1.I’m back
ご安全に。おまっとさんでした。
ご存知の通り、ここの所ブログ書いてません。静観してます。
いや〜、正直よく分からなくなってました。京都戦は良かったですけど。その後が。パッとしない。
そもそも、レビュー書くのちょっと疲れてたずら。
今年に入ってから戦術ブログ界隈が賑わっていていますが、情報量が余りに多くなって、何かめんどくせぇなみたいな。
でもよく考えりゃ、界隈の事情や流れって知っておくべきだろうけど、正直それって俺にとっちゃあまり関係ないというか。
大宮アルディージャというチームが成長する、前に進んでりゃ別に何だっていいんですよ結局。それに対して、書きたいことを書く。
共感してもらえればそれで良いし、されなきゃされないで良い。所詮これはサッカー未経験者が語る戯言であって、その中で俺も一歩一歩成長出来れば良い。
そう、鹿児島戦を見て思い出しました。常に気付きを与えてくれるサッカー。最高。
急に何言いだしたんだこのメキシコ野郎とお思いかもしれませんが、俺もよく分からないのである。
ただ、鹿児島戦での爆発っぷりを見て、気付いたらキーボードを叩いていたのです。結局俺が書きたいと思うのは、そんなどうしようもない理由なのです。
2.アライメント
そもそも京都戦以降って、結局チームのアライメント取ってた感じなんじゃないですかね。
改めて京都戦以降の流れを振り返ってみますけど、高木監督は京都戦から3-5-2の布陣をチョイスします。
その理由はMD17の記事で書いた通りですが、かといってそれがその後の試合で機能したかと言えば否。
18節岐阜戦はロスタイムギリの逆転勝利というエモい結果を得たものの、完璧に機能したとは言い難く、19節の東京Vに至っては前半のプレスが全くハマらず、途中から3-4-3に戻す処置を行った事でようやくハマるようになり、劣勢を凌いだ感のある試合でした。
特に東京V戦前半はプレスハマらない上に、迎撃するHVとWBの裏を再三狙われるわで、その時間帯の守備に関してはまぁまぁ酷かった。そしてやっぱり守備がイマイチな時は攻撃もパッとしない。良い攻撃は良い守備からなんて言いますが、まさにそんな感じ。
きくが言ってるのは、要はこんな感じの事っすね。この傾向は前半の最初から観られる。まだ5分までしか見てないけど(笑)#ardija pic.twitter.com/QPnfhksexf
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年6月23日
このチーム、4点取られたら5点奪い返すようなチームじゃないんですよね。守備が良くないと元も子もない。やっぱりそこがベースなんだと思うんですよ。
東京V戦を踏まえて、3バックには1トップ+2シャドー、4バックに対しては2トップにするというざっくりとした傾向が見えてきたのかなー。あとは嚙み合わせとマーキングを整理して各試合戦っていくんかなー、と思ってました。
が、迎えた金沢戦では、どっちかっていうと3-4-3気味な形を選択します。
見た当時は3-5-2かな?なんて配置を気にしてましたが、正直なとこそこは重要なポイントじゃないんでしょう。
圧倒的攻撃センスがありながら、今年殆ど活躍出来てない彼(後述)がベンチに甘んじている現状を考えると、結局ファーストディフェンスがこのチームの最重要ポイント。
なので初期配置こそあれど、特にシャドー(若しくはインサイドハーフ)については相手に応じてハメやすい位置を取るだけなんだと思います。だから、3-4-3にも3-5-2にもなり得る。この辺の最適解を探っていたように感じます。
多分、守備は基本何も変わらんのかもしれんな。単純にIHがちょっと高い位置にいるかいないかだけっていう。いや、それがシステムなんだけどさ。#ardija
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年6月24日
結果的には、ボールを捨てる戦術の金沢に対して大宮のプレスはあまり機能しませんでしたが、一方でプレスする時に大事な後ろ側のこの辺の動き、シーズン序盤よりは仕上がってきた感があります。
一方、左サイドは高く上がってくるSBに対してWBがプレス。#ardija pic.twitter.com/L8Hlh5rpQf
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年6月30日
もう少し強い気持ちを持って戦えれば良かったですけど、負けなしという結果が逆に選手をナーバスにさせていたようで、その部分については改善されないまま新潟戦で遂に敗戦。詳しいことは、おきくのこちら。
余談ですが、メンタルについては、実は我々もナーバスになっていたようで。この負けを機にこれまでのうっ憤を晴らすかの如く、大宮サポ界隈から出る不平不満の嵐。
まぁ、うっ憤を晴らすという意味では鹿児島戦への布石だったのかもしれませんけどね。因みにメキシコは鬼強がってました(豆腐メンタル)。
こっから19勝2敗くらいで行けば余裕で昇格出来るわ🤗 #ardija
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年7月7日
ぶっちゃけ現時点での評価なんてクソどうでもよくて、今シーズンの評価はチームの指標としてる86ptを取れるかどうか。基本はそこだけ。#ardija
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年7月6日
まぁ一回記録が止まったのはポジティブに捉えてるけどね、俺は。 #ardija
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年7月6日
