにパスする等対応されてしまう可能性がありますので、あくまで準備段階。

 

同タイミングで石川が相手アンカーをマークします。

 

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1点目のシーン②

左HVがパスを出した瞬間に、茨田がプレッシング。それに連動する形で、下がった相手IHとWGに対して畑尾と奥井がプレスを掛けます。

 

SBは茨田が来る前に、前方のWGにパスを出しますが、出した時点で既に奥井が来てますので、WGはパスの出し所がなく、奥井に回収される。

 

というのが、1点目前のプレッシングになります。

 

2)ショートカウンター

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1点目のシーン③

ここから、少し図解が複雑になりますがご容赦ください。

 

奥井は奪ってそのままファンマにパス、それを右HSで受けたファンマは大外レーンに開きます。まずここで上手く相手DFを2枚剥がせたのがで大きかったですね。

 

また、奥井からパスが出そうなタイミングで、奥抜、石川は前線に走りこみます。

 

それに連動して相手DFも中央を固めに戻ると。

 

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1点目のシーン④

茨田はパスを出した瞬間にぺナ角付近まで駆け上がり、ファンマの神股抜きヒールパスを受けます。

 

この時点ではDFは同数で対応出来てます。

 

しかし、

 

  • 茨田が相手左HVをピン留めさせている。
  • 石川が少し下がる事で、相手アンカーを釣り出す。

 

ことで、左HVとアンカーの間にパスコースを生み出します。

 

そして奥抜が斜めにニアゾーンに侵入しようと試みます。

 

それを茨田が見逃さず、一発でパスを出し、見事危険なエリアに侵入することに成功。

 

奥抜は相手を引き付けながらも、上手くファーサイドの隅にシュートを決めた。

 

という流れです。

 

3項の2)で触れた通り、サイドに誘導して回収するプランのものと、前線からプレッシングを仕掛け、パスの出し所をなくした上で奪回、素早い攻撃に転じる事に成功しました。

 

ようやく、良いカウンター攻撃とニアゾーンに侵入する動きが見られました。

 

今シーズンの中でもかなり評価出来る攻撃となったのではないかなぁというのが、個人的な印象です。

 

ましてや決めたのがユース出身の奥抜という事で、河面のゴラッソ以上に満足だったサポーターの方も多いのではないでしょうか。

 

5.課題

しかし、良い事ばかりではありません。

 

失点シーン含め、5-3-2で出た課題が幾つかありましたが、その1つを取り上げてみたいと思います。

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京都の対抗策①

1点目を取った後、13:50頃のシーンです。

 

まず、この時は右WGがかなり低い位置まで降りて、後ろ5枚でビルドアップを図ります。

 

1度右SBが大外に持ち出しつつ、CBを経由しながら逆サイドへ振る事で、大宮の守備を揺さぶります。

 

揺さぶった所で、CBが2トップ脇にドリブルで持ち出します。図解だと分かりにくいですが、実際はファンマがプレスしても間に合わない位置でした。

 

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京都の対抗策②

さて、大宮の守備の原則を考えると茨田はSBにプレスする役割です。

 

しかし、2トップ脇にまでCBがボール持って前進してくるとそうもいきません。

 

理由は単純で、縦に通されてしまうからです。

 

じゃあ、CBにプレスすれば?って話ですが、そうするとSBに出され一気に前進を許してしまいます。

 

つまり、CBが持ち出してくると、大宮のIHに迷いを生じさせることが出来るのです。この状況で、茨田は立ち往生してしまった。

 

その背後にいるIHはやや中央に寄り、パスを受けるフリをして1タッチでCFにまでボールを入れさせます。

 

この崩しで、1発でライン間に侵入を許してしまいました。(結果的にはボールを奪取する事に成功していますが)

 

試合全体を通してみても、ライン間への侵入に対して上手くいった例の1つだったと思います。

 

この様に、2トップの誘導が効かない(或いは積極的にプレスをしない)と、CB等が持ち出してくる事で、局地的に数的不利な状況に陥り、プレスが出来なくなってしまいます。

 

前線5枚での崩しパターンを持っている京都に対して、この状況を作ってしまうのはいただけない。

 

特にこのシーンは1点リードした直後。得点前と比較するとプレス強度が低下している様に見えました。

 

数的不利な状況に追い込まれないための対策、それに付随して早い段階でリードした場合の守備の仕方等々、3センター故の問題点ですね。

 

今後も3センターを使う可能性があるのであれば、早いうちに改善した方が良いと思われます。

 

6.おわりに

さて、だいぶ長くなりました(笑)

 

今回は京都の攻撃ビルドアップと、それを高木監督がどう破壊したのか、ということについて考えてみました。

 

次の岐阜も、ボールを保持したいタイプのチームかと思いますが、監督はこう話しています。

 

www.ardija.co.jp

 

京都戦で5試合ぶりの勝利を挙げることができましたが、気を緩めることなく良い準備ができたと思います。ケガ人が出てきた中で、若い選手も含めて、もちろんスタッフのサポートも含めて、良くやってくれています。京都戦では良い守備ができましたし、あれくらいをベースに継続していければと思います。

 

 

ボールを大事にするという大きなくくりで言えば、岐阜は京都と似ているかもしれません。しかし、実際の戦い方は全く違います。パスをつなぐ際の選手同士の距離感が近いのが特徴で、良い守備ができれば得点チャンスにつなげられると思います。

 

要は、京都とは違うのでプレッシングの方法等は変えるかもしれないが、インテンシティ(プレー強度)は変えない。

 

ということかなと思います。

 

今節は、監督の戦術が最もハマり、また体現したいサッカーが垣間見れら試合だったかと思います。

 

徐々にですが、高木監督がやりたいサッカーが見えてきた感じがしますね。

 

さて、次節勝てば一時的に首位に立つ可能性もあるようです。

 

まずは天気を祈りましょう

 

そして、勝ちましょう!(笑)

 

以上

 

※ちなみに、岐阜戦レビューはお休みします。もしかしたらヴェルディ戦も?「トリセ2(脱字じゃないよ)」ことフレームワーク作りに注力したいので。すんません。ただ簡易的にやるかもしれませんので、その際は是非見て下さい!

 

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大宮アルディージャ大好きな人たちの集い「大宮戦術談議会」という会を開いてます。上記がメンバーのブログです。戦術談議会と言っても結局楽しい飲み会です。大宮で語らいたい人。一人で見に来てて仲間が欲しい人。老若男問いません。興味あるかたはお声がけ下さい。