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2019 MD29 愛媛戦 ~釈迦が経を読み違ったら~

 

1.気付けば残り13試合

ご安全に。メキシコです。

 

誰にでも間違うことはあると思いますが、それに対して目くじらを立て怒り散らすのか、次に繋げるために鼓舞するのか、やり方は人それぞれ様々だと思います。

 

29節愛媛戦後のゴール裏の対応。それが正しかったのか、これもまた人によって感じ方が違うことでしょう。

 

毎試合先導してくれているコールリーダー達には最大限リスペクトした上で、あれは果たして良かったのか?と個人的には感じています。一方、その対応に賛同する意見に対しても、特に否定はしません。一連の騒動に対する説明も、とりあえずは理解はしました。

 

 

ただ天皇杯後もそうでしたが、敗戦による悔しさを怒りに変え、その感情に任せて物に当たる、警備員に止められる等の行為自体は、推奨されるべきではないでしょう。単純に怖いっす。ハラスメント。

 

負けた時の立ち振る舞いや声の掛け方、もしかすると我々サポーターの真価はそこにあるんじゃないか。そんなことを感じた愛媛戦でした。

 

さて一度立ち止まり、現在の立ち位置を確認しましょう。

 

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先の試合結果で、せっかく戻ってきた自動昇格圏から再びプレーオフ圏に陥落。しかし、勝ち点上は2位京都と同数であり、こと昇格という意味では悪い位置につけている訳ではありません。

 

しかし、優勝争いという面に於いては、首位柏と9pt差とかなり離されてしまいました。柏は連勝街道まっしぐら、これもまたハラスメントです。怖いっす。

 

ところで、筆者が今年基準にしている指標については、今シーズンの新体制発表会で発言のあった「86pt」という数値です。(厳密に言うと、2015年シーズンの成績という事で得失点はプラス35以上・・・う~ん、う~ん・・・笑)

 

 

それを達成するには、少なくとも残り試合を「11勝1分1敗」という、割と、いや普通に厳しい結果を残さなければならなくなりました。2敗したらこの指標は達成出来ません。一方、この結果さえ残せれば優勝の可能性も十分ありえると言ったところです。

 

話は逸れますが、皆さんVAMOS読みました?筆者、大前元紀のインタビューに胸が熱くなりました。今年昇格出来なければ俺がここに来た意味がないと。

 

相当な覚悟を持って臨んだ今シーズン、個人としては納得のいかない日々を送っているにも関わらず、冷静に状況を把握し、来るべき時に備えて虎視眈々と準備しているように受け取れました。

 

彼は、自身の存在価値をゴールと言い切りました。残り13試合で26ゴールくらい期待しましょう。

 

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次に向けて前を向いてみんなで頑張ろう。 まだまだこれから。 これからも応援お願いします。 #大宮アルディージャ

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さて話を戻して、そのインタビュー中、前半戦の出来について彼は「負け無しの期間も、引き分けが多かった。これを勝ちにしないとならない。」旨、発言しています。

 

では後半戦、現時点でどうかというと、ここまで5勝1分3敗。引き分けを勝ちに転じさせるどころか、既に負け数が前半戦を上回っている状況です。これ一つ切り取れば、何となく良くない雰囲気を感じますし、それがゴル裏の怒りに繋がったのかなとも考えられなくはないです。

 

しかし、シーズン当初と比較すれば、チームとしてやれる事は増えてきました。チーム全体としては成長はしているのではないかなと、筆者は感じています。ただ、確かに何かが足りていない。じゃあ、それは何なのか。考えてみたくなりました。

 

2.釈迦にも経の読み違い

 

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まず愛媛戦を振り返ります。

 

・攻撃に関して

攻撃に関しては、プレスがハマらずにトランジション勝負に中々持って行けなかったことがあげられます。これに関しては後述するとして、もう1点、愛媛の守備の仕方について触れたいと思います。

 

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愛媛は、積極的にプレスをかけずに大宮のアンカー(小島)消しながら、ミドルゾーンでセットする守備を基本としていたと思います。

 

そうする事でライン間のスペースが発生し難く、大宮がここ数試合機能していた疑似カウンター的な攻撃も、この試合ではあまり発動しなくなってしまいます。

 

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ビルドアップを図ろうとすると行き詰まり、ロングボールを用いても回収されてしまう。やれていたシーンも多々ありましたが、全体を通すと最終的にはどん詰まる、といった印象は強かったかなと思います。

 

・守備に関して

一方大宮の守備ですが、基本は愛媛と同様の形を取ってきていたと思います。

 

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恐らく、大宮は愛媛のビルドアップを警戒して中央を締め、サイドからボール奪取をしようと考えていたと思われます。同時に、大宮のDHは敵シャドーをカバーする役割を担っていたので、本来であれば横パスやバックパスなどで発動するプレスが、上手いこと連動しなかった様に思います。

 

大宮の1トップがシャドー役を担う敵DHを消しながらプレスを仕掛ける局面はありましたが、その際の愛媛は敵中央のCBと、CB役を担うDHの間にGKが立ち、ビルドアップに参加。

 

大宮のシャドーやDHがプレスに参加しても、愛媛は後方で数的優位を保ち、なかなかボールを渡しません。特に敵アンカーが非常に厄介で、かなり自由にさせてしまっていたと思います。結果、大宮の守備ブロックが左右に振られ、愛媛DFラインに時間とスペースを与えることに繋がってしまいました。

 