話を戻して。ここまでの戦い方を鑑みるに、現時点の大宮はハイプレス・ショートカウンターのチームという大枠で括って差し支えないでしょう。
柏戦の考察で、今後はより能動的な守備をしてくるのではという事を述べましたが、なんか実際そうなってきた感はあります。でも、これまだ全然調整終わってないです。
高い位置で奪いたいから、とにかく後ろで繋いでくるチームにはめっぽう強い。じゃあ、それを逆手に取ってくるチームに対してはどうだろうか。シーズン前半のあまりリスクを取らない守備も出来るはずだけど、それはどこに行ったんだ。ところで、ビルドアップからの攻撃ってどれくらい整備されてるのかずら。
ってな具合に、突っ込み所は色々とある。
リーグ戦後半に突入して、より「J2優勝&J1昇格」という目標を達成するための戦いが求められてくる。一方でその先を考えた「チーム作り」という側面も進めていかなければならない。
高木大宮はこうだと言い切るには、最後の最後まで調整が完了した後、つまり今シーズン終了後まで待つ必要があるのではないかなと最近思います。なので、今後も戦術的にもメンタル的な面でも問題が発生し得るし、むしろその辺を通り越してどうだったか、という長い目でこのチームを見守らないといけないのかなと思います。
3.鹿児島戦=ウイニングイレブン
オンラインのウイイレやってると、稀にいきなり攻撃意識マックスにして挑んでくる人がいますが、そうした相手には奪ってすぐ裏、メッシかムバッペでぶっこ抜いてボールと逆サイドの選手にスルーしてワンタッチでシュート。この試合多分ウイイレです。俺もあります、8-0くらいで勝ったこと。誰かが操作してたに違いない。
攻撃に関しては細かいこと言えば色々と出てくるんですけど、端的に言えばこの2パターンによるものかなと。
こいつぁちょっとイレギュラーな試合かなと思いましたが、実は前回対戦時も大よそこんな展開ではあったんですよね。
個人的には4点目が好きですね。吉永、バブ、ファンマのレイオフによるカウンター。この辺はリーグ戦序盤じゃあんまり見られなかった、或いは精度が低かった点かなと。
ただ、俺が最も興奮したのは79:00~80:00までの守⇒攻への切り替えの部分。その後の、攻⇒守への移行で一気にピンチを招いたけど、それでもスムーズにアタッキングサードまで持っていけたと思います。
実は先日、談議会で得点の分類分けを行ってたんですけど、今年の得点はほぼ速攻かカウンター。でも、しっかり組織された守備から、意識的にカウンターに持っていける場面って、実はそんなに多くない。
振り返りでこのシーンを見て、ちゃんと調整してんだなと。引分け続きだったことや、試合後の高木監督vsインタビュアーがバチバチやり合ってるとこのインパクトが余りに強すぎてなかなか見えてこなかったけど、しっかりと前に進んでるんだなと。
戦術的にまだまだな部分があれど、それはこれから更にアライメント取ってくとして、鹿児島戦はチームの未来の一部分を感じ取れたという意味で、非常に良い試合だったなと思います。
4.京都戦と大前元紀
さて、京都戦が重要な一戦であることは言うまでもないですが、やはりポイントは前線の守備でしょう。恐らくロングボールで回避してくる京都に対してどんな守備、そして攻撃への移行を見せてくれるか、高木監督がどんなことを非公開で仕込んでいるのか、今から楽しみでしょうがないです。
そして、今の所全く活躍できてないに等しい彼にも期待をしたい。
やっぱね、彼がエースなんだと思うんだよね。守備の問題とかあるけどさ。それでも大前のゴールが見てえよ、俺は。#ardija
— Mexicorange (@mexicorange) 2019年7月18日
いろんな大宮系レビューで語られてる通り、彼が試合に出れない最大の理由は守備の部分によるものでしょう。確かに現在の前線3枚と比較した場合は劣っています。
ただ、それを差し引いても有り余る得点センスがあるじゃないかと言ったら、今度はシャドーというポジションが邪魔をする。そして、このタイミングで自分で持って運べる奥抜の躍動。試合をコントロールするのは茨田がいる。うん、厳しい。
でも、見ました?天皇杯のゴール。
大前のゴールって、やっぱ上手いし魅力的なんですよね。今年唯一のリーグ戦ゴールもそう簡単なものではなかった。
戦術とかそんなん一回置いといて、こんなゴール決めれる選手がこのチームにいるのか考えたら、やはり彼は貴重な存在なハズです。勝たなければならない試合が増えていくシーズン後半戦で、この決定力を活かさないとダメです。
昨年の得点王、10番、キャプテン。チームも大前に対する期待は大きいはず。
彼をどう活かすか、そして彼自身がどう後半戦で奮起するか。この辺も昇格を決める大きなポイントになってくるんじゃないかと思います。
そういえば、昨年のアウェイ京都戦でもゴラッソFKを決めてましたね。
5.一歩一歩
J2リーグは1ptの中に、5チームが混在するという謎な局面を迎えてます。こんなの絶対おかしい。
でも、焦ってもしょうがないんだと思います。一歩一歩コツコツと進んでいくしかない。
俺らはひたすら選手をサポートするしか出来ないのです。だったら前向きに、文句を言うなら最後の結果を見てからにしても遅くはないと、そう思いながら、今後も気の向くままブログを書いていくことでしょう。
とにかく、今日は重要な一戦です。
そんな中で何故か解説する事になったので、良かったら酒の肴にでもしてやってください。
それでは、絶対勝ちましょう。
出(させられ)ます https://t.co/EPEiFJAIYb
— Zdenko (@PO6qmzXGZLZ1QCi) 2019年7月16日
以上