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後ろで保持した状態で複数の選択肢がある愛媛は、ドリブルで持ち出すのもヨシ!サイドから崩すのもヨシ!大宮のDHがそこにプレス、或いは迎撃しようとしたならば、縦パスを入れるのもヨシ!ライン間にボールを落とすのもヨシ!という事で、大宮の守備の仕方を利用しながら、上手いこと攻撃の形を構築していたと思います。

 

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※gif画像です。

 

大宮はこうしたチームに対して、しっかりと対策を練った上でプレッシングを仕掛け、ショートカウンターで点を取るという戦い方を取ってきました。しかし、今回は愛媛のビルドアップが一枚上手であり、そこが敗因の一つに挙げられるのかなと思います。

 

しかしこれ、何か既視感がありますが、多分神戸戦がこれに近い構図だったと思います。千葉もこの手法で大宮のプレスを回避しようとする試みがあったと思います(その出来は・・・ですが)。

 

今後各チームとも、大宮対策としてやってくる可能性は今後も十分あるでしょう。そこに不備があるチームに対しては問題ないでしょうが、今回のように組織されたチームに対するこちらの策については、再考する余地がありそうです。こちらはトレーニングの中でしっかり修正して貰えれば問題ないのかなと、筆者は思っています。

 

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この試合、しっかりと対策を取って臨んだら逆にそれを上手く利用され、攻撃の手まで潰されてしまいました。でも、サッカーに於いてはそんなことよくある事だと思うんです。

 

そりゃいくら優秀な監督といえども、選択を誤ったり、対策の対策を取られなす術がなくなることも当然あるでしょう。ただそうなった時に、そのままズルズルとやられて良いのか、という所が問題なのかなと思います。

 

3.チームに問われているもの

 

千葉戦後にこんなツイートをしたことを思い出しました。

 

以前、チームビルディングについて書いた記事の中で守破離について触れた事があります。

 

mexicorange.hatenadiary.jp

 

守~破については、基本戦術の部分、自らアクションを起こす戦術を身に着けていく。気付けばプレッシング、ショートカウンター、ビルドアップの手法まで、それなりに仕込んでこれたんじゃないかと思います。

 

まだ至らない箇所が多々あれど(それは他の談議会ブログをご参照あれ。ご参照あれ。)、恐らく今シーズンはこれ以上戦術的な幅が広がる事はないのではと、筆者は考えています。

 

ただ、今回の愛媛戦や神戸戦、或いはアウェイの京都戦なんかそうでしたが、予め設定してた戦術が通じないとチームとして機能しなくなる、というのは現状大きな課題だろうと思います。

 

言われた通りには出来るようになってきたけど、それ以外のことが起きたときに対応できなくなる、みたいな感じでしょうか。

 

でも、これは起こるべくして起きる現象なのかなと。成長過程に於いては、必ず通るべき壁といいますか。

 

皆さんの職場にも新入社員が入ってくると思いますが、最初は言われた通りにしか出来ないんですよ。というか、もはや言われたことも出来ない。それが徐々に出来るようになっていって、更に色々な経験から自身で判断し、スピードも上がってくる。

 

上司がミスったり指示を間違おうが(その責任は上司のものだが)、その時の対応すら気付いたら出来るようになっていたりする。的確に指示を出すのが上司の役割でもありますが、一方でそれだけに頼っていては組織としても、人としても成長しない。

 

sammy-soccer.com

 

高木アルディージャという一つの組織、そしてそこでプレーする選手、指揮を執る監督、スタッフは、今まさにそこを問われているんじゃないかと思います。

 

ピッチ上で起こる様々な問題。それはマークの問題だったり、立ち位置についてだったり、或いはDFラインの高さ設定だたり、局面毎に色々とあるでしょう。その場その場で適正な判断を、選手たちが取れるかどうか。

 

「離」は師の教えから離れオリジナルを築く段階と言われていますが、このチームに取っては「自分達で判断する」部分がそれに該当するんじゃないか、なんて最近思っております。

 

そしてそれは日本人が最も苦手としている部分と言われています。ここの改善が少しでもあれば、「86pt」という数字も夢ではなくなるし、その先、J1に上がった時も降格争いに左右されない、より強いチームになる礎になるのではないか、と筆者は思うのであります。

 

そして、その改善を図る最も有効な手段は、試合毎に浮き彫りになる課題の修正、日々のトレーニングでの意思統一、そして戦術の深化、その繰り返し。

 

つまり、これまでやってきたことの「継続」である事は言うまでもありません。

 

確かに目先の勝敗が重要な時期ではあります。ただ、それだけに気を取られていては、せっかくここまできたチームの成長を妨げる要因にもなってしまいます。今年は、我々自身も我慢する気持ちが大事なんじゃないでしょうか。

 

4.気持ちを一つに

 

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最後に、もう一つ。先の騒動で、色々な意見を見聞きしました。別にそれ自体は自由なので良いと思います。

 

ただ、少なくとも今この状況下に於いては、我々の中でいがみ合う必要は全くないと思います。オレンジャーの意見に好意的な方も懐疑的な方も、一旦それは忘れましょう。

 

残り13試合は気持ちを一つにして、ただただ勝利を願い、サポートしていくのみだと思います。

 

今年は一時を除いては、比較的過ごしやすい夏だったと思います。そうした影響が今後どう現れてくるかは分かりませんが、とにかく今筆者が強く思うことはただ一つですので、それを書いてこの記事を終わりにしたいと思います。

 

次は絶対勝ちましょう。

 

以上

 

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